
難易度ではなくストーリーで泣かされる!RPG好きにも遊んでもらいたい新たな形のソウルライク!

※本記事にはゲーム本編のストーリーに関する記述があります。ストーリーを楽しみたい方はご注意ください。
BANDAI NAMCO Entertainmentから1月29日(木)に発売予定の『CODE VEIN II』は『CODE VEIN』のシリーズ最新作となるドラマティック探索アクションRPG。
人間と吸血鬼が共存する未来の世界を舞台に、主人公である吸血鬼ハンターが仲間と共に世界を崩壊から救うため困難に立ち向かう。

「ソウルライク」な側面に注目されがちだが、現在と過去を行き来し展開していく物語や魅力的なキャラクターなどRPGとしても完成度の高い作品となっている。
今回、数多くの「ソウルライク」ゲームをプレイしてきた私が先行プレイの機会をいただいたので、難易度や細かなシステムについて触れながら本作をレビューしていく。
記事内では物語の詳細な展開や結末など、楽しさを損なうようなネタバレはしていないので安心して読み進めてほしい。
※今回掲載している動画・画像はPS5にてゲーム内設定を画質優先にしてキャプチャーしたものです。
『CODE VEIN II』とは?前作を未プレイでも楽しめる?

人間と吸血鬼が共存する未来の世界は、突如現れた「渇望の月」により吸血鬼が自我を持たないバケモノへと変貌し、滅びの一途を辿っていた。
主人公は時間を越える力を持つ吸血鬼の少女「ルゥ」と共に100年前の過去に旅立ち、世界を崩壊から救うための鍵となる「英雄」との接触をはかる。

世界観は共有しつつも、前作との直接的なつながりはないので「CODE VEIN」未プレイでも本作から始めて問題ない。かくいう私もシリーズは今作が初めてだったが、不便なく遊べている。
とはいえPlayStation.Blogのインタビューにて、ディレクターを務めた吉村 広氏は「見覚えのあるアイテム、武器、贈り物など、前作をプレイした方がニヤリとするような要素も散りばめています。」と語っており、前作から引き続き遊んでくれるプレイヤーはさらにつながりを感じられそうだ。
キャラメイク沼へようこそ!

ゲームを始める前にやるべきこと、それはキャラメイク。細部までこだわって作り込めるのでここで時間がかかる人も多そう。
それを見越してか1月23日にキャラメイクができる体験版が配信されていた。




▲厨二心をくすぐられる衣装やアクセがいっぱい。もっと時間がほしい。
顔や体型以外にも衣装やアクセサリーなどカスタマイズできる項目が多くて迷う。時間をかけたいところだが今回はサクッと。
私が思う「吸血鬼ハンター」はこれ。髪型や髪色は少し前の自分とおそろいに。どのゲームでもこの形と配色にしがち。
背景や時間を変えて見た目を確認できるので、「作ってみたけどなんか違う」が起こりにくいのは嬉しい。

ゲーム開始後に気なった箇所や直したいところを見つけても、拠点となるマグメルでいつでもキャラメイクが可能なので安心。
気分や世界観に合わせて都度調整しても良いかもしれない。
遊びごたえを感じながら「ソウルライク」を気軽に体験できる!
本作のジャンルはドラマティック探索アクションRPGで、その中でも「ソウルライク」に分類されると思われる。
その難しさゆえに「死にゲー」と呼ばれ、高難度で敵の攻撃をしっかり見切ってパリィや回避をして…と熟練者が遊ぶゲームというイメージが強いだろう。
結論から言うが、本作は一般的なソウルライクゲームより難易度は低く、高難易度を敬遠しているプレイヤーでも楽しめるようになっている。

その要素の1つが「バディ」の存在だ。バディとは絆で結ばれた仲間と共闘できるシステムで、道中はもちろんボス戦でも助けになってくれる。
バディごとに様々なタイプがおり、例えば火力が欲しければ攻撃型、自身の攻撃力は十分で支援が欲しければサポート型というように選択したタイプによって弱点を補った行動をしてくれるため攻略しやすい。

▲バディが狙われている間は敵の行動を観察できたり安全に回復できる利点もある。
また、バディは憑依と召喚の2つの状態があり、憑依は自身にバディを憑依させ主人公のステータスを上昇、召喚は文字通りバディを召喚して2人で戦う。
タイマンでのバトルでは憑依が有利で、対複数のバトルや挟み撃ちなど戦略的に戦うのであれば召喚が有利だ。アクションに自信がない人や慣れないうちは、プレイヤーだけでなくバディも狙われターゲットが分散する召喚で戦うと良い。
憑依の方は2人分の力とまではいかなくてもかなりのステータスアップを体感したので、アクションが得意であれば憑依状態が戦いやすい。
憑依と召喚は瞬時に切り替えられるので、召喚メインで戦って敵がダウンしたり攻撃チャンス時は憑依させて一気に畳み掛けるみたいな戦法も可能。
戦略としてだけでなくプレイヤースキルによってもバトル時の選択肢があるのは遊びやすいポイントだ。

