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大塚角満のゲーム漫遊記 第44回「ゲーセンの光がここに」

大塚角満のゲーム漫遊記 第44回「ゲーセンの光がここに」

最終更新 :

角満のゲー漫 第44回!角満さんが縦横無尽にゲーム話を本コラム。今回は37本ものアーケードゲームが詰まったセガの「アストロシティミニ」を紹介!自分へのクリスマスプレゼントに大興奮です。

ゲーム漫遊記43アイキャッチ画像の画像

オールドファンへのクリスマスプレゼント

90年代“ゲーセン”で熱狂したゲーマーはどこかで触ったことがあるはず!それがアストロシティ。様々な思い出がフラッシュバックする懐かしの筐体デザイン!

2020年もいよいよ押し迫ってきて、街からはジングルベルやら第九やら、除夜の鐘やらが聞こえるようになってきた(気が早いな)。

と言っても……新型コロナウイルスの影響でほとんど家から出ないので、季節感が薄いこと薄いこと……。

例年だったら、やれ忘年会だ、やれ納会だと年末の行事に右往左往している時期なのに、それがまっっっったくないからな。

おかげで、この原稿を書いているのは12月半ばなんだけど、クリスマスが目前に迫ってきていることを1ミリも実感していないわ。思い出すのは、『あつ森』のどうぶつたちが、

「もうすぐクリスマスだぞ! ふんふん」

なんて言ったときだけだというね(苦笑)。

でも……。

しばらく前までは確かにそうだったんだけど、つい先日“あるモノ”が手元に届いて、クリスマスが近づいていることを思い出したよ。というのもその商品を9月ごろに注文したとき、

「コレは発売が12月17日だから……自分へのクリスマスプレゼントだね!! わーいわーい! みずからサンタだ!!」

なんて舞い踊ったことを昨日のことのように覚えているからw そんなヨロコビのブツが、キチンと手元に届いたのであります。

その商品とは……もちろん(?)コレだぁぁあああ!!!

アストロシティミニの画像

セガグループ設立60周年プロジェクトで作られたミニゲーム機、“アストロシティミニ”であります!!!

あのタイトルも収録!

90年代、おそらくゲームセンターがもっともアツかった時代に、どこに行っても置かれていたセガのアーケード筐体が“アストロシティ”である。

いま30代以上の人は間違いなく、それがアストロシティだと意識していなくても、絶対にどこかで触ったことがあるはずだ。

それほどこの筐体は、ゲーセンを席巻していたのであるよ。

そんな大ヒット筐体を4インチモニターの小さな箱に圧縮(?)し、ジョイスティック、6ボタンをしっかりと搭載して、飾っておくだけでうれしい見事なミニゲーム機が誕生した。

ミニファミコン以降、こういった小さなゲーム機はたくさん発売されてきたが、その中でも飛び抜けて凝った造りになっているのがアストロシティミニだ。よくぞまあ、ここまで忠実に再現したもんだなぁ……。

アストロシティミニの画像

この小さな筐体の中には、37タイトルものアーケードゲームが収まっている。それも……オリジナルのアーケードデータを収録しているという、当時の熱狂をそのまま封じ込めたような、じつに感慨深い仕様になっているのだ。

ではさっそく開封して、電源を入れてみよう。

こんな感じに映ります!

アストロシティミニの画像
アストロシティミニの画像
アストロシティミニの画像

やば……! 発色がめちゃくちゃよくて、画面が見やすい!! 電灯がついている室内だけど映り込みが気にならないのは、さすがモニターの角度も計算されたアーケードゲームのミニチュア版ってところか!!

そして、このアストロシティミニのすばらしいところが、筐体の裏にある拡張部分。

アストロシティミニの画像

見ての通り、HDMI端子とUSB端子がふたつ口を開けている。これにより、4インチモニターで楽しむだけでなく……!

アストロシティミニの画像

テレビに出力して、大画面で遊ぶこともできるのだ!!

そしてUSB端子にコントローラーをつなげば、

アストロシティミニの画像

2名での協力プレイや対戦も可能!! このへん、さすがゲーム機を作り続けてきたセガらしい配慮であるなあ!!

ちなみに、筐体についているジョイスティックだがね。

アストロシティミニの画像

これが……「カチッカチッカチッ」としっかり入る入力が心地よく、“ゲーセンで遊んでいる感”が非常に強いのにビックリ!

コントローラーで遊ぶのもいいけど、一度はこのジョイスティックによる操作感を味わってほしいと思ったね!

そして注目の収録タイトルだが……これがもう、すばらしいのなんの……!

バーチャファイターの画像

『バーチャファイター』は“720P-HD版”となって収録されているので、想像以上に美しかった!

ぷよぷよ通の画像

『ぷよぷよ通』で、いくらお金を使ったろう……w

ゲイングランドの画像

『ゲイングランド』で、“戦略的シューティング”というジャンルを知ったんだよな……。

スペースハリアーの画像

俺の“心のゲームベスト10”に必ず入る『スペースハリアー』も当時のまま!!

そして、大塚角満的にアストロシティミニを買う決め手となったのが……!

アストロシティミニの画像

知る人ぞ知る名作、『エイリアンシンドローム』がついに家で遊べるよぉぉぉおおおお!!!w

あまたのアーケードゲームの中で、間違いなくトップ3に入るほど好きなんです『エイリアンシンドローム』……。

でも、ナゼか家庭用ゲーム機に移植されることがなく(マスターシステム版があったけど、ちょっと別物だった記憶)、

「もう、あのゲームで遊ぶことはないんだろうな……」

と諦めの境地に達しつつあった。それが……まさかこのタイミングで、しかも当時のままのクオリティーで手元にやってきてくれるとは!!><

それだけで、アストロシティミニに10点満点つけるわw 個人的に、いろいろ発売されたミニゲーム機の中でナンバーワンの評価です!!

90年代にゲーセンに通い詰めた皆さん、騙されたと思って触ってみてください!!!

角満さんの画像
大塚角満
(おおつかかどまん)
20年以上にわたりファミ通で記者、編集長などを務めつつ、自ら著者としてゲームプレイ日記の単行本、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズなどを上梓。ベストセラーとなる。2019年より独立し、パズドラのストーリーダンジョンのシナリオ担当を務めるなど、活動の幅を広げている。
『ゲーム漫遊記』の記事一覧

今回のゲーム「アストロシティミニ」

アストロシティミニの画像
発売日2020年12月17日
メーカーセガ/セガトイズ
収録タイトル37作品
液晶サイズ4インチ
公式サイト「アストロシティミニ」公式サイト

・購入はこちら↓↓(※クリックで販売サイトへ)

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