ゲーム制作の苦悩を描くナラティブアドベンチャー『GOODBYE WORLD』がSteamで発売中！

最終更新 : 2022年11月24日17:03

GOODBYE WORLD

2人の女性クリエイターの苦悩をゲームならでは演出で表現！

FLYHIGH WORKSから発売のSwitch,PC対応ゲームソフト『GOODBYE WORLD』は、ゲーム開発者の苦労を描いたナラティブアドベンチャー。

本作は、人見知りのプログラマー「蟹井」と、陽気なデザイナー「熊手」という真逆の性格をした女性2人がゲーム開発の成功を目指していく作品。

2人は専門学校で意気投合し就職をせずゲーム作りに情熱を注ぐものの、アルバイトの時間ばかりが増えていく。この現実を見て2人のクリエイターは何を決断するのか、といった物語が描かれる。

ゲームはシナリオパートとアクションパズルパートで進行。パズルで遊びながら、夢を持って2人の女性がぶつかり合う物語が楽しめる作品となっている。

▲本作のトレーラー。

『GOODBYE WORLD』の魅力は？

▲ゲーム制作の苦悩は続く。まさに「ナラティブ」を体現したつくりとなっている。

本作は、「ナラティブアドベンチャー」を冠する通り、物語を重視したアドベンチャーゲームだ。

人見知りのプログラマー「蟹井」と、陽気なデザイナー「熊手」の正反対の性格の2人でインディーゲーム制作に打ち込む様子が全13話で描かれる。

▲ゲームは売れず、バイトの勤務時間ばかりが増えていく。創作の厳しい現実が描かれる。

厳しい現実と直面し、キャラクターが苦悩する様子につい感情移入してしまうことだろう。

特に、何か創作に打ち込んだことがある人なら本作のストーリーは心に刺さって抜けなくなること間違いなし。

1本の映画を見たかのような満足感を得られる作品となっている。

また、本作を制作したYO FUJII氏は会社を辞めて制作に打ち込んだとのこと。氏のゲーム制作への熱意や苦悩が作品から伺えるので、気になった人は是非プレイしてみてほしい。

▲ドット絵で描かれる彩度低めのグラフィック。ノスタルジックな雰囲気を感じさせる。

本作は全編を通して丁寧なドット絵で描かれる。ポップでどこか懐かしさを感じさせるグラフィックは本作の物語をより引き立てることだろう。

キャラクターの感情が伝わる演出や心地よいBGMのおかげで、自然と物語に没入できる。

また、後述のミニゲームも演出の一部となっているなど、ゲームだからこそできる演出の数々も魅力だ。

▲ミニゲームは自然と物語とリンク。ゲームプレイを通してキャラクターの感情がプレイヤーに伝わる。

▲本作のミニゲーム『BLOCKS』。物語に連動するかのようにステージも変化。

本作はストーリーの展開に合わせて、全12ステージの横スクロールのパズルミニゲームをプレイできる。

ただプレイするだけでなく、キャラクターの置かれた状況や感情に合わせた、ある種の情景描写のようなものとなっている。

また、パズルゲームのクリアはストーリー進行に必須ではないので、続きが早く見たいという人も詰まることなく進められるのは遊びやすいポイントだ。

GOODBYE WORLD