あのBlizzardが新作アプリを制作!ガンガン攻めるのが楽しく、各種モードも充実!
『オーバーウォッチ』や『ハースストーン』など、さまざまな有名タイトルを多数手がけるBlizzard Entertainmentが、新作アプリ『ウォークラフト アークライト ランブル』を展開する。
本作は、ミニと呼ばれるユニットを操り敵のボスを倒す「タワーオフェンス」ゲームだ。
一般的なタワーディフェンスは、迫りくる敵から自分のタワーを守るゲームだが、本作は自分のタワーを守りつつも積極的に攻めていく内容となっている。
ただ待つだけではなく、相手を攻めまくるバトルなので、テンポがよくアツい展開が生まれやすい。
さらに、協力プレイ、PvP、レイドなど各種モードも充実した一作だ。
ユニットは原作や『ハースストーン』にも登場するキャラクターたちで、これも大きな魅力のひとつ。
GameWithでは特別に本作を先行プレイできる機会をいただいたので、じっくり遊んだ筆者がその魅力を紹介していこう。
※今回の先行プレイでは、英語版のオープンベータテストVerで遊んでいる。リリース時には日本語も実装予定とのこと。
本作の世界はアーケードゲーム!『ハースストーン』でもお馴染みのキャラも登場!
前述のように『ウォークラフト アークライト ランブル』は、同じBlizzard Entertainmentのゲーム作品である『ウォークラフト』シリーズのスピンオフタイトルとなる。
設定としては、『ウォークラフト』の世界に設置されたアーケードゲーム(本作)を遊ぶという形式で、各キャラクターはミニと呼ばれるフィギュアで表現されている。
実際に本作を遊ぶときもコインを入れる演出から始まったりと、世界観レベルでかなりのこだわりが感じられるうえ、作り込みもスゴい。
特に気合の入ったOPムービーは必見だ。
また、『ウォークラフト』のキャラクターがユニットとして登場するのもポイント。
『ウォークラフト』はもちろん、カードゲーム『ハースストーン』を遊んだことがあると、見知ったキャラクターが出てくるのでより親しみを感じられるだろう。
もちろん、『ウォークラフト』や『ハースストーン』を知らなくてもオススメ。ポップで明るい雰囲気のファンタジーものとして楽しめる作品だ。
ユニットの組み合わせで戦略は無限大!ステージやリーダーでも戦い方が大きく変化!
本作では、時間経過で手に入るコスト(ゲーム内ではゴールドと表現される)を支払い、ユニットを召喚して戦いを繰り広げていく。
召喚されたユニットは自動で上部へ移動していき、敵と遭遇したらオートで戦ってくれる。
ステージ最上部には敵のボスが立ちはだかり、最下部に自分の基地がある。ユニットをうまく最上部に移動させてボスを倒せば勝利、逆に自分の基地が破壊されてしまうと敗北となる。
ステージはさまざまな種類が存在しており、仕掛けも盛りだくさん。また、ユニットの召喚位置によって移動ルートを決定できるので、進行ルートの選択も重要になるぞ。
制限時間は1プレイ約3分になっており、非常にテンポよく進むのも嬉しい。仮に負けてしまっても何度も挑戦したくなるゲームになっている。
通常のタワーディフェンスと異なり、うまく攻めに行くのが大きなポイントとなる。
特定のルートにユニットを集めて一気に攻めたり、相手の虚を突く動きで勝利を掴めたりと、攻めまくる“タワーオフェンス”ならではの楽しみ方が用意されている。
ユニットはとにかく個性豊か!それぞれの特徴を活かすほど強くなる!
本作に登場するユニットはなんと65種類以上。
攻撃力や体力が異なるだけでなく、持っている特殊能力も千差万別なので、どのユニットを部隊に入れるかで戦略が大きく変化するぞ。
ユニットの攻撃方法には3種類のタイプがあり、三すくみの関係になっている。
ユニットの種類 | 特徴 |
---|---|
近接 | 地上を歩いて攻めるユニット。遠距離ユニットに強い。 |
遠距離 | 遠くから攻撃できる。飛行ユニットに強い。 |
飛行 | 空を飛ぶため近接攻撃は受けないが、HPは低め。近接ユニットに強い。 |
また、同じ攻撃タイプでもユニットによって特性が大きく異なる。
たとえば近接タイプの「Gnoll Brute」は複数の敵を同時に攻撃できるうえ、敵の攻撃を引き受けられるタンクの役割も担える。
一方、「Skeletons」はHPが低くやられやすいものの、ステージのどこからでも出現できるといった能力を持っている。
このほかにも、召喚に多大なコストが必要だが強力なリーダーユニット、敵に直接攻撃できる呪文が存在。
リーダー1体、ユニットおよび呪文を6つを選んで自分の部隊を作るわけだ。
ユニットの能力は実に多彩なので、使ってみると意外な発見があるだろう。
筆者は爆弾を背負って敵に突撃する「Goblin Sapper」を使おうと思ったのだが、普通に召喚するとこのユニットは正面から突っ込んでやられてしまうばかりであった。
そこで、一度に4体を召喚できる「Footmen」を盾として配置し、敵を引き付けることにした。
するとそちらに敵が集まっている間、Goblin Sapperがボスに突っ込んでいって一気に大ダメージを与えることに成功したのである。
飛行機で敵に突っ込んで範囲攻撃を行い、その後に降りたパイロットが戦う「S.A.F.E. Pilot」というユニットも面白い。
S.A.F.E. Pilotは好きな場所に召喚できるため、雑魚を蹴散らしながら敵の背後をとって攻撃させると非常に活躍する。
ただし、考え無しに呼んでもすぐやられてしまうため、ほかのユニットでのフォローが重要になってくるのだ。
このように、ユニットの種類が豊富なうえにそれぞれの特性が異なるため、シナジーによる新たな戦略が生まれやすい。特に、自分の手で新たな戦い方をひらめいた時の快感がたまらない。
また、ユニットはレベルアップすることでHP・攻撃力が強化されるほか、特殊能力がより強くなることもある。
強さが数値として見えることで強化の実感も味わえるし、鍛えればさらなる戦略を生み出せるため、育てるのも楽しいゲームなのだ。
部隊の方向性を作り出すリーダーも重要な存在!あなたは誰を選ぶ?
