王国を取り戻すために魔物だらけの王宮へ!遊び応え◎なローグライク系アクションRPG
『GUIDUS(ガイダス)』は、魔物だらけ王宮を取り戻すローグライク系アクションRPG。
レトロゲームのようなドット絵のビジュアルと、慣れると楽しい操作感が魅力的なゲームとなっている。
<あらすじ>
はるか昔・・・
王国の地下に封印されていたアビスが復活し
平和だった王国は瞬く間に混乱に包まれた。
王国の勇者である君は
己の志を貫き
必死に抵抗したが・・・
物語は王国の地下に封印されていた魔物たちとの戦いに敗れた勇者が、地下の牢獄で目を覚ます冒頭から始まる。
勇者は王宮で捕えられていた王女(※ 選択肢によっては王子)と共に王宮を奪還するため、仲間を集めながら再び魔物たちとの戦いに身を投じていく。
ゲームではディスプレイ下のバーチャルパッド「方向キー」による操作、あるいは移動方向へのスワイプでキャラクターを操作する。
「攻撃」については攻撃ボタンが別途存在しているわけではなく、隣接している敵の方向へ方向キーを入力するというものだ。
※ 本稿では方向キーを用いた操作で紹介。
仲間にできる全20人のキャラクターには、それぞれ固有「スキル」が用意されており、方向キー長押しでスキルが発動可能。
また、ボス敵を含む全ての敵は一定のタイミングで1マスずつ移動する上、攻撃前の予兆が用意されているため、動きが予測しやすい。
最初の内は 癖のある操作性に戸惑うかもしれない。
しかし、前述している通り敵の動きが予測しやすいので、操作に慣れてしまえば次々とフロアを攻略していけるようになる。敵を手玉に取るように動けると中々面白い。
王宮内のフロアは遊ぶたびに変化するが、別ルートへの分岐点が存在するフロア階層は変化しない。
ローグライクなゲームではあるが、「いつもはAルートだから気分を変えてBルートに進もう」という具合に、頂上を目指すまでの大まかな道のりはプレイヤー次第だ。
登場するボス敵もランダムなので、苦手なボスが出現することを想定したフロア攻略も考えたい。
体力が低いキャラクターならば、直接的な戦闘を極力避けて、フロア内のトラップやギミックを駆使するのも良いだろう。
ボスを倒した部屋はチェックポイントになる。死亡した場合は消費アイテムの「ロウソク」と引き換えにチェックポイントからスタート可能だ。
ゲームの進行度によっては、ボス部屋にNPCが捕えられている場合もある。NPCは拠点で攻略に役立つアイテムを販売してくれるぞ。
ダンジョン攻略の面白さを追求している正統派なアクションRPG
本作を一言で評価するならば「ダンジョン攻略が楽しい正統派アクションRPG」だ。
複雑かつ独特なシステムは存在せず、操作に慣れてしまえば誰もが“ダンジョン攻略”の面白さという、共感できる魅力を持っている。
また、ダンジョンもとい王宮のフロアは罠だらけで、操作に慣れて慢心しているとあっという間に死んでしまう。
罠以外にも、倒すと増えるスライム、魔法が手痛い魔道士、攻撃が素早い巨大なカエルなど、プレイヤーの行手を阻む要素は多岐に渡るが、それらの障害がシンプルに楽しい要素として昇華されている。俗に言う“嫌がらせ”はあまり感じなかった。
本作は遊びごたえのあるゲームだが、“死にゲー”というジャンルでもなく、「ファミリーコンピュータ(FC)」「スーパーファミコン(SFC)」世代は特に懐かしさを感じられる“再度挑戦したくなるバランス”に仕上がっている。
攻略に失敗しても仲間をアンロックするためのゴールドは持ち越せる。解放できる仲間はランダムだが、新しい勇者が獲得できればそれさえも攻略のモチベーションになるだろう。
アクションRPGが好きなプレイヤーにぜひおすすめしたい。
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『ガイダス : ドット絵ローグライクRPG』はこんな人にオススメ
- アクションRPGが好きな人
- ダンジョン攻略が好きな人
- 可愛いドット絵に惹かれやすい人
GameWith編集者情報
東京都福生市生まれのゲームライター。そしてお酒と革靴が好物でソロキャンプが趣味のミニマリスト気質おじさん。サ終ゲームのヒロインをAIで復活させてニヤニヤしたり、国語辞典を持ち歩いて山中フラフラしたりしています。ULキャンプに傾倒しているためSNSは大体キャンプの話題が多め。 |