角満のゲー漫 第11回更新!ゴールデンウィークに『MHWアイスボーン』をプレイ!角満さんがハンターとしてアステラに戻ってきました。
時間が取れるチャンスに
今年のゴールデンウィークは“家でのレジャーを楽しもう”ということで、あらゆるメディアが家庭で堪能できるエンターテインメントの特集をしていたりする。
その中で、真っ先に紹介されるのがテレビゲームだ。
俺もゲームジャーナリスト(かっこいい)を標榜している人間のひとりなので、アチコチでゲームの紹介記事を投稿したりしているのだが、じつはその中で、
「紹介したい……! でも……いまさら俺が書くのもな……」
と、思い悩んでいたタイトルがあるのだ。
本当は、いの一番にピックアップしたかったんだけど……しばらくログインしていなかった手前、ちょっと気恥ずかしくなっていたコンテンツ……。
でも……!!
そんな状態だからこそ……! 時間が取れるからこそ……!! “このゲーム”に復帰するチャンスなのではなかろうか!? いいや、そうだ。そうに決まっているッ!!!
いい感じに自己完結できたので、改めて書かせていただきます。
自宅にいる時間が長いいまだからこそ……みんなで『モンスターハンターワールド:アイスボーン』をやろう!!!
『アイスボーン』に再び
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』は、いまさら説明するまでもないが、全世界で大ヒットを記録したハンティングアクション『モンスターハンター:ワールド』の“超大型拡張コンテンツ”である。
“マスターランク”という新クエストランクの実装、数々のモンスターの追加、新たなフィールド……と、1本のゲーム(それも大規模な)としても十分に成り立つほど充実したスペックを誇っている。
発売されたのは、2019年9月6日。
いまから8ヵ月前のことになるが、その間ずっと膨大な追加コンテンツが矢継ぎ早に投入されていてハンターを惹きつけている。
この、制作陣のサービス精神というか使命感というか求道的というか……とにかくファンを大事にし続ける伝統には本当に頭が下がる。
だからこそ俺はこのシリーズに魅せられ、『逆鱗日和』というプレイ日記を立ち上げて、記事を書き続けてきたんだよなあ。
が。
ここで冒頭に書いた“ちょっと気恥ずかしくなっていた”ことについて触れたい。
もちろん、俺は『アイスボーン』が発売されてすぐにコレに飛びつき、データ引継ぎができたにも関わらず、
「俺はイチからやり直す。それが『モンハン』に対する誠意だからな!」
なんてカッコつけたことを放言して、数百時間遊んでいたデータを放棄。
新キャラを作って、『モンスターハンター:ワールド』の冒頭からプレイを始めたのであった。
当然、通ってきた道をなぞったわけだが、『モンスターハンター:ワールド』の懐はあまりにも深く、2回目のプレイだったのに、
「やっば!!!! このゲーム、めっちゃおもしれえ!!!」
と俺を感動させてくれた。おかげで『アイスボーン』の世界に入るまでさほど時間はかからず、まもなく“超大型拡張コンテンツ”の部分に突入することができたのであった。
ところが、ちょうどそのあたりで出版業界は“年末進行”に突入してしまう。
年末進行ってのは、印刷所が休みになるのを見越して前倒しで仕事を進めないといけない地獄スケジュールのことで、まあたいへんなわけ。
ゲームで遊べど記事を書く時間を捻出できず、そのうちゲームすら遊べなくなってしまい、気が付けば幾星霜……。
それでも、新モンスターの追加や楽しげなイベント情報はつぎつぎと入ってくるという身もだえするような状況に陥り、結果、ログインから遠ざかることになったのでありました……。
これ、何かに似ているなぁ……と考えたんだけど、ずっと購読していた週刊漫画誌から遠ざかったときとソックリなんだよな(苦笑)。
つい1週飛ばしてしまい、「あ! 1週空けて続きに進むわけにはいかぬ!!」と思って翌週も読まず、翌々週も、そのつぎも……となって、ズルズルと買わなくなってしまったというね……^^;
“いま”をきっかけに
でも、ずっと思っていたのだ。
「アステラに……帰りたいな」
って。
すっかりご無沙汰しちゃったけど再びガンランスを背負って、リオレウスやネルギガンテ、ジンオウガやナルガクルガと渡り合いたいな……と!!
そんな俺にきっかけを与えてくれたのが、今回のゴールデンウィークだ。
ホイホイと外出するわけにもいかず、かといって何もしていないとストレスが溜まる一方なので、何か起爆剤的なものがないかな……と考えていたとき、真っ先に思い浮かんだのが『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の存在だったのだ。
「帰ろう、あの大地に」
俺は、倉庫の隅で埃をかぶっていたガンランスに手を伸ばした。
しばらく顔を出していないうちに、あの地では未知のモンスターがウヨウヨと跋扈するようになったと聞いた。
気恥ずかしさは、消えたわけではない。
でも……実家に帰るときって、いつもこうなんだよな。テレ臭くて、
「帰った。すぐ戻るけど」
ついついぶっきらぼうな態度をとっちゃうんだけど、実家の連中はいつも、
「おう、お帰り! 今日は泊まっていけるんだろ!?」
なんて、何も聞かずに歓待してくれる。
『モンハン』は、これと同じだ。俺にとっては、実家みたいなものなのだ。
まずは簡単なクエストに出掛けて、鈍りきった腕にカツを入れよう。
そのあとは……行けるところまで、行ってみようか!!
もしも、俺と同じように『アイスボーン』から遠ざかってしまったハンターがいたら。
ぜひ、“いま”をきっかけにアステラに戻りましょう! ↓こんな感じで、
みんなが待ってるから!!
(おおつかかどまん)
20年以上にわたりファミ通で記者、編集長などを務めつつ、自ら著者としてゲームプレイ日記の単行本、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズなどを上梓。ベストセラーとなる。2019年より独立し、パズドラのストーリーダンジョンのシナリオ担当を務めるなど、活動の幅を広げている。 |