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オーバーウォッチ 2
人気作の『OW2』。あなたがプレイしない理由といえば…？
Blizzard Entertainmentより2022年10月から配信中の『オーバーウォッチ 2』。
FPS(一人称シューター)でありながらも、それぞれ役割を持つ3つのロールに分かれて戦う作品だ。
まずは、高い耐久性で敵が密集している地点や狭いエリアなど守りが強固な地点を突破したりチームの前線を維持するタンク。
そして高い攻撃力で敵の発見、攻撃、排除を行うダメージ。
生存には欠かせないシールドの付与、ダメージ強化、敵の妨害など、さまざまな支援を行うサポート。
これらのロールにわかれ、特殊能力を使いながら戦う「ヒーローシューター」のパイオニア的作品の続編だ。
サービス開始以降、高い人気を誇る『OW2』だが、今まで手を出せていなかった人の本作のイメージは以下のようなものなのではないか。
そんなゲーム性の難しさが語られがちな本作だが、ちょっと待ってほしい。
個人的に『OW2』で推したい、ストーリーや世界観、そしてそれを彩るキャラクターたちの魅力を知っていただきたい。
かつて世界を救ったヒーロー組織「オーバーウォッチ」の再結成、人間とAIロボット「オムニック」たちとの対立、そして謎のテロ組織「タロン」の暗躍……。PvPメインの作品ながら非常に凝った世界背景が築かれている。
▲シネマティックトレーラー「Zero Hour」。8分間の動画だが、本作の世界やヒーローたちの魅力が詰まっているのでぜひ見てほしい。
8月11日より開始されたシーズン6「オーバーウォッチ 2：インベージョン」より、本作のストーリーを追体験できるPvEモード(ステージ制のCPUと戦うモード)の「ストーリー任務」がついに実装。
他のプレイヤーとの連携の面白さという本作の魅力を損なわずに、ストーリーへの臨場感やバトルの爽快感を堪能できるつくりとなっていた。
この機会にぜひ始めたい『オーバーウォッチ2』。ストーリー任務の魅力から今からPvPを始めるためのコツまで詳しく語っていきたい。
目次
オーバーウォッチ 2
物語を追体験できる「ストーリー任務」がついに登場！
▲任務中にはCGアニメ映画ばりの高品質なムービーが流れる。その名の通り“ストーリー”を楽しめるゲームモードだ。
今回のアップデートでは3つのストーリー任務が追加され、物語中に登場するヒーローのうち数体から選んで4人1組で進行していく。
ただステージを進みながら敵を倒していくだけでなく、ヒーロー同士の掛け合いやムービーなど、テンションの上がる演出が盛りだくさん。
▲ゲーム中も派手な演出満載だ。
『OW2』を始めたばかりという人でも本作の世界観やヒーローの魅力を堪能できるだろう。
▲ルシオの回復を受けられるポジション取りをしつつ敵の攻撃を防ぐタンク。これはまさにオーバーウォッチの立ち回りだ。
戦闘では、タンクが敵の攻撃を受け持ちつつ、ダメージが敵を倒し、サポートが回復や支援を行うという本作らしいバトルを体験できる。
本作を始めたばかりという人のための導入としてはもちろん、シリーズファンまで楽しめる作りとなっている。
▲民間人を護衛するミッションの様子。
また、ストーリー任務で発生するミッションも多種多様。敵を殲滅していくのは当然のこと、ギミックを利用して倒すボス戦から敵の猛攻を防ぐ防衛戦までさまざまな形式を楽しむことができ、ミッション中に飽きさせないような工夫が凝らされている。
こだわりのストーリー演出、『OW2』らしいロールを生かしたバトルシステム、多彩な任務の形式の3つの要素が絡み合い、ただのキャンペーンモードに留まらない非常に魅力的なものとなっていたので、ぜひ体験してみてほしい。
相棒を見つけよう！魅力的なヒーローたち
ここからは、ストーリー任務にも登場するヒーローを中心に、それぞれの個性や特徴を紹介していこう。
