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11/13(金) | 【最新情報】 完全版/PS5版が2021年2月4日(木)に発売決定! |
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『仁王2』とは?
公開中のローンチトレーラー。
遊びごたえ抜群の“戦国死にゲー”『仁王』の続編!
コーエーテクモゲームスより2020年3月12日(木)発売のPS4対応ソフト『仁王2』。2017年2月に発売された『仁王』の続編だ。
本作はダークファンタジー要素と戦国時代の史実が融合した世界観が特徴のダーク戦国アクションRPG。妖怪がはびこる戦国時代で、人間ながら妖怪の力を持つ「半妖」の主人公の旅路が描かれる。
本作では、前作のコンセプトであった“戦国死にゲー”の要素を引き継ぎつつ、「妖怪」のエッセンスがさらに強化。
少しでも気を抜いたら死んでしまうという緊張感の中、敵を倒した時には抜群の手応えと達成感が味わえるといった作品だ。
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『仁王2』プレイした感想!
おすすめポイント
- 一撃が命取りの緊張感溢れるボリューム満点のハードアクション
- 14種の武器と豊富なスキル、自身のスタイルに合わる成長要素
- 同じ装備でも効果が異なる、やればやるだけ強くなるハクスラ要素
一撃が命取りの緊張感溢れるボリューム満点のハードアクション
本作の最大の魅力といえばやはりボリューム感のあるハードなアクションは欠かせない。筆者はこの手の作品を下手ながらも好んでプレイするが、本作は過去プレイしてきた作品の中でも指折りの難易度であった。
ボス戦はもちろん、ボスまでの道中に現れる敵も十分に強力で、間合いを読みながら相手に合わせた構えや攻撃を選択する独特の緊張感を常に感じることができるぞ。
ゲームボリュームもメインミッションだけでなくサブミッションも含めるとかなり豊富であり、プレイを重ねるタイプの作品としても後述する成長要素なども合わせるとかなりの時間楽しむことができる。
▲ステージの最深部で待ち構えるボス戦は特に一撃が重くかなりの緊張感。
▲本作はそこら辺をあるく雑魚敵であっても注意が必要だ。筆者は道中の雑魚にもかなり苦戦した。
▲マップには協力NPCが配置されている。本作は最大3人でのマルチプレイにも対応しているため、一人での攻略が厳しい場合には複数人で挑むのも手だ。
14種の武器と豊富なスキルに守護霊、自身のスタイルに合わる成長要素
ハードなアクションゲームである本作を生き抜くうえで重要となるのが14種の武器とスキルやステータスといった豊富な成長要素だ。本作では14種の武器が登場し、それぞれを使用していくことでスキルを獲得できる。
また、本作ならではのアクションとして妖怪の力を使った多彩なアクションも注目のポイントだ。妖怪を倒した際に落とす魂代をセットすることで、その妖怪にちなんだ技を使用できる。
ちなみに筆者は大振りでダメージの大きい武器を好むため、出の早い妖怪技や大きく移動する妖怪技を使用することで弱点をカバーできるようにしていたが、妖怪技も多数存在するため弱点のカバーや長所を生かした構成を作れるぞ。
▲基本的なスキルを習得できるサムライスキルのツリー。同じようなスキルツリーが武器種ごとに用意されている。
▲筆者がよく使用する猿鬼の魂代。ジャンプで槍を投げる攻撃にも回避にも使える妖怪技だ。
同じ装備でも効果が異なる、やればやるだけ強くなるハクスラ要素
本作を語るうえで同じ名前の装備でも効果が異なるという特徴は欠かせないだろう。本作でプレイヤーが入手する装備の多くは装備ごとに性能が異なるだけでなく、同名の装備でも性能が異なるぞ。
同じ名前の装備であったとしてもレアリティやレベルなどによって攻撃力や防御力が違うだけでなく、それぞれが持つ特殊効果も変化する。
プレイを繰り返して良い装備を入手するハクスラ要素が苦手という場合は、オンラインに接続することで血刀塚から現れる強力なNPCを倒すことで、NPCが装備しているものと同じ装備を入手できるためそちらがおすすめだ。
▲同じ名前の装備でもレアリティやレベル、効果がまるで違う。
▲装備は敵が落とすだけでなく、鍛造することも可能。
▲フィールド上には敵に倒されたプレイヤーの血刀塚があり、呼び出したNPCを倒すことで装備が入手できるぞ!
