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遠い未来、退廃的な「下の世界」の住民は、荒廃した「上の世界」の限られた資源を取り合って暮らしている。

『THE FINALS』の開発で知られるEmbark Studiosが手掛ける協力型アクションTPS『ARC Raiders』の2次テクニカルテストが4月30日(水)より開催される。
本作は荒廃した未来の地球が舞台のPvPvE脱出シューター。地上は謎の機械「ARC(アーク)」に制圧されており、地下で暮らす人々は「レイダー」が地上から持ち帰る残骸や資源を頼りに暮らしている。
今回は2次テクニカルテストのメディアプレビュー(先行体験会)に参加する機会をいただいたので、一足先にゲームプレイの様子をご紹介しよう。
2次テクニカルテストに参加する『ARC Raiders』とは?
▲ARC Raiders | Closed Alpha | June 2023
ストーリー
本作は、遠い未来の荒廃した地球が舞台のエクストラクションアドベンチャー(脱出シューター)。
「ARC」と呼ばれる謎のマシンに地上での生活を脅かされた人々は、地下都市を築いてその日暮らしに甘んじていた。
プレイヤーはならず者「レイダー」として、地上に遺された資源の残骸を漁り、市民やトレーダーたちと交流しながらこの世界を生き抜くこととなる。



▲人類は、地上で暮らせなくなってしまった。
「脱出シューター」とは
▲ARC Raiders | Gameplay Reveal
近年定番となりつつあるゲームジャンルで、拠点から危険なエリアに出撃して生き延び、アイテムを持ち帰ったりNPCのお願いを聞きながら拠点を拡張したりしていくのが主なゲーム内容だ。



▲彼らの信用を得るには「力」を示さなければならない。
硬派なジャンルとして登場した「脱出シューター」だが、近年リリースされるタイトルには遊びやすい工夫が凝らされている事も多く、初心者が楽しめるタイトルも増えている。
本作もかゆいところに手が届くシステム盛り沢山なので、本稿後述の独自性についてもご参照いただきたい。
■脱出シューターの一連の流れ



▲探索!戦闘!脱出!
基本的には「探索・戦闘・脱出」のサイクルが一般的だ。
まずは「探索」から。出撃したエリア内で、武器やアイテムを拾う。アイテムの用途は換金や自室のアップグレードなど様々。


▲中には、電源を入れて漁るパズル要素も。
次は「戦闘」だ。フィールドをうろつく別のプレイヤーやCPUのメカと戦う。倒せば敵の物資は全てあなたのものだ。


▲破壊したメカも漁っちゃおう!
そして最後に脱出。脱出地点に向かい、戦闘エリアから離脱する。集めた物資は生還しなければ持ち戻れない。


▲いつ、どこで帰還するか。索敵と駆け引きにドキドキ。
戦闘中に倒れると、持ち込んだり拾ったりしたアイテムは全て失ってしまう。そんなローグライクとも似たリプレイ性の高い仕組みが人気を博している。
このほか、商人(トレーダー)からクエストを受けたり、ボスキャラクターと戦ったり、ただの作業に留まらない奥深さが脱出シューターの魅力だ。
最後まで適度な緊張感が続く、ドキドキの探索に出発!

ここからは、『ARC Raiders』の魅力や特徴についてさらに深堀りしていこう。
早いゲームサイクル
プレイ時間は1回の出撃で約20分。作品によっては30~50分ほどプレイするものもあるが、それに比べ本作は短め。
カジュアルな作りかと思いきや、この1プレイに濃密な体験が待ち受けていた。順を追って紹介しよう。
ダンジョンのような重要拠点

本作では重要拠点はマップに赤や黄色のマークが付けられている。こうしたエリアは過去の巨大建造物であることが多く、レアアイテムも見つかる。



▲危険なエリアほど美味しい思いができる。"ハイリスクハイリターン"ってやつだ。
平坦で広い外とは一変、内部は深く入り組んでおり、まるでダンジョン探索のよう。他のプレイヤー(レイダー)に見つからないよう、慎重に行動しよう。
足音は反響して上下感覚が掴みづらいため、これを逆手に取って追手から逃れることもできるだろう。
ARCの脅威に立ち向かおう

■様々なARC
地上を席巻している自律機動メカの総称。重要拠点の見張りドローンもいれば、戦闘用の多脚戦車みたいなのもいて、非常にバリエーションが豊か。破壊に成功すれば残骸から物資を回収できる。


▲どんどん破壊して資材を集めよう!
重要エリアの付近ではARCがよく徘徊しており、発見されればたちまち光や音を発しながら襲われてしまう。
レアアイテムの入手には、相応の準備と覚悟が必要というわけだ。



▲不用意に近づいて、返り討ちに遭ってしまった……
一方で、ARCは見た目も分かりやすく、慣れてしまえばお手軽に物資を回収できるユニットともいえる。わざわざ他のプレイヤーと戦わずとも美味しい思いができるので、積極的に倒してみよう。
■BIG ARC