30体を超える多彩なヒーローが存在する『OW2』。性能や使い勝手でヒーローが選ばれがちだが、キャラクター性で選べばさらに愛着が湧くこと間違いなしだ。
■トレーサー
ロール：ダメージ
自身の時の流れを自在に操る新生オーバーウォッチの一員。天真爛漫で前向きな性格により、チームや周りの人間を奮い立たせる存在だ。
ストーリー任務ではムードメーカーとして複数のミッションに登場する。
ゲームでは機動力や瞬間火力を活かし、相手チームを掻き乱す。
■ウィンストン
ロール：タンク
遺伝子改良により高い知能を持つ紳士的なゴリラ。新たな世界の脅威に立ち向かうため、かつて解散させられたオーバーウォッチを新生させた立役者。
ストーリー任務ではミッションの司令役として登場する。
ゲームでは敵陣に切り込むことに長けたタンクヒーロー。大きく跳躍するジャンプパックで突撃して敵の陣形を崩そう。
■ルシオ
ロール：サポート
リオで人気のDJ。搾取される地元を音楽の力で救い、世界的な有名人に。音楽で世の中を変えるために行動している。
ストーリー任務では、新生オーバーウォッチとの出会いが描かれる。
ゲームでは音楽で範囲内の味方全員を支援するサポート。壁走りを利用して味方チームの押し引きをサポートする。
■ソジョーン
ロール：ダメージ
オーバーウォッチの元指揮官。卓越した能力と部下への深い思いやりで頼れるリーダーであったが、現在は一線を退き、新生オーバーウォッチを見守っている。
ストーリー任務では退役した彼女と、新生オーバーウォッチの邂逅が描かれる。
ゲームでは近・中・遠距離それぞれに対応し、機動力も高いオールラウンダーだが、高いエイム力(敵を狙う技術)が求められるテクニカルなヒーローだ。
■ラインハルト
ロール：タンク
オーバーウォッチの創立メンバーの一人で、騎士道精神を重んじている。オーバーウォッチ解散後は弟子のブリギッテと共に世界を旅していた。
ストーリー任務ではブリギッテ、そして旧友でありブリギッテの父でもあるトールビョーンとオムニックの襲撃から町を守ることとなる。
ゲームでは前方にバリアを展開でき、チームを守ることに長けている。強力な近接攻撃も利用してチームの戦線を押し上げていこう。
■ブリギッテ
ロール：サポート
再結成したオーバーウォッチの新人。元はメカニックとして機械工学の才を発揮していたが、人々を守るためには自分自身も戦う必要があると考え、ラインハルトと共に新生オーバーウォッチに参加した。
ストーリー任務ではラインハルトやトールビョーンと共にオムニックの襲撃から町を守ることとなる。
ゲームではサポートでありながら盾を持っており、味方を守りつつ時にはタンクと共に前線で戦う。
オーバーウォッチ 2
今から始めるPvPのススメ！
ここまでストーリー任務内容や本作のヒーローの魅力について語ってきたが、やはり本作のメインコンテンツは手に汗握るPvPモードだ。
他のプレイヤーと連携して勝ち取る勝利は何物にも代えがたい喜びがあるのだが、いきなり対人戦に飛び込むには勇気がいるだろう。
なのでここからは、せっかく『OW2』をやるのだからPvPも遊び尽くしたい！という人のための指南を紹介していこう。
アンランクでカジュアルに楽しもう
本作を始めたばかりでFPSの操作に慣れていないプレイヤーは、しばらくの間はアンランクのロールキューで遊んでみよう。
ロールキューでは自分の担当したいロールを選べるほか、『OW2』の基本の形であるタンク1:ダメージ2:サポート2の形でチームは固定されるので迷わずにプレイできる。
ランクの変動がなく、同じくらいの実力のプレイヤーと戦っていくこととなるので、対人戦の最初の一歩にうってつけのモードだと言えるだろう。
▲他のプレイヤーとうまく協力できたときが本作の一番楽しい瞬間だ。
練習で超役立つカスタムゲーム！
▲通称「ハバナエイム」。本格的なエイム練習におすすめのカスタムゲームだ。コードは「9TVHD」。