まとめ
筆者は下手ながらもハードなアクションゲームを好んでプレイするため本作にも挑戦したが、一瞬の躊躇いや欲張りが負けにつながる緊張感と本作のハードさには驚かされた。
前作からあらゆる要素が強化された本作は、やり込みプレイとしてのボリュームもかなりのもの。いわゆる死にゲーと呼ばれるハードなアクションを求めている方はぜひ手に取り本作に挑戦してみよう。
なお、本作は死にゲーと呼ばれるタイプの作品の中でも指折りの難易度を誇るため、決して手放しで万人におすすめできるものではない。アクションが苦手という方は公式サイト等を確認してから購入を検討してほしい。
完全版/PS5版が発売!
本作の完全版『仁王2 Complete Edition』、そしてPS5版『仁王2 Remastered Complete Edition』が、2021年2月4日(木)に発売決定。価格は5,800円(税抜)。
完全版/PS5版では、配信されてきた有料DLC3本をすべて収録し、無料・拡張アップデートの内容にもはじめから対応。『仁王2』すべての要素を楽しめる1本となっているぞ。
▲オリジナル版に特典としてついてきたゲーム内アイテムも実装。
PS5版は新機能に対応
PS5版では、4K解像度や120fpsなどビジュアル面の強化はもちろん、「ハプティックフィードバック」や「アダプティブトリガー」といったPS5ならではの機能にも対応。
より臨場感のある戦国死にゲーを楽しむことができる。
PS4版はアップグレードにも対応
『仁王2 Complete Edition』(パッケージ版/ダウンロード版)を購入した方は、追加費用なしでPS5版『仁王2 Remastered Complete Edition』(ダウンロード版)にアップグレードが可能だ。
PS5版『仁王 Complete Edition』とのセットも発売!
『仁王2 Remastered Complete Edition』と、PS5版『仁王 Complete Edition』の2作品がセットになった『仁王 Collection』もPS5で同日発売。価格は9,800円(税抜)だ。
『仁王 Complete Edition』
の紹介記事はこちら
『仁王2』の発売日など基本情報
発売日 | オリジナル版:2020年3月12日(木) 完全版/PS5版:2021年2月4日(木) |
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会社 | コーエーテクモゲームス |
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ジャンル | アクションRPG |
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価格 | オリジナル版:7,800円(税抜) 完全版/PS5版:5,800円(税抜) |
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対応ハード | PS4 / PS5 |
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商品情報 | パッケージ版/ダウンロード版 |
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公式サイト | 仁王2 公式サイト |
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公式Twitter | 仁王2 公式アカウント |
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どんなゲーム?
ゲームは戦国の世を舞台に舞台した3DアクションRPG。人間ながら妖怪の力も併せ持つ「半妖」の主人公を操作し、迫りくる武士や妖怪たちと戦っていく。
多様な武器やスキル、自身に憑依させることで特殊な効果が得られる守護獣など、多彩なアクション要素が存在。それぞれが絡み合うことで、ハイレベルなアクションが楽しめるぞ。
