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「Nex Playground」をTGS2026のビジネスデイで先行体験!“アクティブプレイ”の魅力と日本展開に迫る

「Nex Playground」をTGS2026のビジネスデイで先行体験!“アクティブプレイ”の魅力と日本展開に迫る

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Nexは、東京ゲームショウ2026のビジネスデイに、メディア向けに家庭用ゲーム機「Nex Playground」の個別取材の場を設けた。

取材では、「Nex Playground」の試遊体験に加え、Nex共同創業者兼CEOのDavid Lee(デイビッド・リー)さん、Nexプレジデント兼インターナショナル統括のTom Kang(トム・カン)さん、そしてNex日本法人ゼネラルマネージャーの山本恵美子さんとの対談形式によるプレゼンテーションも実施。

本稿では、実際に「Nex Playground」を遊んで感じた魅力とともに、Nexの企業理念や「Nex Playground」に込められた想い、日本展開への展望についてもお届けしていく。

目次

「Nex Playground」とは?

「Nex Playground」は、米国のNexが開発した、子どもと家族向けのゲーム機だ。

小さな箱のような本体をテレビの前に置くと、内蔵の広角カメラとAIによるモーショントラッキング技術がプレイヤーの動きを読み取る。ジャンプする、手を伸ばす、踊るなどといった身体の動きがそのまま操作になるため、コントローラーや身に着ける機器は不要だ。

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公式サイトでは「誰でも楽しめる」としており、ラインナップはスポーツ、ダンス、フィットネス、知育など幅広い。

本体には5つのゲームが内蔵されていて、サブスクリプション「Play Pass」に加入すると60タイトル以上が遊び放題になる。「ブルーイ」「バービー」「セサミストリート」など、人気IPを使ったタイトルも揃う。

※日本での発売時には、提供タイトルが異なる場合がある

家族で使うことを前提に、安心して遊べる仕組みにも力を入れている。広告やゲーム内課金はなく、モーショントラッキングの処理は本体の中で完結し、映像がクラウドにアップロードされることもない。

Wi-Fiが必要なのはゲームのダウンロードやアップデートのときだけで、普段はオフラインで遊べる。カメラには付属のカバーをかぶせられる。日本ではCERO A(全年齢対象)のタイトルだけを配信する予定だ。

北米では累計販売台数が100万台を突破し、全米7,000以上の店舗で販売されている。日本では2027年の発売を予定していて、発売時期と価格は調整中だ。

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「Nex Playground」はなぜ生まれた?Nexが語る“アクティブプレイ”の思想

試遊の前に、Nexの成り立ちや「Nex Playground」に込められた理念について、対談形式でプレゼンテーションが行われた。

デイビッド・リーさん(以下、リー)
私が最初に起業したスタートアップは2008年にAppleに買収されました。その後8年間Appleで働き、2017年にNexを創業しました。

ですが、AppleやNexよりも前から私の中にあったものがあります。それが「SLAM DUNK」です。

私は「SLAM DUNK」を見て育ちました。バスケットボールをとても愛しています。私には「宮城リョータ」の身長と、「三井寿」のスリーポイント、そして「桜木花道」のハートがあります。

ほかのバスケットボールを愛する子どもたちと同じように、私もNBAでプレーすることを夢見ていました。残念ながらその夢は叶いませんでしたが、私のテクノロジーのスキルが、私をNBAへ連れて行ってくれたんです。

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▲デイビッド・リーさん

そうして筆者の前に差し出された、小さな箱。その中から顔をのぞかせたのは――アクティブプレイシステム「Nex Playground」だ。第一印象は、思っていたよりもずっと小さい。

「この小さな箱がNBAに連れて行ってくれるの?」「……というか、これでどうやって遊ぶんだろう?」そんな疑問を抱きながら、筆者はリーさんの説明に耳を傾けた。

リーさんは2018年、Appleのプレゼンテーションでモーショントラッキング技術を活用したバスケットボールトレーニングアプリを披露。

その翌年には、NBAがNexの投資家兼パートナーとなり、その過程でスポーツトレーニング向けに開発した技術が、ゲームの分野でも大きく発展できることに気づいたという。

