2024年7月31日(水)に発売されたSamsungの最新折りたたみスマホ『Galaxy Z Fold6』。
Galaxy AIもアップデートされ、スマートフォンとしてさらに使いやすくなった本モデルだが、ゲーム面でも圧倒的進化を遂げている。一日中ゲームをしてもなくならない大容量バッテリーやGalaxyの折りたたみスマホ史上最速のプロセッサーを搭載し、端末性能はもはやゲーミングスマホといっても差し支えないだろう。
今回はそんなゲーマーに嬉しい端末『Galaxy Z Fold6』をお借りすることができたので、ゲームプレイの視点から性能や使い勝手をレビューしていこう。
※本記事はサムスン電子ジャパンの提供によりお届けしています。
目次
もはやスマホじゃない……!? ダイナミックな画面でゲームが楽しめちゃう!

本端末で一番目立つ部分、それは画面の大きさではないだろうか。折りたたみを開くことによって2倍に広がる大画面は、折りたたみスマホの最大のメリットとも言える。
結論から言うと、ゲームプレイにおいても、この大画面で遊んでいるからこその圧倒的没入感が味わえた。

▲左が『Galaxy Z Fold6』、右が『iPhone15』。
2倍の画面サイズともなれば、ゲーム画面の比率がおかしかったり、操作が難しかったりと、何かと不便な部分があるはず……そう思っていたのはプレイ前までだ。
いざゲームを始めてみるとそんなことは微塵も感じられず、普段遊んでいるゲームをシンプルに大きな画面で遊ぶ感覚でプレイができた。
感覚的にはタブレットを手持ちでプレイしているような感覚で、大きすぎず従来のスマホよりも軽い、なんとも手に収まりの良い印象だった。

もちろん、折りたたんだ状態でもプレイ可能。従来のスマホと比べると画面が細く長い印象を受けるが、出先や家にいるときなど、状況に応じて変えられるので便利だ。

例えば『ゼンレスゾーンゼロ』では、本端末の形に合わせて攻撃ボタンや移動スティックの位置が調整され、不自由なく遊ぶことができる。
映像面では大画面で迫力あるムービーが楽しめたので、これ一台でスマホゲームを十二分に楽しめると感じた。
薄い×軽い×大容量バッテリー=何時間でもゲームが遊べる!
本端末の重量239g。前モデル(Galaxy Z Fold5)と比べて14g軽くなり、厚さも5.6mmと、かなり薄くなっているのが特徴だ。
持ったときの感覚はPS4の純正コントローラーやSwitchの純正プロコンに近く、手が大きい筆者にとってはかなり馴染みやすい大きさと重さだった。
さらに、本端末は大容量バッテリーを搭載しているため、従来のスマホに比べて長い時間ゲームをプレイできるようになっている。今までのスマホでは「もっとゲームしたいけど充電がない」という状況も多かった。無論、筆者もその一人。楽しいひと時を電池残量に何度邪魔されたことか……。

▲最新のフル3Dタイトルである『ゼンゼロ』でも、十分すぎる電池持ち。さまざまなゲームをたっぷりプレイできそうだ。
しかし、本端末では電池をほとんど気にすることなく、快適にゲームをプレイできた。実際にフル充電から『ゼンゼロ』を遊んでみたが、3時間ほどプレイして電池残量が60%残っていたので、出先でも安心して遊べるだろう。
加えて、どれだけプレイしても端末の熱さが気にならなかったこともお伝えしたい。気にならないと言っても端末自体は温かくはなるが、開いて持った時にはカメラ付近が少し発熱し、ディスプレイの部分は発熱がなかったので、ディスプレイ部分を持つと問題なくプレイできるだろう。
スマホだと落としてしまいがちな画質も、最高品質でプレイ可能!
▲グラフィックをすべて最高にしても一切カクつかない。これが最新の折りたたみスマホ……。
筆者はじめ、手持ちのスマホでゲームをプレイする際、グラフィックの設定を下げてプレイしているという方も多いと思う。最高品質でプレイすると端末のスペック問題でゲームがカクついてしまい、満足に遊べない……という経験も、少なからずあるはずだ。
しかし、本端末はグラフィックの最高設定でも支障が出ず、快適に遊ぶことができた。前述した発熱のなさ、電池の持ちというポイントも相まって、まさにゲーミングスマホと言っても過言ではない、そんな端末になっていると感じた。
動きが多く、操作も必要なゲームでこの快適さならば、動画や映画も十分な高画質で見られることは間違いないだろう。大画面のスマホで映像作品を楽しみたい方にも、『Galaxy Z Fold6』は有力な選択肢だと思う。
カタログスペック
簡単にスペック表もご紹介しよう。メモリ、ストレージ、バッテリーなど申し分ないスペックとなっている。
Galaxy Z Fold6 | |
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カラー | シルバーシャドウ/ネイビー/クラフテッド ブラック※/ホワイト※ ※Samsung.com限定カラー |
サイズ | Open 約132.6×153.5×5.6 mm Close 約68.1×153.5×12.1 mm |
重量 | 約239g |
ディスプレイ | Sub 6.3インチ Main 7.6インチ |
リフレッシュレート | 1~120Hz |
バッテリー | 4,400mAh |
カメラ | 50MP/12MP/10MP |
チップセット | Snapdragon®️ 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 256GB 512GB 1TB |
防水/防塵 | IPX8/IP4X |
生体認証 | 指紋認証・顔認証 |
手で持ちやすく性能も良いので普段使いも安心!