前作にもあった「守護霊」システム。今作からの新要素「妖怪化」にも関連する、重要な要素の1つだ。
妖怪化
今作からの新要素「妖怪化」。主人公の持つ妖怪の力と、憑依させている守護霊の力を駆使することで、普段とは違うアクションや立ち回りを繰り出せるぞ。
妖怪化中に繰り出せる強力な一撃「特技」。憑依させている守護霊の種類によって、出せる技が変化する。
■妖怪化の姿
「猛」の守護霊を宿し妖怪化した姿。筋骨隆々、鬼のように荒々しい風貌で、大槌を振りかぶる。
「幻」の守護霊を宿し妖怪化した姿。不可思議な力を操ることに長けている。携えた武器は意のままに形を変え、敵へと飛び、手元に戻ってくる。
「迅」の守護霊を宿し妖怪化した姿。人間離れした素早さを発揮する。一瞬で間合いを詰め、目にも止まらぬ連続攻撃を繰り出せる。
■妖怪技
妖怪からドロップする「魂代」を装備すれば、その妖怪の持つ個性的なアクションが使えるぞ。
■妖怪武器
「妖怪武器」と呼ばれる武器が新登場。妖怪の気力を奪う、ゲージを貯めると真の力が解放できるなど、妖怪との戦闘には欠かせない武器だ。
キャラクタークリエイト
主人公の姿を自由に設定できるキャラクタークリエイト機能も搭載。輪郭や肌の色、加齢の表現など細部まで変更できるので、お気に入りのアバターで戦場に繰り出そう。
オンライン要素
オンライン要素として協力プレイを収録。前作は2人プレイまでだったが、今作では3人でのマルチプレイも可能だ。
さらに、非同期のオンライン要素も搭載。他のプレイヤーの動きを再現したAIが敵か味方となってフィールドに現れるという、一風変わったオンライン要素が収録されている。
■ 勢力戦
今作でも、前作と同様に勢力戦が収録。勢力戦では、紅軍に割り当てられたプレイヤーと、白軍に属する全てのプレイヤーが、一定期間で稼いだ武功の合計値を競う。
▲優秀な成績をおさめたプレイヤーは、武家の「家宝」を一定期間借りることができるぞ。
ハクスラ要素「茶器」
今作で追加された新しいハクスラ要素「茶器」。
発見した茶器を松永久秀に鑑定してもらい、鑑定が済んで無事入手できた茶器の種類によって様々なメリットが得られるぞ。
▲鑑定をくぐり抜けた茶器のパラメータの合計値に応じて、メリットが得られる。幸運、獲得金、茶器ドロップ率など、十分などのパラメータを重視するのか組み合わせを考えよう。
▲なお、鑑定に出した茶器が久秀の眼鏡に適う品でなかった場合、容赦なく割られてしまう。久秀の審美眼は厳しい。
キャラクター
引用元:仁王2 公式
主人公(男)
主人公(女)
藤吉郎 (CV:竹中直人)
霊石を商う、野心溢れる行商人。主人公の妖怪の力の暴走を抑える、不思議な能力を持つ。守護霊は、日吉大社に祀られる山王権現の使いでもある「真猿(まさる)」。
■ 藤吉郎 (小壮年期)
▲織田軍の中で有力武将として一目置かれるようになった藤吉郎。戦場で何度も死線をくぐることで、武将としての威厳と凄味を備えるに至った。身に着けている武具も、身分にふさわしい豪華なものになっている。
無明 (CV:波瑠)
無明は、妖怪を狩る一族「ソハヤ衆」の頭領の名。守護霊「八百波姫(やおなみひめ)」は、不幸な出来事により人魚に変じた古の姫君だとされる。
織田信長 (CV:井上和彦)
若き日の織田信長。奇抜な振る舞いや服装を好み、うつけと呼ばれた。服装の各所に南蛮趣味がうかがえる。守護霊は「豹尾神(ひょうびしん)」。不浄を決して許さない苛烈な神、三宝荒神の化身だという。
濃姫 (CV:田中理恵)
斎藤道三の娘で、織田信長の正室。凛とした美しさと威厳を備えた女性で、氷のように冷たいと思われることもあるが、夫の信長を深く愛している。守護霊の薄氷蝶(うすらひちょう)は、死者の魂との関わりが深いという。
今川義元 (CV:中尾隆聖)
東海道の大部分を支配下におさめ、海道一の弓取りと称えられる大大名。信長の天下統一への道に立ちはだかる、巨大な壁と言える存在。
柴田勝家 (CV:磯辺勉)
織田家の重鎮。「鬼柴田」「かかれ柴田」「瓶割り柴田」と複数の異名を持つが、いずれも彼の勇猛さを示すものである。ルイス・フロイスも「信長の時代の日本でもっとも勇猛な武将であり果敢な人」と評している。守護霊は猪笹王。