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リー
ゲームへ方向転換していく中で、私は常に二人の人物を心に置いていました。スティーブ・ジョブズさんと、岩田聡さんです。

ジョブズさんからは「Think Big(大きく考えること)」と、細部にまで注意を払うことを学びました。そして岩田さんからは、ゲームはすべての人のために存在し得るものだということを学びました。

子どもから親、祖父母まで幅広い世代をひとつにつないだ、任天堂のゲーム機「Wii」。そうした体験も、Nexにとって大きなインスピレーションになっているという。

リー
それらがすべて形になったものが、この「Nex Playground」です。この小さな箱には多くのテクノロジーが詰め込まれていますが、使う人にとっては非常にシンプルなものになっています。

そして私たちは、「アクティブプレイ」という新しいカテゴリーを作ろうとしています。私たちのミッションは、アクティブプレイを通じて家族や友人のつながりを深めることです。

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小さな子どもたちにとっては「遊びたい」という気持ちを満たし、親御さんにはフィットネスとしての効果もあります。そして、おじいちゃんやおばあちゃんにとっては、シンプルで楽しい形でお孫さんたちと一緒に遊べる機会を作ることができます。

家族の皆さんの役に立つためには、「信頼」がすべての基盤である必要があります。

「Nex Playground」では、モーショントラッキングの処理は本体内で完結し、映像がクラウドにアップロードされることはないという。また、システムはクローズドなプラットフォームとなっており、提供されるゲームラインナップもNex側で選定。子どもを含む家族が安心して利用できる環境作りにも力を入れている。

ゲーム開発に関しては、Nex社内の4つのスタジオに加え、世界各国の15のスタジオともパートナーシップを結んでいる。その中には、日本のスタジオも含まれているとのことだ。

2027年、日本へ。日本向けの「Nex Playground」を目指して

続いて、トム・カンさんから現在の事業展開について発表があった。

トム・カンさん(以下、カン)
私たちは非常に速いスピードで成長しています。2024年には全米で約1,000店舗だった取扱店舗が、2025年には約5,000店舗、2026年には7,000店舗以上まで拡大しています。

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▲トム・カンさん

北米ではCostco、Target、Walmart、Best Buyといった大手量販店をはじめ、AmazonやTikTok Shopなどのオンラインストアでも販売。

さらに、一部の販売店には、実際に「Nex Playground」を遊べる体験スペースも用意されており、ユーザーにまず製品を触ってもらうことを大切にしているという。

カン
私たちのCEOであるデイビッドは、カスタマーコミュニティサービスのヘッドでもあります。SNSなどさまざまなチャンネルを通して、毎日ユーザーの皆さんとコミュニケーションを取り、フィードバックを受けたり、質問に答えたり、ときには「ごめんなさい」と謝罪することもあります(笑)。

私たちがここまで熱心にお客様の声に耳を傾ける理由は、子どもたちや家族の皆さんのために、この製品をより良くし続けたいからです。

北米での展開を経て、2026年にはイギリスとアイルランドでの販売もスタート。さらに同年内にはドイツでの展開を予定しており、そして2027年には日本での発売を計画している。

日本展開については、単純に海外で展開している製品をそのまま持ち込むのではなく、日本市場に合わせた形で提供することを重視しているという。

ハードウェアやサブスクリプションについても日本市場に合わせた価格設定を検討しているほか、日本のIPや音楽の導入、日本のゲーム開発者とのタイトル制作、オンライン・実店舗双方での販売などを計画している。

カン
私たちは、日本のマーケットをアメリカやヨーロッパとはまったく異なるものとして捉えています。ですので、日本で「Nex Playground」を発売する際には、日本の市場やお客様にしっかりと合わせた形で発売したいと考えています。私たちは日本のマーケットに、愛とリスペクトを持って取り組みたいのです。

