全世界から1日約5000万人がログインし、2400万本以上ものゲームタイトルを遊ぶことができる基本無料のゲーミングプラットフォーム、「Roblox(ロブロックス)」。
本記事では、「そもそもRoblox(ロブロックス)とは?」といった基本的なサービスの解説から、ゲームの始め方や作り方、そしておすすめのゲームタイトルといった情報をまとめてお届けしていくぞ。
目次
Roblox(ロブロックス)とは?
Roblox(ロブロックス)は、Roblox社が提供するオンラインゲーミングプラットフォーム。一言でいうと、オンライン上の「遊び場」のようなものだ。
様々なオンラインゲームを基本無料でプレイできるのに加え、自由にアバターでおしゃれしたり友達とおしゃべりしたりすることができる。単にゲームを遊ぶというだけではなく、いわゆる仮想空間(メタバース)としての楽しみかたも幅広いのが魅力だ。
プレイヤーの半分以上が13歳以下の小学生で、現在はアメリカなど日本国外を中心に流行している。今後、ローカライズが進んでいけば日本でのユーザーが増えることも予想されるぞ。
オリジナルゲームを自作することも可能な「ゲーム版Youtube」
Roblox(ロブロックス)の特徴は、同じく無料の「Roblox Stuido(ロブロックス スタジオ)」を使えば、ゲーム作りの経験がない人でもオリジナルのゲームを制作・公開することができる点。
「作る側」と「遊ぶ側」が分かれている他のプラットフォームと異なり、Roblox(ロブロックス)では「遊ぶ側」だったプレイヤーが気軽に「作る側」になることができるのだ。
2022年1月時点では950万人ものクリエイターによって、2400万本以上のゲームタイトルが公開。今後も更に増えていくことが見込まれる。
制作したゲームで多くのプレイヤーが遊んでいれば、収益を上げることも可能だ。クリエイターの創意工夫しだいで大きな成功を得られるモデルから、「ゲーム版Youtube」と呼ばれることも。
プレイ人口や規模は?
Roblox(ロブロックス)のプレイ人口は、世界中から月間2億人以上。2021年1月には、世界中の全ゲームアプリの中でトップの売上を記録した。※AppAnnie調べ
近年では有名なファッションブランドが参入し、Roblox(ロブロックス)内で着用できるアイテムを提供する例も。今後もさらなる盛り上がりが期待できそうだ。
課金は必要?無料で遊べる?
ゲームの通常プレイやアバターが着用する一通りのアイテムはすべて無料。
Roblox(ロブロックス)内の通貨「Robux(ロブックス)」を使って、さらにおしゃれなアイテムやゲームを有利に進めるパスなどを購入することも可能だ。
「Robux」は通常課金で入手できるほか、メンバーシップを購入していれば定期的に受け取ることができるぞ。
対応機種は?
スマホ、PC、Xboxでのプレイが可能。Nintendo SwitchやPS4・PS5ではまだ展開されておらず、今後の続報が気になるところだ。
サービス開始日 | 2006年9月1日 |
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会社 | Roblox |
料金体系 | 基本無料 |
公式サイト | Roblox(ロブロックス)公式サイト |
公式ツイッター | @roblox |
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Roblox(ロブロックス)の始め方
① ストアから「Roblox(ロブロックス)」アプリをダウンロード
② 「Roblox(ロブロックス)」アプリを開き、ユーザー情報を登録
③ 好きなゲームを選ぶ
① 「Roblox(ロブロックス)」のページにアクセスし、ユーザー情報を登録
② 適当なゲームタイトルを選んでプレイボタンを押し、「Roblox(ロブロックス)」インストーラをダウンロード
③ 「Roblox(ロブロックス)」インストーラがダウンロードされたら、クリックして実行
④ 「Roblox(ロブロックス)」のインストールが完了したら再度「Roblox(ロブロックス)」のページにアクセスし、好きなゲームを選ぶ
編集部厳選!無料おすすめゲーム紹介
先ほども述べたとおり、Roblox(ロブロックス)では950万人のクリエイターが手掛けた、2400万本以上ものゲームを遊ぶことができる。基本的にマルチプレイに対応しており、最大50人が同時にプレイすることが可能だ。
ここからは、編集部が実際に遊んだ中で「面白い!」と思ったタイトルを紹介していこう。
『Tower of Hell(タワー・オブ・ヘル)』【基本無料】
『Tower of Hell(タワー・オブ・ヘル)』(YXCeptional Studios作)は、障害物だらけの「塔」を攻略していくアクションゲーム。
飛び飛びの足場をタイミングよくジャンプして進んでいく、シンプルなゲームだ。ところどころに即死トラップが仕掛けられており、わずかなミスが即ゲームオーバーに繋がる緊張感があるぞ。
面白いのが、「塔」の内部は8分おきに自動で切り替わるされるということ。8分が経過するとそれまで挑んでいたステージが終了し、まったく別のステージがランダムに生成されるのだ。この時間制限内にどこまで到達できるかを他のプレイヤーと競い合うのがゲームの醍醐味となる。
8分の切り替わりはちょうどよい区切りにもなるので、ちょっとした空き時間にやってみるのもおすすめだ。
■ライターのおすすめポイント
ここに注目! | 同時に挑んでいるプレイヤーと、同じところで落ちては一緒にリトライ……を繰り返していくうちに、まるで「ライバル」でありつつも「仲間」のような一体感が得られます! |
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『Meepcity(ミープシティ)』【基本無料】
『Meepcity(ミープシティ)』(alexnewtron作)は、のどかな街並みの中でのんびりと過ごすことができるコミュニケーションゲーム。
同ジャンルのタイトルはいくつかあるが、『Meepcity(ミープシティ)』は日本語へのローカライズが比較的進んでおり、日本語のチャットも散見されたため、日本人の読者にはこちらをおすすめしたい。
特に具体的なミッションはなく、友達とチャットしたり、釣りやゲームに興じたり、ペットを散歩させたりと、幅広い遊びかたができる。
おしゃれの幅も広く、課金せずとも様々なアイテムを選べるのが魅力。好きな格好で遊び回ってみよう!
