
ALGS Year4 Championshipの優勝に輝いたのは「GO NEXT」

2025年2月2日(日)に開催された「ALGS Year4 Championship」DAY5【FINALS】。マッチポイントシステムで行われた9試合目に、数多の競合を押さえ、優勝したのはギリシャのチーム「GO NEXT」となった。

- チーム名:GoNext Esports / @GoNextEsports
- メンバー:Uxako / @UxakoTTV
- メンバー:Hiarka / @HiarkaYeahh
- メンバー:lzhidan / @lzhidann
- コーチ:STEVEZ




「Go Next」優勝者インタビュー

ALGSの大会終了後、GoNextのチームメンバー( HIARKA選手、LZHIDAN選手、UXAKO選手、STEVEZコーチ)に記者会見という形で取材させていただく機会をいただけた。
チャンピオンに輝いた気持ちや、優勝に至った試合中の心境などを中心に本音を語っていただく貴重な場となった。
質問者にはGameWith編集部に加え、他媒体の記者が同席しております。
優勝に対しての気持ち
記者――
「GoNext」は7試合目でマッチポイントが点灯しました。どのような心境で試合に挑んでいたのでしょうか?
HIARKA選手:
自信はあったのですが、少しスロースタート気味でいくつかミスもあって、私も感情的になってしまう場面がありました。ですがそこはチームメイトに助けてもらいつつうまく盛り返して、7試合目でマッチポイントが点灯した時は“いける”と思いました。最終マッチはゾーンに入ってましたね。
記者――
7試合目では既にマッチポイントだった「Alliance」や「Team Falcons」を止めて、チャンピオンになりマッチポイントを点灯させました。あの時の気持ちを教えてください。
HIARKA選手:
私たちは自分たちのプレイだけに集中していました。とくにあの試合は本当に勝たなければならなかったので、気負いすぎて初動のムーブが荒かったりと反省点はあったものの、何とか勝利することが出来ました。最終的に勝って喜んでいる時に初めて「あぁ、あれはAllianceとFalconsだったんだ」と気付きました(笑)。
記者――
これまでのALGSは、TSMやDarkZeroといった北米チームが優勝を重ねてきました。今回ヨーロッパ勢では初めてトロフィーを持ち帰ることになります。今の心境を教えてください。
HIARKA選手:
僕たちがベストだと思います(笑)。私達自身も多くの練習を積んで上手くなってきた実感がありました。多くの方が“また過去に実績のあったチームが優勝するんだろう?”と考えていたと思いますが、その中で私たちが勝つことができて本当に良かったです。
記者――
今回、負けたら終わりの状況の中、ファイナルの7試合目でマッチポイントが点灯したり、ウィナーズブラケットの7試合目でも重要な局面を迎えていました。ここぞという試合で勝つ秘訣などはありますか?
HIARKA選手:
実は僕たちはサッカー選手で背番号7番のクリスティアーノ・ロナウドの大ファンなんです(笑)。大体「7」という数字に縁があるというか、7試合目は必ず勝つぞみたいな意気込みでやっていました。トーナメント形式も「7戦」としてくれれば私達は必ず優勝できると思っているんですが(笑)
STEVEZコーチ:
私たちチームは通常の展開でスロースタートになることが多いのです。序盤で犯したミスを相談しながら調整、修正していって、大体6〜8試合目で勢いが出てくることが多いですね。マッチポイントが点灯したらあとは運要素も強いと思いますが、今回は勝ち切ることが出来ました。
記者――
今回、多くのチームでジブラルタル、ニューキャッスル、ランパートをピックするというチームが多い中、GoNextはランパートではなくカタリストにこだわり続けました。ここにかけた戦略や思いというのはありますか?
HIARKA選手:
実は練習中、最初はランパートを試していました。しかし、これがなかなか私たちのプレイスタイルにしっくり来なかったんですね。そこでコーチがLzhidan選手に「カタリストを試してみたら?」とアドバイスを受け、ロールを交代して使うことになりました。カタリストを使い始めてから私とUxakoもしっかり適応し、チームとして更に成長できたと思います。
LZHIDAN選手:
実際プレイしてみると、ゲーム終盤ではランパートよりカタリストの方が有利だと私達は考えています。ランパートはゾーンの中心を制圧するのに向いていますが、全体的に考えるとカタリストの方が柔軟な選択肢があって、私たちは好きですね。
記者――
この5日間という長い時間の中、うまくいく試合ばかりでは無かったと思います。そういう時に、勝つんだという精神力や集中力を切らさない秘訣があれば教えてください。
HIARKA選手:
私達はこのトーナメントが始まるにあたって、優勝候補でもなんでも無かったため、あまり期待されていませんでした。その意味ではプレッシャーや気負いというものは全く感じていませんでした。ですから自分たちがやるべきことにフォーカスできたと思いますし、実際それを実行できた結果だと思います。
Lzhidan選手がこのチームに入ってきてくれたというのも大きかったと思います。それまでは決勝ラウンドに進むための方法は分かっていたんですが、それを実行して勝ち切ることがなかなかできなかった。しかしLzhidan選手が入ってきたことで実行するためのピースが揃い、火力も大幅にアップしてこういう結果に結びつけることが出来ました。
GoNextというチームについて

