角満のゲー漫 第46回!今回はいきなり満点!?誰もが楽しめるアクション『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍』を紹介!シリーズ未経験でのプレイ、その楽しさをぶっちゃけてくれます。
大塚角満の「ココ」が凄かった!!
わかりやすいゲーム性と豊富なキャラクター、そしてちょっとユルいノリと、『EDF』シリーズを遊んだことがない人でも入りやすくなるハードルの下げ方は見事!! シリーズ未経験でも、安心して手に取っていただきたい良作です!
個性度 | ★★★★★(5) 選ぶ兵科によって、飛行できたり、ダッシュが速かったり、慣性が強くて止まりにくい……など、じつにきめ細かくキャラ付けされていてパーティーを組む楽しさが際立っております! |
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アクション度 | ★★★★★(5) 見た目はボクセル構成なので子ども向けっぽく見えるけど、戦場に出れば硬派なアクションゲームに変貌! キャラの特徴を理解しつつ、状況に応じてブラザーチェンジして対応する。アクションゲームとしての出来も秀逸です。 |
ワラワラ度 | ★★★★★(5) とにかく、迫りくる虫(のように見える敵)の大群が気持ち悪い! そして、それをボッカンボッカンと破壊するのが最高に気持ちいい!!w 虫嫌いの人は失神モノかもしれませんが、このワラワラの大群は一見の価値ありですよ。 |
年越しのゲームは
毎年年末になるとつぎのようなことを考えてしまうのは……やっぱり職業病だろうか?
日に日に少なくなる2020年の日々を想いながら、俺はひとりごちたのだ。
「今回は……どのゲームをやりながら年を越そうかなぁ……」
と。世界中がたいへんな時期になんて能天気なことを……と自分でも思ったけどね。
でもこれ、俺と同じようなゲーム好きの人々は、
「わかるーーー!!!w その年にいちばんお世話になったゲームで年を越すのか、それとも現在進行形でハマっているタイトルにするのか悩むよね!!www」
と、即座に賛同のシュプレヒコールを上げてくれると思うのよ。
でも逆に、ゲームをやらない人は言下に、
「いい歳して、何を言っとんじゃ!! なぁにがゲームか! 素直にゆく年くる年でも眺めて、除夜の鐘を聞きながら過ごしなさい!!」
と喝破してこようとするに違いない。なんという大衆分断であろうか。
まあとにかく、そんなことを考えていたわけよ。
これは今年に限らず、毎年必ず思考の上のほうに上ってくる“角満的風物詩”みたいなものなので、ちょっとマジメに1年のゲームライフを述懐してみた。
そして当然のように、つぎの答えが導き出されたのである。
「年越しは当然、1年間お世話になった『あつ森』のカウントダウンイベントに集中しよう!!」
結果、↓このような写真を撮ることに成功。
ハッピーニューイヤーーー!!!www
しかし。
この大騒ぎが終わっても俺はNintendo Switchの電源を切らず、そのまま別のゲームを立ち上げてしまう。新年に似つかわしくないニヤニヤ笑いを浮かべながら、俺はひとりつぶやいた。
「よし! 『あつ森』に続いて……今年はこのゲームもやっちゃうぞ!! うひょーーー!!!ww」
画面に映っていたのは……↓こちらのゲームです!!
ディースリー・パブリッシャーから2020年12月24日に発売されたプレイステーション4、Nintendo Switch用ソフト『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍』であります!!
もう、2020年年末から、こればっか遊んでるわ!!w
シリーズ未経験でもドンとこい!
改めて説明するまでもないような気がするが、お約束なので一応解説しておこう。
『デジボク地球防衛軍』は名前からもわかる通り、ディースリー・パブリッシャーの大人気フランチャイズ『地球防衛軍』(略称『EDF』)シリーズの最新作となる。
とはいえ『デジボク地球防衛軍』はナンバリングタイトルとは異なる、ノリも見た目もかな~~~りぶっ飛んだスピンオフという位置づけ。
リアルで不気味な映像がウリのシリーズなのに、本作はキャラクターも建物もすべてボクセル(立方体)で構成された見た目で、雰囲気からしてぜんぜん違う。
それもそのはず、ディースリー・パブリッシャー的にも『デジボク地球防衛軍』は“ファンアイテム”と捉えていて、その分、過去のシリーズに登場した兵科(キャラクターのこと)が総出演し、レジェンド級の敵も一堂に会するのだとか。
2020年のクリスマスに『EDF』ファンにもたらされた、出し惜しみのない特大プレゼント……ってわけですな。
……なんて書くと、
「じゃあ、シリーズ作品をやったことない人はおいてけぼりなの??」
と思う人が出てくるかと思う。ていうか俺自身も『EDF』シリーズは未プレイだったので、若干だがハマれるかどうか不安に思っていた。
知識もノウハウも、さらにファンならではの“シリーズ愛”も持ち合わせていないから。
“ファンアイテム”ってことなら、なおさらそういう想いがプレイに必要になってくるのではなかろうか……と感じていたのである。
でも。
そんな心配は、プレイを初めて3分くらいで雲散霧消したわ。
『デジボク地球防衛軍』……めっちゃ敷居が低くて取っつきやすい、近年稀に見る軽快で爽快なアクションゲームだったよ!!!
『デジボク地球防衛軍』でやることは、じつにシンプルでわかりやすい。ぶっちゃけ、
“4体の兵科でパーティーを作って出撃し、大量に湧く敵どもを蹴散らせばオッケー”
こんだけ。本当にこんだけで、楽しくも奥が深いゲームが成立しているのである。
とはいえもちろん、長く遊び込めるだけの要素もキチンと盛り込まれている。
たとえば、戦場に倒れている“ブラザー”の救出。
助け出したブラザーはつぎのミッションからプレイヤーキャラとして使えるようになるんだけど、その種類はじつに100を超える。
しかも、彼らが手にする武器は、強力なロケットランチャーだったり、ホーミングするミサイルだったり、敵も建物もすべて吹っ飛ばすレーザーだったりと多岐に富むので、コレを集めるだけでも相当なやり応えがある。さらに、
巨大な乗り物に乗り込んでの戦闘や、
とてもじゃないけど対抗できるとは思えないマザーシップとの決戦など、ミッションもメリハリがあるので、ついつい何時間もプレイし続けてしまうのだ。
スピンオフでこんなにおもしろいんだったら……『EDF』シリーズのナンバリングタイトルを、いまから復習プレイしようかなwww
そう思わせられるくらい、いま『デジボク地球防衛軍』に夢中なのである。
なお、このゲーム性からして協力プレイにめちゃくちゃ向いていると思うし、実際にディースリー・パブリッシャーもそれをウリのひとつにしているんだけど、コロナ禍で仲間と集まることができず、Nintendo Switchでのローカル通信プレイもできずにいる。
これ、気の置けない連中と集まってワイワイキャアキャアと遊べたら、どんなに楽しいことだろう……。
でも、いまはじっと耐えて在宅ワークに専念し、晴れてコロナ禍が収束してきた暁に『デジボク地球防衛軍』のローカル通信プレイを解禁したいと思う。
そういう楽しみが、あってもいいよなー!
(おおつかかどまん)
20年以上にわたりファミ通で記者、編集長などを務めつつ、自ら著者としてゲームプレイ日記の単行本、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズなどを上梓。ベストセラーとなる。2019年より独立し、パズドラのストーリーダンジョンのシナリオ担当を務めるなど、活動の幅を広げている。 |
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