最後に、ゲームプレイ視点だけでなく、普段使いの面でも使用感をレビューしておこう。
本端末は折りたたんだとき、かなり画面が細長い。また、折りたたんでいるため従来のスマホよりは多少分厚くなってしまうのは間違いない。
一方で、端末の大きさを感じさせない持ちやすさは特筆すべきもの。しっかりとした重量感と手でがっちりホールドできる造形により、片手でかなり持ちやすいため、出先で操作するときも邪魔にならない。


さらに、用途に合わせて折りたたんだ状態と開いた状態で使い分けが可能。例えば、折りたたんだ状態から少し開くことで机の上にスマホを立てて動画を視聴できたり、手帳さながらに構えてメモや調べ物ができたりなど、自分の生活スタイルに合わせて使用できる。
「折りたたみ」ゆえに従来のスマホに比べて幅広い使い方ができ、本端末ならではのユニークな使い心地を楽しめるのは、『Galaxy Z Fold6』を選ぶ大きなメリットの1つになっていると感じた。
「Galaxy AI」でスマホ生活がより便利に進化
また、独自開発の「Galaxy AI」を活用したユニークな機能も豊富に用意されている。
自分がスケッチしたものを画像内に落とし込む「AIスケッチ」や画像を綺麗に編集してくれる「生成AI編集」など、ユーザーの創造力を刺激する機能のほか、普段使いで特に便利だと感じたのは「かこって検索」。
機能を開き、画面に映ったものを指でなぞって線で囲うとそのままWEBで検索できる機能で、名前が分からない家具やグッズ、キャラクターを検索するときに活躍してくれた。
読み方のわからない漢字をさっと検索したり、目の前のものを写真に撮ってその場で調べたりなど活用方法は豊富で、うまく使えば生活をより豊かにしてくれそうだと感じる。

▲多彩な機能で文字起こしできるのが非常にありがたい。
ほかにも、音声の自動文字起こしは精度も高く、職業柄たいへん重宝した。
ユーザーのアイデアやライフスタイル次第で、「Galaxy AI」は様々な活躍を見せてくれることだろう。
まとめ

先述した通り、本端末はスマホなのにタブレットのように使えるのが大きな特徴だ。
本来、タブレットはサイズが大きく、なかなか持ったまま遊ぶことができない。スマホゲームに親しんできたゲーマーにとって、端末を持って遊べないというのはストレスを感じるポイントだろう。
そこでおすすめなのがこの『Galaxy Z Fold6』。タブレットのような大きな画面で遊ぶことができ、さらに軽量・折りたたみの特性を活かして端末を持ってプレイできるので、今までスマホでゲームをしてきたユーザーにとっても画面の大きさをフルに楽しめる、非常にありがたい端末になっている。
特にスペック面も申し分なく、この先数年は問題なく使い続けられる機種になっているため、流行りのゲームからこれからリリースされる最新のゲームまでたっぷり遊べる。
スマホを買い替えようと思っている方やゲーム用の端末を探している方は、ぜひ購入を検討してみてはいかがだろうか。