攻略しやすくなっているとはいえ、初見クリアでテンポよく進めるほど甘くはなくソウルライクの遊びごたえはしっかりある。
トライアンドエラーが醍醐味でもあるので、何度もやられながら敵を理解し対策を立ててクリアできた時の達成感はこのジャンルでしか味わえない快感。
武器や術式(スキル)などを見直すだけで簡単に勝てたりすることもあるので試行錯誤の時間も楽しんでほしい。

バトルは⬜︎、△ボタンで攻撃、〇ボタンで回避、R1でガードと非常にシンプル(PS5の場合)。各行動およびダッシュなどはスタミナを消費し、スタミナがなくなると回復するまで行動できない。
欲張るとスタミナがなくなり回避行動ができずに被弾する。この辺りの駆け引きやバランスなどはまさにソウルライクといった感じ。




武器によっても攻撃モーションやリーチ、スタミナの消費具合が異なる。今作から新たに双剣とルーンブレードの2種が加わり、前作からの武器と合わせて7種の中から選択できる。
手数の多い双剣ならスピード感があるバトルができ、大槌のような重量武器であれば一撃の破壊力があるので攻撃を当てたときは気持ちいいといった武器ごとの特性や面白さを生かして立ち回ってみよう。もちろん見た目で選ぶのもあり。

そのほか、バトルの手段として「術式」がある。スキルのようなもので、武器に最初から付いているものと付与できるものが存在する。
魔法のようなものから、武器を使った技や、ステータスを上げる防御系のものまで多岐にわたる。

術式の使用には血であるイコル(MPのようなもの)を消費。イコルは吸血アクションをおこなうことで敵から吸収できる。
術式は遠距離攻撃ができるなど強力なものが多いので、通常攻撃をしつつ隙ができたら吸血をしてイコルを溜め術式を使うのが基本的な戦い方になってくる。

育成も攻略には欠かせない。敵を倒した時などに手に入る「ヘイズ」を消費することで主人公のレベル上げができる。デメリットはないので難しいと感じたらまずはレベル上げをしよう。これだけでも難易度は下がる。
プレイしていて、敵から得られるヘイズに対してレベル上げに要求されるヘイズがそこまで多くなくレベルが上げやすいように感じた。こういうところにも難易度緩和の配慮がされている気がする。

難易度についてもお話ししておくと、本作には難易度設定は存在しない。全世界共通の難易度であることでゲーム体験の共有・共感ができるのがこのジャンルの特徴でもあり、私はメリットと捉えている。
極端な話、同じボスでも最低難易度と最高難易度ではボスのイメージがことなるが、難易度が同じ世界を共有することで「あのボスめちゃくちゃ苦労した」「あの攻撃やばいよね」「あんなに強いボスもう倒したの?」など同じ作品を遊んでいる人が同じ感覚になれるのが良いことだと思う。

▲序盤のボスまではチュートリアルを兼ねている。
難易度設計自体もよくできていて、ゆるやかに難しくなっていくのできちんと育成していれば突き放されるようなことはないだろう。
簡単すぎるよという猛者はレベル1縛りや術式禁止といった制約を設けて難易度を調整すれば高難易度を感じられるはずだ。
探索で感じる「ソウルライク」

本作にはオープンワールドのような広大なマップがあり、ストーリーで訪れる場所以外の探索も楽しめる。寄り道要素は多すぎないので、レベル上げやアイテム集めがてらマップを埋めつつカジュアルに回れて負担にはならない。
特にダンジョンはストーリーを進める前に寄ってボスと戦っておくと、今後戦うボスの立ち回りの参考になることもあったのでおすすめ。

探索においてもバディは頼りになる存在で、宝やアイテムが近くにあると「見落としはないか?」「もう少し探索しよう」など知らせてくれる。
対して探索で不便だと思ったのはマップのピン立て。アイテムがあろう場所にピンを立てても横方向においての距離しか分からず高低差は反映されないため辿り着いても何も存在しない場合も。
そもそも建物などに直接ピンを立てられるわけではなく"建物がある場所のあたり"にしか立てられない。私だけかもしれないが、場所によってはたどり着けず迷うこともあった。
崖や細い道が出てくるとソウルライク好きとしてはワクワク。一見あり得ない場所に配置されているアイテムも、必ず取る方法が存在するので勇気を持って進んでみてほしい。
その際、細い道の先にいる遠距離攻撃をする敵はボスより危険なので要注意。

ちなみに、敵にやられる以外にも高所から落下、水辺の深いところに入ることでもゲームオーバーとなり今まで溜めたヘイズを落とす。
失ったヘイズは再び失った場所を訪れることで回収可能。しかし、回収前にゲームオーバーになるとロストする。
1度死んでから回収しにいく道中が緊張するのはあるある。もっといえばそこでロストするまでが様式美。プレイするならこのドキドキや絶望感もぜひ味わってほしい。

▲序盤でこんなのがいたら戦いたくなる。
あるあるでいうと、大きくてやたら強い敵がいてやっとの思いで倒したがただの雑魚だったというのもソウルライクではよくあること。
スルーして強くなってから挑むか、ヘイズやアイテム入手のためすぐ戦うかの判断はプレイヤーに委ねられる。自由度が高く、同じ目的地に向かうにしてもプレイヤーの数だけアプローチ方法が存在するのも魅力だ。
歴史改変がもたらすドラマティックな物語!