■ライターのおすすめポイント
ここに注目! | 選べるファッションアイテムが多いので、友達とファッションショーをやってみるのもおすすめ!ペットにもリボンをつけておそろコーデにしてみたり、ヘンな格好をして爆笑をかっさらったりといろいろ楽しめるはず。 |
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『Piggy(ピギー)』【基本無料】
『Piggy(ピギー)』(MiniToon作)は、バットを振り回す恐ろしい殺人豚「ピギー」から逃げ回りつつ、館からの脱出を目指すホラーゲーム。
他のプレイヤーとともに館を捜索し、「赤いカギ」を見つけたら「赤い錠前」を探して開ける、というように行動範囲を広げていく。
このゲームの魅力は、なんと言っても「ビギー」の恐ろしさ。少しずつ近づいてくる足音の恐怖もさることながら、突如出くわして画面いっぱいに豚の顔が映ったときの絶望感はなんとも言いがたいぞ。
仲間と協力し、「誰かが引きつけている間に隙を突いて逃げる」という攻略も可能。「ピギー」に見つからないよう慎重に行動しつつ、館の謎を解明していこう。
■ライターのおすすめポイント
ここに注目! | 地下室で色の合う錠前を探していたら、上の階から断末魔が!?次の瞬間、階段を仲間の死体が転がってきました……。本格的なホラーゲームとして十分楽しめます! |
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Roblox Studio(ロブロックス スタジオ)でゲームを作るには?
ゲームを遊ぶだけでなく、自作したゲームを他のプレイヤーに遊んでもらうのがRoblox(ロブロックス)の醍醐味。ここではRoblox Studio(ロブロックス スタジオ)を使ったゲームの作り方を紹介しよう。
なお、残念ながらスマホではRoblox Studio(ロブロックス スタジオ)を利用することができない。以下はすべてPCでの操作手順になるので注意。
① PCでRoblox Studio(ロブロックス スタジオ)をインストール
Roblox Studio(ロブロックス スタジオ)のページにアクセスし、「制作を開始」をクリック。Roblox Studio(ロブロックス スタジオ)をインストールしよう。
② Roblox Studio(ロブロックス スタジオ)を立ち上げてログイン
インストールが完了したらRoblox Studio(ロブロックス スタジオ)を立ち上げてみよう。
上のような画面が表示されたら、Roblox(ロブロックス)のユーザーネーム・パスワードでログイン。
③テンプレートを活用しながらステージやキャラクターを制作
ログインが完了すると、さまざまなテンプレートを選択できる画面が表示される。
たとえば『Tower of Hell(タワー・オブ・ヘル)』のような障害物レースを意味する「Obby」を選んでみると、
このように、すでに用意されたステージの編集画面が現れる。あとはこのステージをいじったり、キャラクターを配置したりすれば、すぐにオリジナルのゲームができあがるという寸法だ。
もちろん独自の創意工夫を試みるにはプログラミングや3Dモデリングの知識が必要になるが、ひとまずシンプルなゲームを作りたいというのであれば、たったこれだけの手順で事足りてしまう。小学生でも作れてしまう簡単さが、Roblox(ロブロックス)にこんなにも大量のゲームが公開されている理由だろう。
▲その他ゲームの配信日はコチラから!日本でも流行る?危険性は?
多くのYouTuberが実況を配信
アメリカを中心に浸透しているRoblox(ロブロックス)だが、そのプレイ人口の多さや参加ハードルの低さから、今や日本でも流行の兆しを見せている。
現時点ですでに数々のYouTuberが実況動画をアップしているぞ。
どれも高い再生回数を記録しているだけでなく、これをきっかけにRoblox(ロブロックス)に興味を持った視聴者が多い模様。まもなく若年層を中心に大きな流行を生みそうだ。
ゲーム内で暴行事件が起きたケースも
しかし、Roblox(ロブロックス)には危険性もある。2018年には、7歳の少女が操作する女性のアバターを不適切なコスチュームを身につけた男性のアバターが集団で押さえつけ、オンライン上で暴行を加えたという事件が起こった。
現在は悪質なコスチュームやチャットをAIとモデレーターのダブルチェックで規制したり、ペアレンタルコントロールの機能を充実させたりするなどの対策を取り、メインのプレイヤー層である13歳以下の子どもが被害に合わないよう対策が取られている。
ユーザーが自由にゲームを作り、自由にコスチュームを制作できるからこそ、このような危険性には注意を払わなければならないだろう。
Roblox(ロブロックス)の遊び方ガイドはこちらGameWith編集者情報
考察厨。好きなジャンルはRPG、アドベンチャー、謎解き。ゲームのシナリオや構造のことであーでもないこーでもないと考えるのが好き。 幼少期から好きなソフトを周回しまくる習性があり、「ドラゴンクエストⅤ」「ドラゴンクエストⅥ」の通算クリア回数はそれぞれ30回を超えている。 |