真ん中に居る奴…まさかチェルノブでは!?
Bokeh Game Studioより発売のPS5,PS4,PC,Xbox Series X|S対応ゲームソフト『野狗子: Slitterhead』は、怪物「野狗子(やくし)」と戦うホラーアクションアドベンチャー。
本作は、1990年代初頭の「九龍」という大都市が舞台。脳のない死体が見つかるといった猟奇的な殺人事件が発生する混沌とした街で、主人公は「憑鬼(ひょうき)」として、犯人と思われる怪物「野狗子(やくし)」たちに立ち向かう。
「憑鬼(ひょうき)」は、普通の人間とは違って実態を持たない。街の人々の体に乗り移ることで行動が可能となり、主人公と強く共鳴できる「希少体」に憑依することで強力なスキルが発動できるなど、思念を駆使したアクションを楽しめる。
フィールドでは、ミッションをこなしつつ「野狗子(やくし)」の痕跡を追って探索していく。「希少体」との会話によって謎が解き明かされるホラーテイストなストーリーにも注目だ。
『SIREN』の雰囲気、シナリオ性を継承しつつ、アクションゲームとしてのゲーム性に特化した本作。ホラーテイストだが、脅かし要素や心霊的な要素は少なくホラー耐性がない人でも問題なくプレイ可能だ。
「憑依」という本作のオリジナリティあるシステムにより、独自性が確立しており、シナリオの一貫性も増していた。
全体的なボリュームは15時間ほどで前編クリアが可能となっており、コンパクトな印象だが、高難易度の設定により歯ごたえのあるプレイが体験できる。
低予算で制作されたと言われており、荒削りさが目立つ部分もあるが、全体的にまとまった作品。
コンセプトやシステムの完成度は高いため、『SIREN』シリーズファンには一度プレイすることを推奨する。
コンテンツ量 2点
自由度 3点
ソーシャリティ 3点
BGM 4点
グラフィック 3点
感情移入 3点
ゲーム性 4点
コンテンツ量 2点
自由度 3点
ソーシャリティ 3点
BGM 4点
グラフィック 3点
感情移入 3点
敷居の低さ 3点
野狗子: Slitterhead(やくし)をプレイしたユーザーのレビュー。