物語の核となるのが「歴史改変」。主人公は世界の崩壊を止めるために現在と100年前の過去とを行き来することになる。
タイムスリップ、歴史改変ものでは過去を変えて平和にするというメリットばかりにフォーカスされるが、『CODE VEIN II』ではデメリットについて語られる場面が多いように感じた。

タイムパラドックスが生じるなど、そもそもなにが起きるか予測不能なため危険なことであるのは間違いないが、そのデメリットの部分が物語を重厚なものにしている。
過去を変えて現在が徐々に変化していくワクワク感と裏で着実になにかが動いている恐怖みたいなものが常にあり、プレイヤーである自身の感情も目まぐるしく変化していった。

100年前の様々な場所を訪れ「英雄」と呼ばれるものたちと会うことに。私たちでいうと本でしか見たことがない偉人に会う感覚だろうか。
主人公たちに課された最終的な目標は英雄の討伐。なぜ「英雄」と呼ばれているのか、「討伐」の示す意味とはなども物語を進めることで明らかになっていく。

英雄はろくでもないやつかと思っていたが、実際に会って交流することでイメージが大きく変わった。百聞は一見にしかずとはよく言ったものだ。
散々仲良くなった後に「討伐」が待っていて、感情がぐちゃぐちゃになりこんな人を殺すなんてこっちが悪なんじゃないかとさえ思えてくる。

主人公が時折見せる表情にも葛藤が見て取れる。プレイヤーと感情がリンクした瞬間だ。
先が気になり進めたいが進めると胸が締め付けられるみたいな状態で、気づけばそれまでの大変だった道のりを忘れるくらい物語に没入していた。

本作はマルチエンディングとなっており、結末を迎えたとしてもその結末さえも変えることができる。
多くは語れないが、なにが悪でなにが正しいのか、自分の目でしっかりと見極め未来を切り開いてほしい。

余談だが、ダウンロード版Ultimate Editionなどには特典として追加コンテンツや「デジタルミニアートブック&サウンドトラック」が付いてくる。
サントラは椎名豪氏によるバトルのかっこいい曲やピアノバージョンの曲も収録されており、耳でも『CODE VEIN II』が楽しめた。デジタルミニアートブックに関しては、キャラの細かいところを確認できたりもするのでコスプレをする人の役にも立ちそう。
本作の世界観を堪能したい人は検討してみてもいいかも。
訪れる場所全てが映えスポット!フォトモードで世界を巡る!




最後にフォトモードにも触れておこう。
教会や温泉、遊園地やアクアリウムといった色々なロケーションが存在しどこで撮ってもいい写真が撮れるのでついつい夢中になってしまう。


背景のぼかしやエフェクト、フレームといった細かな設定も可能でキャラメイク同様どこまででもこだわれる。


バディを連れている状態では2人で撮れるほか、個別にポーズの設定ができる。
シリアスな展開が続くので、息抜きに観光しながら写真を撮ってまわるのもよいだろう。
まとめ

「ソウルライク」という点では私のようなジャンルに慣れているプレイヤーでも遊びごたえを感じることができ、かつアクションが得意でないプレイヤーにも最後まで遊んでもらえるよう多くの手段が用意されていた。
物語についても綿密に練られており、点と点が繋がりパズルのピースがはまっていく様はとても気持ちが良かった。
この手のジャンルの作品を遊んだことがない人も、この機会に主人公たちと一緒に勇気を出して新しい世界に飛び込んでみてはいかがだろうか。
その他の新作ゲームもチェック!
『CODE VEIN II』とは?

BANDAI NAMCO Entertainmentから発売のPS,PS5,Xbox対応ゲームソフト『CODE VEIN II』は、『CODE VEIN』の続編となるアクションRPGゲーム。
人間と吸血鬼が共存している世界をバディと探索し、吸血鬼ハンターとして強大な敵に立ち向かう。
世界を救う運命を背負った主人公は、「現在」と「過去」を旅しながらこの世界に隠された歴史や真実を暴いていく。
バトルはスキルと装備を駆使して戦うビルド構築型バトルアクション。武器やスキルは自由にカスタマイズ可能だ。
発売日など基本情報
| 発売日 |
PS5: 2026年1月29日 PC: 2026年1月30日 Xbox: 2026年1月29日 |
|---|---|
| 会社 |
バンダイナムコエンターテインメント |
| ジャンル | アクションRPG |
| 対応ハード | PS5 / PC / Xbox |
| 価格 |
PS5 : 8,100円(税抜)
PC : 8,100円(税抜)
Xbox : 8,100円(税抜)
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