対人戦をしばらく続けていると、一人でもっと練習したいと思うこともあるだろう。そんなときはカスタムゲームを利用しよう。
カスタムゲームではプレイヤーたちが設計した独自のモードをプレイ可能だ。
実戦形式に近いエイム練習から、特定のヒーローの特定のアビリティに特化した練習まで様々なモードが存在する。うまく活用すればきっと上達への近道となること間違いなしだ。
▲エイム力が必要なサポート「アナ」「バティスト」に特化した練習場と、ニッチなカスタムゲームも存在。コードは「A9B2N」。
▲なんと釣りをするミニゲームも。コードは「APGZV」。
オーバーウォッチ 2
新ヒーローに新モード！アップデートの内容をひとまとめ！
ここからはその他のアップデート情報を一挙にお伝えしていこう。
太陽の力を操る新サポートヒーローの「イラリー」や、広いマップで次々と切り替わる目標を奪い合う新ゲームモード「フラッシュポイント」など、他にもアップデートの目玉となる要素は盛りだくさんだ。
扱いやすさと独自性を両立したサポート「イラリー」
シーズン6より、新たなサポートヒーロー「イラリー」が実装された。
ペルー出身で、太陽の力を引き出して戦う彼女は、使い勝手は良好ながらもこれまでのサポートとは一線を画す性能を持っている。
メイン攻撃はヒットスキャン、サブ攻撃はビーム式の回復と、ある程度エイム力が必要といえど癖が少なく、違和感なくすぐに扱えるだろう。
▲範囲内の味方を自動で回復する。ダメージロールならソルジャー76、アルティメットであればライフウィーバーが似たアビリティを持ってるが、ヒーラーの通常アビリティとしては初登場だ。
イラリーの最も特徴的なアビリティが「ヒーリング・パイロン」で、近くの味方を自動で回復する柱を設置する。
このアビリティのお陰で、軽微な回復はパイロンにまかせつつ攻撃的なサポートとして立ち回り、ピンチであれば回復に専念するというサイクルを自然と行いやすくなっている。
▲アルティメットの「キャプティブ・サン」。球の発射後も4秒間の飛翔が可能で、うまく使えば状況を一気にひっくり返せる強力なアビリティだ。
そして、アルティメット「キャプティブ・サン」は、イラリーが飛び上がったのち爆発するエネルギー球を射出し、範囲内の敵にダメージとスロー効果を与えるというもの。
味方をバフするアビリティが存在しない前のめりなスキルセットに加えて、クールタイムの短い移動アビリティにより離脱やポジションの取り直しが行いやすい彼女は、攻撃的なチーム構成でより輝くことだろう。
目まぐるしく戦局が動く新モード「フラッシュポイント」
▲コントロールをより発展させたモードで、手に汗握るシーソーゲームを楽しめる。
広いマップに複数存在する目標地点を次々と奪いあう新モード「フラッシュポイント」もシーズン6から実装。
一見すると既存のモード「コントロール」に似ているが、同じマップの中で3箇所を先に占領したチームが勝利となる。
▲占領した後の次の目標地点はアンロックまでインターバルがある。この間に偶発的に戦闘が起こることも。
コントロールの陣取りの面白さはそのままに、更に奥深さが向上。例えば、この地点はもう取るのが難しいから諦めて、次のポジションに先んじて移動して待ち伏せするといった作戦を取ることも可能だ。
戦略性の高いモードとなっており、『オーバーウォッチ2』の協力・連携の面白さを堪能できること間違いなしだ。
オーバーウォッチ 2
まとめ
『オーバーウォッチ 2』開始以降、最大規模のアップデートとなるシーズン6「オーバーウォッチ2：インベージョン」。
ストーリー任務の出来は良く、新規プレイヤーが本作の魅力を感じるにはぴったりであった。
今後のシーズンでも今回の規模に近いアップデートが行われ、新たなPvEコンテンツも実装予定だ。
まだまだ進化を続ける『オーバーウォッチ 2』。今こそ始めてみてはいかがだろうか。
