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本作のこだわりをプロデューサーへインタビュー!
昨年11月にバンダイナムコエンターテインメントから突然の発表、そのニュースに驚きを隠せないファンに向けて続け様にCBTの実施と、早くも大きな注目を集める『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』。
今回は、そんな話題沸騰のタイトルを手がけるプロデューサーへインタビューする機会をいただいたので、そちらの内容を紹介していこう。
※以下画像は全てクローズドベータ版のスクリーンショットです。
そもそも『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』とは?
『ドラゴンボール』をテーマにした“究極の脱出ゲーム”が幕を上げる!
Switch,PS4,Xbox One,PC対応ゲームソフト『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』は、1対7で繰り広げるドラゴンボールゲーム初の非対称型アクションだ。
フリーザやセル、魔人ブウなどのドラゴンボールを代表する宿敵が担う「レイダー」と、戦闘力5の一般市民「サバイバー」とで繰り広げられるアクション性の高い脱出ゲームのようなシステムとなっている。
本作のコンセプトは?
ここからは、本作のプロデューサーへのインタビュー内容をお届けする。
ゲーム内容やこだわりのポイントについて詳しくお聞きしたので、是非一読してみてほしい。
GameWith(以下GW):
――:戦闘力5の市民vs圧倒的戦闘力の敵役にフォーカスを当てた本作のようなテーマ性のゲームは、今までにありそうでなかったものかと思います。
まず、本作を開発することになったきっかけやバックボーンをお聞かせ願えるでしょうか?
『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』プロデューサー(以下『DBTB』プロデューサー):
今までも「ドラゴンボールならではの要素」を様々なゲームジャンルで表現してきましたが、今回はドラゴンボールならではの「圧倒的な戦力差」とそこから生まれる興奮を表現したいと思い、一般人が登場する非対称型アクションゲームの開発が決まりました。
やはり闘うだけがドラゴンボールの魅力ではないので、いつもとは違った形で作品の魅力を伝えつつ、ゲームとしても新しい価値を提供できればと考えています。
気になるゲーム内容を掘り下げ!
GW:
――:先日のβテストでのフィードバックを踏まえて、製品版でのアップデートに力を入れているところがあれば教えてください。
『DBTB』プロデューサー:
βテストでは多くのユーザーの皆様から貴重なご意見をいただきました。
どれも参考になるものばかりだったのですが、特にレイダーとサバイバーのゲームバランス、目的の示し方や操作性、レイダーの優先権機能の改善などについてのご意見やご要望を多くいただきました。
ご意見やご要望を頂いた部分については可能な限り改善をしていきたいところですね…。
GW:
――:優先権システムによってマッチングが円滑に進んでいた印象があります。こちらを導入した背景や、狙いを教えていただけると助かります。
『DBTB』プロデューサー:
仰っていただいた通り、優先権システムはマッチングを円滑に進めるために導入させていただきました。
ですが、同時に必ずしも希望しているロールがプレイできないという課題もありましたので、引き続き最善のマッチング方法は模索していきます。
GW:
――:マップ上のアイテムをいかに活かすかはサバイバー側の醍醐味の一つだと感じています。
これぞ!というアイテムの活かし方がありましたらぜひプロデューサーからも伺いたいです。
『DBTB』プロデューサー:
アイテムの中でもかなり重要になってくるのは各種レーダーですかね。レーダーは3種類あって、それぞれドラゴンボールの位置を示すドラゴンレーダー、逃げ遅れた市民の位置を示すもの、起動キーの位置を示すものとなっています。
複数のレーダーを見つけた場合、それぞれの機能を重ねることができるので、是非レーダーを強化してマッチを有利に進めてほしいですね。
大胆なマップ破壊ギミックの醍醐味とは?
GW:
――:対戦をより白熱させている要素として、マップ破壊という大胆なギミックの存在は欠かせないと感じています。
マップ破壊の駆け引きの面白さについて、一言いただければと思います。
『DBTB』プロデューサー:
マップ破壊ギミックについては、対戦ゲームなのでこうするのが鉄板というものはできるだけ無くし、あくまで選択肢として機能するように意識して調整しています。
例えば、レイダー自身のレベルとサバイバー達のレベルを見比べて、レベルが十分ならキーが設置されていないエリアを破壊することで、わざと起動システムを早期出現させてサバイバーへ速攻を仕掛けることができます。
一方で、既にキーが設置されているエリアを破壊すれば、起動システム出現までの時間を稼ぐこともできるので、作戦に応じてどのエリアを破壊するか自分で選択していく面白さを感じていただければと思います。
応用すれば、キーが設置されていないエリアをうまく残すことで、そこにサバイバーが移動しないといけない状況を作り一網打尽といったこともできますよ。
レイダー側にエリア破壊という選択肢を持たせるとともに、サバイバー側もそれに対してどうするか考えるという、ミクロなキャラクターコントロールだけでない、マクロな視点でゲームコントロールを考える面白さが入れられたのではないかと思います。
ニヤリとできる原作ネタの数々!
GW:
――:拠点内のトランクスに話しかけるとブルマについて少し話してくれたり、ショップ内で購入できるセルのセリフも原作通りだったりと、原作への熱い愛を節々で感じました。
このように、原作を知ってるとニヤッとできる要素は他にも多くあるのでしょうか?
『DBTB』プロデューサー:
お気づきいただきありがとうございます!
もちろん原作が好きなユーザーの皆様に喜んでいただける要素は多く収録させていただく予定です。
また、本作だからこそゲームプレイに落とし込めているドラゴンボール要素(サイヤ人ポッドやウーロンの変化など)も数多くありますので、そちらにも是非注目していただきたいです!
製品版を待つファンの皆様へ!
GW:
――:発売を待つファンの方へ一言お願いいたします。
『DBTB』プロデューサー:
本作はユーザーの皆様と一緒に作っていく作品だと思っておりますので、皆様のご期待に副えるよう、開発チーム一同尽力して参ります!
そして、再度発売前にテストプレイして頂く機会も現在検討しておりますので、引き続き『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』をよろしくお願いいたします。
まとめ
2022年発売予定の『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』のインタビューについてお届けしてきたが、いかがだっただろうか。
インタビューの最後には、次の試遊機会の示唆もあり、そのときには本インタビューでご紹介いただいたテクニックの数々も早速試せそうだ。
また、今後サバイバーの新たなスキンや、新たなレイダーについても続報があるとのことだったので、本作に期待して待とう。
■『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』についてもっと詳しく!
GameWith編集者情報
幼少期に難病を患うも、ゲームを心の支えとして完治。その後、竹馬の友のごとく歩んできたゲームへの恩返しとしてゲームライターに。 「パワプロ」シリーズで野球の楽しさを知り、「逆転裁判」シリーズで法律の勉強を志すなど、ほぼ全てでゲームの影響を受けながら人生を歩んでいます。 あらゆるゲームの楽しさを伝えたいので、ジャンル問わず幅広くプレイしています。特に「ポケモン」「FE」「世界樹の迷宮」といったシミュレーション・RPG系が好み。 |