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大塚角満のゲーム漫遊記 第1回「ゲームの”読み物”とは」

大塚角満のゲーム漫遊記 第1回「ゲームの”読み物”とは」

最終更新 :
大塚角満のゲーム漫遊記の画像

GameWithに来たぞ〜!

GameWith読者の皆様、初めまして。大塚角満と申します。
本日よりこの場で、“大塚角満のゲーム漫遊記”(略して“角満のゲー漫”)なる連載を持たせていただくことになりました。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて。

俺のことをご存知の方も一部におられるかと思うが、そうじゃない方のほうが多いと思うので少しだけ自己紹介を。


俺は、初代プレイステーションやセガサターンが発売された1994年から最近まで、業界最大手のゲーム誌である週刊ファミ通に籍を置いていた雑誌編集者・記者・ライターである。

在籍中から「自分の言葉でゲームについて書きたい!」という欲求を抑えられず、勝手に“ゲームプレイ日記”なるものを立ち上げて連載を始め、『モンスターハンター』シリーズのことを綴った『逆鱗日和』シリーズや、『パズドラ』について書き続けている『熱血パズドラ部』など、たくさんの自著を出版するに至った。

しかしそれだけではオノレの欲を満たすことはできず、けっきょくは独立して、現在は上記のような記事を毎日のように書きつつ、ゲームやドラマ、アニメのシナリオなんかも手掛けていたりする。

俺は、本当にGameWithで書けるのか?

しかし飛び出したとはいえ、俺の母体……というかアイデンティティはいまでもファミ通にあるので、

「そうそう簡単に、ほかのメディアで記事は書かないかんな!」

そう心の内で誓っていたつもりだったんだけどね。それがまさか……俺の在籍中から“最大のライバル”でもあったGameWithで連載を持つことになるとは!!
これにはビックリ。あー驚いた。


この驚きの最大の理由は、GameWithに対して持っていたイメージと俺自身のスタンスが、まったくの正反対というか相容れないというか水と油というか犬猿の仲というか(ちょっと違うな)、とにかくゲームに対する向き合い方がまるで違うと考えていたから。

前者は、圧倒的データ量で攻めるガッチンガッチンの攻略スタイル。
後者は、ほげほげとマイペースでゲームを遊び、毒にも薬にもならないエッセイを投下するだけのテキトースタイル……。


これほどスタンスの違う人間の原稿を載せたら……異物を飲み込んだってことで大爆発を起こすのでは!?

そんな心配もありつつ、本日より“角満のゲー漫”を書かせていただくことになった。

GameWithの新たな挑戦……乗ろうじゃないか!

しかし前述の通り、俺はGameWithが得意としている攻略記事とは10光年くらい離れた惑星に住んでいるので、そういったモノは書かない。ていうか、書けない。

では、何を書くのか?


先日、GameWithでこのコラムを担当してくださる方々が俺を訪ねてきてくれたので、ストレートに聞いたのである。

「ボクは、何を書けばいいのですか?」

と。すると、いかにもキレ者そうな彼らは、口をそろえてこう言ったのだ。

「ゲームに関することでしたら、ジャンルも文体もすべてお任せします! 縛りのない、ノンセクションなテーマでぜひ!」

「ってことは……ボードゲームとか人狼とか、リアル脱出ゲームとかでも構わないと?」

「構いません!! GameWithにはなかった、“ゲームの読み物”をお願いいたします!」

なるほどなるほど……! そういうことか!

GameWithが、まったくカラーの合わない俺に声を掛けてくれた理由は、イチもニもなくここにある。
カラーが合わないから“こそ”、毒を飲み込むつもりで動いてくれたのだ。攻略を“見る”だけではなく、“読む”コンテンツに打って出るために。

まずは『龍が如く7』を書こうかな?

というわけで次回から、ゲームのことをアレやコレやと書き綴っていこうと思います。
いまハマっている作品についてはもちろん、その周辺の事象にも手を広げて、いろいろと。

まずは……もしも俺がファミ通のクロスレビューを担当していたら、間違いなく10点満点をつけていたと確信できる快作、『龍が如く7』について書こうかな!

とはいえあくまでも予定であり、ほかに書きたいことが出てしまったら内容は変更します(笑)。
そういう、気楽なスタンスのコラムですので、読者の皆さんも攻略情報を見に来た箸休めに覗いていただければ幸いです!

では、よろしくお願いいたします~!

大塚角満さんの画像
大塚角満
(おおつかかどまん)
20年以上にわたりファミ通で記者、編集長などを務めつつ、自ら著者としてゲームプレイ日記の単行本、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズなどを上梓。ベストセラーとなる。2019年より独立し、パズドラのストーリーダンジョンのシナリオ担当を務めるなど、活動の幅を広げている。
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