前田利家 (CV:檜山修之)
槍の名手。血気盛んな傾奇者として知られ、派手な作りの長槍を携えて町を練り歩き「槍の又左」と異名をとった。守護霊は送り犬。
蜂須賀小六 (CV:三宅健太)
川並衆の顔役。川並衆は墨俣一帯に棲む和魂妖怪が緩く連帯した、一種の互助組織である。小六はあやかしの血を引いており、体の各所に河童に似た特徴を持つ。
真柄直隆 (CV:山本格)
朝倉家の家臣。五尺三寸(およそ160cm)もの大太刀、太郎太刀を軽々と振るった怪力の猛将として知られる。姉川の戦いでは単騎で徳川勢に突撃し、十二段構えの陣立てを八段まで突き破ったという。
服部半蔵 (CV:森川智之)
「」…徳川家康に仕える忍者。本名は正成(まさなり)。通称の半蔵は、伊賀国(現在の三重県西部)の忍び衆の頭領が代々受け継ぐ名のひとつ。伊賀衆を指揮して隠密活動に従事する一方、武将としても活躍。槍の達人であり、その武勇は“鬼の半蔵”と称されるほどだった。
本多忠勝 (CV:玄田哲章)
「」…徳川家康配下の戦国武将。通称は平八郎(へいはちろう)。特に功績の大きかった四武将の一人として、徳川四天王に数えられる。徳川家に代々仕える譜代の家臣で、群を抜いて戦功めざましく、圧倒的に不利な戦況でも敵勢を驚かすほどの見事な撤退戦を演じ、“家康に過ぎたるもの”と高く評価された。
お市 (CV:園崎未恵)
▲織田信長の妹。尾張清洲城に暮らし、その美貌は傾国と噂された。新たに織田家に取り立てられた藤吉郎と主人公の活躍を見守る。のち兄、信長の意向により、近江国(現在の滋賀県)の浅井長政に嫁ぐことになる。
斎藤利三 (CV:小山力也)
▲明智光秀の家臣。光秀と同じ美濃国(現在の岐阜県)の出身だが、正確な出自には諸説ある。美濃斎藤家に陪臣として仕えたのち、光秀の配下となった。光秀に重用されて明智家の筆頭家老として活躍。四国の大名、長宗我部元親に妹が嫁いでいた縁で、織田家と元親の仲介役も果たした。
松永久秀 (CV:千葉繁)
▲大和国(現在の奈良県)を本拠とする戦国武将。通称は弾正(だんじょう)。主家である三好家を圧倒して当主を亡き者にしたほか、足利将軍家を京から追放するなど、梟雄(きょうゆう)と呼ばれるに相応しい非道を用いて畿内を席巻した。裏切りをためらわず、奸計に長ける反面、茶の湯などを愛する風流人で、高価で貴重な茶器を多数目利きして掘り出し、所蔵したという。
浅井長政 (CV:興津和幸)
▲近江国(現在の滋賀県)の戦国大名。尾張から美濃へと進出した織田信長と同盟を結ぶため、信長の妹、お市を妻に迎えた。信長の義弟として厚い信頼を受けていたが、突如裏切り、越前の朝倉攻めに向かった信長を急襲する。
明智光秀 (CV:三上哲)
▲織田家の家臣。美濃国(現在の岐阜県)の出身とされるが、確かな出自は不明である。斎藤家が滅んだ際、織田信長にその才を見出されて仕えることになった。織田家に加わってからは高い教養と軍才をもって信長の信頼を獲得し、新参ながら異例の出世を遂げた。
斎藤道三 (CV:山路和弘)
▲美濃国(現在の岐阜県)の元戦国大名。下剋上によって大名の座を勝ち取った野心家で、“美濃の蝮”の異名をとる。尾張の織田家と争っていたが、娘の濃姫を織田家の嫡男、信長に嫁がせることで和睦し、美濃の支配を確かなものとした。今は家督を子の義龍に譲り、隠居の身となっている。
深芳野 (CV:井上喜久子)
▲謎めいた美しい女妖怪。主人公と二人、静かに暮らしていたが、ある日、錫杖を持った謎の男に襲われる。深芳野は最後の力を振り絞り、主人公に小刀を託した。
竹中半兵衛 (CV:内田夕夜)
▲美濃国(現在の岐阜県)の武将。はじめ斎藤家に仕え、織田家の美濃侵攻をよく防いだ。主君を諫めるために、僅かな手勢のみで斎藤家の本城、稲葉山城を占拠したことがあり、稀代の智将として知られる。
千利休 (CV:羽佐間道夫)