文字通り「超巨大なARC」のことだ。今回のテクニカルテストで初公開となるこの個体は他に類を見ないほど大きい。

▲遠くからでも圧倒的な存在感を放っている。普通に怖い。
せっかくなので戦ってみたが、超長距離レーザーや弾道ミサイルなど、高火力な攻撃を次々と繰り出してあっという間にやられてしまった。
本テストの目玉ともいえるコンテンツだが、製品版ではどのような登場をするのだろうか。
挑戦する際は、なるべく強い装備で挑んだ方がよさそうだ。



▲まるっきり歯が立たない。どうやって倒すんだろう。
1プレイでいくつもの思考が巡る、濃密な体験

▲走り去るプレイヤーと戦わない選択肢もある。
マップを見ながら次の重要拠点へ向かう。外にはARCの残骸、そしてその先で折り重なる複数の銃声。拠点入り口の人感センサーがけたたましい警告音を出す。

▲この先に、誰かがいる気配……!
息を呑み、入り組んだ拠点内部に侵入すると……誰かが倒れた敵を漁っている!

▲いた!!敵プレイヤーだ!!
攻守入り乱れた激闘の末、辛くも勝利した。
この間、わずか数分。脱出地点までの移動時間も考慮すると、敵が去るのをじっくり待つよりも積極的に動き回る方がよさそうだ。
最後の1秒まで気を抜くな

脱出のためにはエレベータを呼ぶ必要がある。ボタンを押すと、ビープ音とともに地下世界からエレベータが上昇。到着まで周囲を警戒しなければならない。
呼び出し中の大きな音と光は遠くからでも分かってしまうので、非常に無防備かつ危険だ。



▲帰り間際に襲われても諦めるな!
無事にエレベータが到着し、乗り込めたとしても、再度エレベータを起動してハッチが閉まるまでは無防備な時間が続く。
最後の1秒まで、絶対に気を抜かないようにしよう。
細かすぎるリザルトにワクワク

無事脱出するか死亡すると、リザルト画面に移行する。
ここでは先程のプレイでどこを歩き、何を拾い、誰と戦ったのかなど、かなり詳細な情報が確認できる。



▲拾ったアイテム、倒した敵、経路まで全部見れる!
特に戦闘面では、危険なルートやポジションを知る手がかりになるかもしれない。こういったリザルトは単に見るだけでも楽しいし、詳細なリザルトのお陰で「次はどのルートを通るか」など、トライアンドエラーの大きな助けになるだろう。
皆様も自身のリザルトをお楽しみに。
様々な「お役立ちシステム」搭載
帰還時の癒やし、ニワトリ

▲帰ってきてニワトリがいたら、きっと心細くないだろう。
帰還するたびに布やネジなどを支給してくれる素敵な同居鳥。
プレイヤーが出撃中、彼もどこかに出撃しているようだ。本当にただのニワトリなのだろうか。
本作を1人で遊んでいても、家に帰ればニワトリがガラクタを持って待っている。要するに配給のようなシステムなのだが、面白いフレーバーとなっている。
簡易装備で手軽に出撃!

戦闘中に失った装備は返ってこない。何度も倒されていると、いつかすっからかんになってしまう。脱出シューターでは稀によくあることだ。
そこで本作では、簡易装備ですぐ出撃できるモードが用意されている。
支給されるのが高品質な武器やアイテムではなかったりと、いくらか制約があるものの、いわゆる「詰み」状態にはならないので安心してどんどん出撃しよう。
まとめ
ポストアポカリプスを存分に楽しめる!

『ARC Raiders』は、オーソドックスなシステムを踏襲しつつ、荒廃した世界を心ゆくまで堪能できるゲームだった。
錆びついた自動車、遺棄された施設、コンクリートは緑に覆われ、ガラクタから作った武器を手に残骸を漁る……なんとロマン溢れる展開だろう。

「こういうの」が好きな人には必ず遊んでほしいと思える没入感。短編映画を見たような満足感すらあった。
もちろん戦闘や収集、そして冒険が大好きなゲーマーの皆さんもきっと楽しめるだろう。
2次テクニカルテスト開催!
▲ARC Raiders | Tech Test 2 Announcement
冒頭でも触れたが、本作の2次テクニカルテストが2025年4月30日(水)(中央ヨーロッパ時間)より開催される。
今回のテストではPC,PS5,Xboxのクロスプレイも可能なので、こぞって参加しよう。
次に読者の皆さんとお会いするのは地上かもしれない。
2次テクニカルテストに参加する発売日など基本情報
発売日 |
2025年 |
---|---|
会社 |
Embark Studios |
ジャンル | シューティング |
対応ハード | PS5 / PC / Xbox |
価格 |
PS5 : 未定
PC : 未定
Xbox : 未定
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公式HP | |
公式Twitter |
GameWith編集者情報

「ゲームする為に生きてる」と公言しSteamキュレーターを5年続けていたら、本物のライターになっていた。 4歳でボンバーマンからゲームを学ぶ。所持ゲーム800本以上、特に好きなのはEscape From Tarkov、BATTLEFIELD、街づくり、モンハン、ロケットリーグ。楽しむ努力をするのが得意! |
今後発売の注目作をピックアップ!
2025/5/30 発売

/Xbox
ELDEN RING NIGHTREIGN
5,200円(税抜) 2
2025/5/30 発売

Lost Soul Aside
7,254円(税抜) 3
2025/5/22 発売

/PC/Xbox
ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女
6,980円(税抜)