部隊のリーダーはユニットとしても非常に強力なうえ、その能力もさまざま。大きく分けると以下の5種類になる。
リーダー | 特徴 |
---|---|
アライアンス | 防御、回復、ステルスなど、強力な呪文を扱う人型リーダー。 |
ホード | 巨人のリーダー。追加のゴールドが得られたり、広範囲のスタン攻撃が得意。 |
獣 | 敵の防御を無力化したり、素早い兵士を大量に送り込むなど、突撃が得意なリーダー。 |
ブラックロック | ドラゴンなどに乗った飛行タイプのリーダー。飛行タイプのユニットを強化したり、灼熱のエレメンタル魔法で敵を焼き尽くす。 |
アンデッド | 死霊術を使うリーダー。呪文を使うたびに強くなったり、無尽蔵の死者の部隊を召喚できる。 |
筆者は、ホードの「ケーアン・ブラッドフーフ」を選択した。このリーダーは範囲攻撃で敵をスタンさせるので、その後に攻撃力の高い遠距離ユニットを送りこめば一気に敵を切り崩せるのだ。この作戦がうまくいったときは、思わずニヤリとしてしまった。
さまざまな呪文を使いたければアライアンスの「ジェイナ・プラウドムーア」がぴったりだし、アンデットを使った手数で攻めたいならば「バロン・リーヴェンデア」で死者の部隊を呼びまくるといいだろう。まず自分好みのリーダーがいるのも嬉しいポイントだ。
このように、どのリーダーを選ぶかによって部隊の方向性が大きく変化するのもとても面白い。新たに手に入れたリーダーやユニットで次はどういう部隊を作るのか考えるだけでも、かなり楽しめるゲームになっている。
ステージもギミックも種類豊富!使いこなせば百人力!
本作のステージ上にはさまざまな仕掛けがあり、これを活用することが勝利への近道となる。
ステージギミック | 特徴 |
---|---|
合流石 | 獲得するとそこからユニットを召喚できる。 |
ガード・タワー | 召喚地点になるうえ、近くの敵を攻撃する。 |
金鉱脈&宝箱 | ユニットの出撃に使うコスト(ゴールド)が手に入る。 |
矢印 | タップすることでユニットの移動方向を変更できる。 |
ガード・タワーを手に入れて前線を押し上げれば、ボスへの距離が近くなり一気に有利になる。金鉱脈や宝箱はゴールドが手に入るが、目がくらんでうっかり自軍の基地がやられてしまうケースもあったので要注意だ。
部隊の長所とステージの特徴が噛み合うと、気持ちいいくらいにバシッと勝てるのが嬉しい。ステージを見ながら部隊を微調整していくのも楽しいぞ。
このように本作は、自分の部隊とステージやギミックによって戦い方が虹色に変化していくゲームなのだ。とにかく、この奥深い戦略がたまらない。
PvPや協力プレイなど各種モードもバッチリ!
本作はゲームモードも充実している。シングルプレイミッションは70種類以上もあり、他のプレイヤーと戦うPvP、フレンドと一緒にミッションに挑む協力プレイも存在するぞ。
また、仲間と集まってワイワイ楽しめるギルドシステム、報酬の獲得に挑むダンジョンモードも用意されている。さらに今後は、強大なボスにみんなで挑むレイドバトルも実装予定だ。
ひとりでもみんなでも楽しく遊べるゲームで、まさに大作の威厳を感じられる作りとなっている。
まとめ
『ウォークラフト アークライト ランブル』の魅力を紹介したが、いかがだっただろうか?
自分のタワーを守るだけでなく積極的に攻めていくアツいバトル、個性豊かなリーダーやユニットから生まれる無限のシナジーと戦略、そして『ウォークラフト』シリーズや『ハースストーン』にも登場するキャラクターたちが登場する部分も特に大きな魅力となっている。
本作は2022年内に配信予定。人気タイトルのスピンオフ作品だけあってクオリティはかなりのもの。気になったらぜひチェックしてほしい。
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