▲秀吉に仕えた茶人。元は堺の商人。武野紹鴎(たけのじょうおう)に師事して茶の湯を究め、のちに茶聖と称された。はじめ織田信長に召し抱えられ、信長の死後は豊臣秀吉に仕えて側近となる。茶の湯を政治的に利用する信長や秀吉の政策の中心に置かれ、利休は多くの大名に影響力を持つに至った。
斎藤義龍
▲美濃国の戦国大名。斎藤道三の嫡子。道三の隠居に伴い、家督を継いで稲葉山城主となった。しかし、父の道三とは敵対。道三は娘の濃姫を信長に嫁がせて織田家と同盟を結んでいたが、この義龍の行動により再び美濃と尾張は争うことになる。
果心居士 (CV:大塚芳忠)
▲錫杖を携え、禍々しく輝く赤い瞳を持つ僧形の怪人。過去に主人公を襲って重傷を負わせているほか、さまざまな事件の影で暗躍する。その正体は謎に包まれている。
登場人物たちの相関図
妖怪
「馬頭鬼(めずき)」…馬の頭を持つ鬼。地獄絵巻や百鬼夜行に多く描写される妖怪であり、一説によれば人と馬が大量に死んだ後に、その怨念が混じり合って生まれるとされる。
「猿鬼(えんき)」…人に虐げられ恨みを抱いた猿がアムリタの力により妖怪化し、巨躯と高い知能を得たもの。頭部の大きな一本の角は「猿鬼」の力の源であり、鬼と称される理由でもある。
「餓鬼(がき)」…生前の行ないの報いとして常に極限の飢餓状態にある亡者。見境というものがなく、ときには動きを止めた同類すら喰らおうとする。
「魑魅(すだま)」…「木霊」が荒魂と化したもの。元が人畜無害な存在であるため荒魂化しても大した攻撃性を持たないが、物欲が強くさまざまな品物に執着を示す。
「火車(かしゃ)」…死者の亡骸を奪い、地獄へ持ち去るという化け猫の妖怪。自らが地獄に連れていった亡者を苛む獄卒でもあり、経済的に苦しいことを俗に「火の車」というのは貧苦をこの火車に苛まれる苦しさに例えたもの。
「古龍火(ころうか)」…古びた石灯籠が変じた妖怪で付喪神の一種。人間を驚かせ恐怖させることを好む。手に持っているのは長大なキセルだが、人を殺傷するために槍の穂先が取り付けられている。
「姑獲鳥(うぶめ)」…赤子の死を受け入れられないほどの強烈な母性が妖怪へと変じた存在。妖力を帯びた髪を翼のように広げて飛ぶ様子が名前の由来となった。
「山姥(やまんば)」…通りがかった旅人などを食らう老女の妖怪。痩せこけた老婆の姿で油断させ、鋭く研いだ包丁で殺害する。恐ろしく足が速いため、逃げるのは困難である。
「すねこすり」…丸っこい猫のような姿をした妖怪。道を歩く人に近寄ってきて足元にまとわりつくとされる。一説には、早死にした子供の霊が変じたものであり、母の温もりを求めて人にすりよってくるのだという。
「煙々羅(えんえんら)」…常闇に呑み込まれ命を落とした人々の恨みの念が、煙状の常世に宿って鬼の形を成したもの。風呂場やかまどなどに立ち上る湯気や煙に紛れ、人を襲うとされる。
「一本だたら」…一つ目一つ脚の妖怪。だたらは製鉄や鍛冶を意味し、過酷な労働で目や足を患った鍛冶師が鬼に変じた姿とされる。槌や大太刀などの武器を手にしているが、強靭な脚による攻撃にも注意しなければならない。
「わいら」…巨大な体に太く長い一本だけの爪を持つ前足を備えた、正体不明の妖怪。いくつかの絵巻に描かれているが、いずれも下半身が描かれておらず、全容は明らかでない。常世に潜んで人間を待ち伏せ、襲って食うといわれる。
「両面宿儺(りょうめんすくな)」…背中合わせに赤と青の二体の鬼がくっついたような姿をした異形の妖怪。仁徳(にんとく)天皇の治世に飛騨国(現在の岐阜県北部)に出現したとされ、四本の腕に持った複数の武器を振るって暴虐を極め、民から収奪を行ったという。
あらすじ
引用元:仁王2 公式
時は1555年、徳川家康により天下統一が成される幾らか前の時代。
人と妖怪の間に生まれた主人公は、美濃の国で暮らしながら、妖怪退治や傭兵に明け暮れていた。
ある日、主人公は凶暴な妖怪を討ち果たすも、その過程で自身の妖怪としての力も暴走してしまう。
そこへ駆けつけ、主人公の暴走を止めたのは“霊石”を売り歩く商人、藤吉郎。
二人が戦国時代を”仁王”の如く駆け上がる、「秀吉」の物語の幕開けであった。
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