そして、日本展開において重要な役割を担うのが山本恵美子さんだ。

山本さんはセガでゲームデザイナー兼ディレクターとしてキャリアをスタートし、その後ウォルト・ディズニー・ジャパンで「キングダム ハーツ」シリーズの誕生を主導、同シリーズのエグゼクティブプロデューサーを務めた人物だ。

ここでプレゼンテーションは、ゲームファンにはお馴染み(?)の“あのエピソード”へ。

山本恵美子さん(以下、山本)
ゲームプロデューサーの橋本真司さんがよくメディアに出ていらっしゃって、そこで『キングダム ハーツ』誕生に関するエレベーターピッチのお話をされていますよね。エレベーターで出会ったという話は、実は本当で――。

カン
本当の話! 本当の話なんだよ!「キングダム ハーツ」シリーズは、エレベーターの中で生まれたんだ(笑)!

山本
……まあ、その話はちょっと盛りすぎなんですけど(笑)。私と橋本さんがエレベーターで出会ったという話は本当なんです。

日本の開発は非常にユニークですし、日本の開発者さんにはこのハードが向いていると思っています。日本のIPと一緒に作品を完成させ、それをグローバルへ広げていくことが、私に課せられたミッションでもあり、楽しみでもあります。

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▲山本恵美子さん

カン
日本での発売後は、2027年を通してヨーロッパ、中東、アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、そしてアジア太平洋地域のさまざまな国へ展開していく予定です。2027年末には、ほぼすべての主要なゲーム市場への展開を終えている見込みです。

「Nex Playground」が目指す“アクティブプレイ”という考え方、そして2027年に予定されている日本展開への本気度が伝わるプレゼンテーションとなった。

リーさんと本気対決!「Nex Playground」で“アクティブプレイ”を体験

プレゼンテーションの後は、実際に「Nex Playground」を試遊することに。今回は2人でプレイするということで、対戦相手はリーさんだ。

「……ん? 対戦相手? 協力じゃないの?」

そんなことを思っていた筆者をよそに、ニッコニコで準備を始めるリーさん。

「おぉ……こうなったらやるしかねぇ!」

腹をくくった筆者、いざ征かん。プレイするタイトルは『Sonic Forces: Rival Rush™』。2026年秋に配信予定の対戦型ランニングゲームだ。

操作方法はいたってシンプル。ソニックなどのキャラクターが自動でまっすぐ走るので、アイテムや障害物に合わせて、身体を左右に動かしてレーンを変更したり、その場でしゃがむことで障害物をくぐり抜けたり、ジャンプしたりする。レース中に入手したアイテムは右手を挙げることで使用可能だ。

これらのアクションを駆使しながら、相手より先にゴールを目指す障害物競走となっている。

NEX取材の画像
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……説明すると簡単に見えるかもしれないが、実際に遊んでみると、これがなかなか難しい。操作に慣れていないこともあり、あっという間にリーさんが操るキャラクターは遥か彼方へ。一方の筆者は、道中の柱に阻まれ、バリケードへ自ら突っ込み、挙げ句の果てにはアイテムを障害物と勘違いして取り逃すという、しっちゃかめっちゃかな状態である。

結果は2位。リーさんは圧倒的な差をつけ、堂々の1位となった。

NEX取材の画像
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悔しい気持ちはあるが、身体を動かしながら遊んでいたからなのか、不思議とプレイ後は爽快な気分だった。

普段のゲームでは指先の操作だけで完結することも多く、オンラインで誰かと遊ぶ場合でも、実際に顔を合わせて楽しさや喜びを共有する機会は少なくなりがちだ。

……なるほど。これが「Nex Playground」の真髄なのかもしれない。身体を動かし、一緒に汗を流しながらゲームを楽しむ。

そして、その場にいる家族や友人と楽しさや喜びを分かち合う。まさしく、Nexが掲げる“アクティブプレイ”である。

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続いて、リーさんが紹介してくれたのは『Starri』。画面に流れてくるノーツに合わせて腕を動かし、リズムに乗りながらスコアを競う体感型リズムゲームだ。