記者――
今回のALGSのテーマは「運命が呼んでいる」でした。皆さんはどういった経緯でチームを組むことになったのでしょう?
HIARKA選手:
私たちはずっと一緒にプレイしたいと思っていたのですが、色々な理由で叶いませんでした。ですが、ちょうどいいタイミングでLzhidanがFAになって、最初はなかなか結果が出なかったのですが、今日の結果が全て。暗雲を払拭してくれました。
記者――
Hiarka選手とUxaco選手は組んで長いと思いますが、お互いのプレイで信頼できるところ、直してほしいところはありますか?
HIARKA選手:
直してほしいところはたくさんあります(笑)。上手くいかないカップルみたいな感じで、今回だけは全てのピースが上手くハマったと思います。ずっと別れていたカップルがあるディナーで一緒になって、そこでまた炎がついた感じです。Lzhidanは“ギャルソン(レストランのウェイター)”ですかね(笑)。
チームのファン、会場の観客や日本のプレイヤーへのメッセージ
記者――
札幌では今回初めてeスポーツの大会に来たという方も多いと思いますが、eスポーツの魅力を伝える時、どういったことを伝えたいと思いますか?
HIARKA選手:
まず最初に日本のファンの皆さんは本当にすごいと思います。サポーターも素晴らしいですし、実際に今回触れ合ってみて応援も圧倒されました。私達は今回有力候補でも無かったため、ああいった声援を受けながら試合をするということには少し憧れています(笑)。
実はヨーロッパでも“高いお金を払ってeスポーツの大会に行くの?”と考えている方もいますが、実際に行ってみるとすごく楽しんでくれてファンになってくれる方が多いです。日本でも似たような状況なのかもしれませんが、今後こういったイベントがもっと増えて、足を運んでくれたらたくさんの人がファンになってくれると思います。
記者――
日本でも「Apex」のプレーヤーが多いのですが、上達のコツなどはありますか?
LZHIDAN選手:
私から一つヒントを言うとすれば、トリオでチームメイトと組んで練習するのが重要だと考えています。野良でプレイするのも楽しいですが、大体うまくいかなくて上達しないので、ソロでプレイするのは上手くなってからがオススメです。3人揃えるのが難しければ2人でも良い。とにかく連携するのが重要だと思います。
UXAKO選手:
プロのプレーヤーとか、自分よりも上手い人のプレイを見てレビューするのもオススメです。プロプレーヤーがどういう風に状況を把握しているのか、そしてどういう判断をしているのか、ゆっくり見てみたら色々学びがあると思います。
今回のALGSが日本、北海道で開催されたことについて
記者――
札幌の印象はいかがでしょう?

HIARKA選手:
本当に美しい街です!大きくて景色がキレイで感動しました。
LZHIDAN選手:
会う人みんな暖かいですし、ヨーロッパにないものがたくさんあってリスペクトしています。お店も夜遅くまで開いてますからね(笑)
記者――
札幌ドームで開催された今回のALGSは史上最大規模となりました。この会場で試合に臨んだ感想を教えてください。
HIARKA選手:
最高の舞台だと思います。ものすごい数の観客に見られて、戦って、優勝できたのは本当に嬉しいです。私たち、そして皆さんが愛しているゲームを皆さんに見ていただけて嬉しいですね。
記者――
札幌に来て、美味しかったもの、これから食べたいものはなんでしょう?
LZHIDAN選手:
昨日のラーメンが美味しかったです!
UXAKO選手:
私は日本に来て、チキンがすごく美味しくてずっと食べています(笑)。おすすめされたものでまだ食べていないのはお寿司くらいでしょうか。今夜、何を食べるかはまだ決まっていないです。
記者――
このあと、お祝いしたいとか、美味しいものを食べたいとか、シャワーを浴びたいとか、とりあえずこれがしたい!というのはありますか?
LZHIDAN選手:
今挙げていただいたこと全部やった後に休みたいです(笑)。
HIARKA選手:
私はしばらくはスマホに触らないと思います。さっき少しみたらメッセージの通知が凄くて(笑)。
記者――
また日本でALGSを開催して欲しいですか?
一同:もちろんです!その時は皆さんも来てくれますよね?
記者――
もちろん、また来たいです。今回は優勝おめでとうございます。ありがとうございました!

発売日など基本情報
発売日 |
Switch: 2021年3月10日 PS4: 2019年2月5日 PC: 2020年11月5日 PS5: 2019年2月5日 |
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会社 |
Electronic Arts |
ジャンル | シューティング |
対応ハード | Switch / PS4 / PC / PS5 |
価格 |
Switch : 基本プレイ無料
PS4 : 基本プレイ無料
PC : 基本プレイ無料
PS5 : 基本プレイ無料
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