ここでは、リーさんが実際のプレイを交えながら1曲デモンストレーションを見せてくれた。

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……キレッキレである。曲が始まるやいなや、スムーズでありながらメリハリのある動きで、次々と流れてくるノーツを捌いていくリーさん。まるでダンサーの魂が身体に乗り移ったかのような動きで、最後まで踊りきった。

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「もしかして、ダンス教室のコーチとかやってらっしゃいますか?」

筆者からの突然の質問に、一同大爆笑であった。こうして「Nex Playground」の試遊は終了。

短い時間ではあったものの、自分の身体を使って遊ぶという本機ならではの体験をしっかり味わうことができた。

また、コントローラーを持つ必要がないという点も特筆すべきポイントだ。両手が完全に自由になるため、操作を意識することなく、思いきり身体を動かしてゲームに入り込める。

実際に遊んでみると、「身体を動かすこと」そのものが操作になるというシンプルさが、「Nex Playground」の遊びやすさにつながっているように感じられた。

「『Nex Playground』は、私たちにとってのグリードアイランド」

試遊後には、プレゼンテーションで語られなかった部分について、筆者からいくつか質問させてもらった。

──Nex独自のオリジナルタイトルについて、今後どのように展開していく予定でしょうか?

リー
Nexには4つの内部スタジオがあり、そこではすでにオリジナルタイトルを開発しています。

山本
アメリカでは、すでに多くのオリジナルタイトルが展開されています。日本のデベロッパーは面白い作品を考えることに非常に長けていると思っていますので、そのあたりについても今後進めていきたいと考えています。

──リーさんは「SLAM DUNK」を見て育ったとお話しされていましたが、「SLAM DUNK」のIPを使用したタイトルを今後展開する予定はありますか?

リー
ぜひぜひ、実現したいです!私たちはこれまでにも、バスケットボールを題材にしたタイトルや、ドリブルのトレーニングにもなるようなスポーツゲームなどを制作しています。

バスケットボールは私たちにとって非常に大切なテーマのひとつですし、可能であれば「SLAM DUNK」のゲーム制作にもチャレンジしてみたいです!

──最後に、本記事を読んでくださっている読者へメッセージをお願いします。

リー
私は「HUNTER×HUNTER」が好きなのですが、ご覧になったことはありますか?

──全部は見ていないんですが、「ヒソカ」というキャラクターは好きです。

リー
「HUNTER×HUNTER」の「グリードアイランド編」はご存じでしょうか?

──すみません、そこは詳しくわからないです。

リー
グリードアイランド編では、「ゴン」のお父さんであるジン=フリークスが、ゴンのために「グリードアイランド」というゲームを作るという設定があります。

私は「Nex Playground」を、私たちにとってのグリードアイランドだと思っています。ゴンのお父さんがゴンのために作ったように、私たちは「Nex Playground」を次の世代の子どもたちのために作っているのです。

まとめ

今回の取材を通して感じたのは、「Nex Playground」が単に身体を動かして遊ぶゲーム機ではなく、家族や友人が同じ場所に集まり、一緒に楽しむための“遊び場”を目指して作られているということだ。

実際に試遊してみると、コントローラーを持たず、自分自身の身体を使って操作するという体験は想像以上に直感的。リーさんとの対戦では敗北したものの、身体を動かしながら一緒に笑い、楽しさをその場で共有する“アクティブプレイ”の魅力をしっかり味わうことができた。

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さらに、2027年には日本での展開も予定されており、日本のIPやゲーム開発者との取り組みにも力を入れていくという。そしてリーさんが最後に語った、「Nex Playground」は自分たちにとってのグリードアイランドだという言葉。小さな箱の中には、次の世代へ向けた大きな構想と、ゲームを通じて人と人をつなぎたいというNexの想いが詰め込まれている。

2027年、日本で「Nex Playground」がどのような“遊び場”を作り上げていくのか。今後の展開にも注目していきたい。

© 2026 Nex Team Inc. All rights reserved.
©SEGA

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