
スマホで手軽に泣ける!ガチゲーマーおすすめの泣けるゲーム5選!
みなさん、最近涙を流していますか?
※「スピリチュアルの勧誘ページかな?」と思ったみなさんすみません、GameWithの特集ページで合ってます。

FPSでとにかく腕を磨いたり、クリア時間を競ってみたり、ほのぼのしたお庭を作ってみたり……ゲームの楽しみ方って本当に色々ですよね。
そんな中でも特に「すばらしい物語に出会って涙を流す」ような経験は、みなさんにも強く印象付いているのではないでしょうか。
50時間くらいかけて大作シナリオをじっくり味わって泣くのも良いし、2時間くらいの作品で映画みたいな気分を味わって泣くのも良いし、とにかく泣ける作品っていつまでも記憶に残るんですよね。

そこで今回は、ガッツリ感動を味わえるものから、手軽に泣ける作品まで、「ガチで泣けるスマホゲーム」を5タイトルご紹介!
手軽さと世界観も5タイトルの中で比較して算出しているので、ぜひぜひ参考にしながら次にプレイするゲームを探してみてください。
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誰もが認めるタイムトラベルものの金字塔!
『Steins;Gate』
スマホSwitchPS4PC

世界観 | ★★★★★ |
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手軽さ | ★☆☆☆☆ |
価格 | 2,900円(税込) |
やっぱこれよ〜〜〜〜〜!!(大声)
ゲームに詳しい方は「こんな序盤からシュタゲ!?」と思われるかもしれませんが、やっぱり万人にプレイしてほしいので一番最初に据えました。
どういうゲームなのか一言で表すと、

偶然タイムマシンを発明しちゃった主人公「岡部倫太郎」が、天才物理学者であるヒロイン「牧瀬紅莉栖」とともに、「世界」を相手取った戦いに身を投じていくノベルアドベンチャー。

▲死んだはずの牧瀬紅莉栖が、再び岡部の前に姿を現すというありえない状況から物語がスタート。携帯電話がシナリオ分岐のカギとなる独特なシステムも注目ポイントだ。
さてなにが恐ろしいってこのゲーム、タイムマシンで時間を遡れるのは、たった1人だけ。岡部(=プレイヤー)はたった1人で未来を変える旅路に出なきゃならないんです。
未来を変えようと何度も同じ時間を過ごし、失敗し、次第に薄れていく正気。次第に増していく孤独感。
真っ暗闇にほっぽり出されるような恐怖と手探りで進んでいく不安、そういった実感をともなった絶望が、主人公だけでなくプレイヤーの心をも打ち砕いていきます。

すべては「シュタインズゲートの選択」。作中何度も出てくる言葉ですが、いくつもの絶望を乗り越えてすべての結末を見届けたのち、きっとあなたもこの言葉をつぶやいているはず。
※iOSでは、原作の移植作品である『STEINS;GATE』と、TVアニメ映像を活用してフルリメイクした『STEINS;GATE ELITE』の2作品があるので、よくよくご確認ください。
▶詳細記事はこちら■画像ギャラリー

▲多くのプレイヤーのトラウマともなったメールの着信画面。

▲ここで紹介した以外にも『ELITE』『比翼恋理のだーりん』『線形拘束のフェノグラム』などの関連作も発売中!

▲iOSやコンソールハードで配信中の『STEINS;GATE ELITE』は、原作の物語そのままに全編をTVアニメーションの映像で再構築した作品。
2022年の賞を総ナメにした超人気作!
『ヘブンバーンズレッド』
スマホPC

世界観 | ★★★★☆ |
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手軽さ | ★★☆☆☆ |
価格 | 無料 |
「ベストゲーム 2022」を受賞し、TVCMでもおなじみな「泣けるRPG」の鉄板『ヘブンバーンズレッド』!
完全ソロプレイのゲームで、自分のペースでゆっくり遊べる気軽さがありつつ、バトルも育成もガッツリやりこめるのがめっちゃゲーマーに嬉しいんですよね。

舞台は異形の侵略者「キャンサー」の手によって終末の近づく日本。主人公はセラフ部隊と呼ばれる組織で人類を守るために命を賭して戦っていく……!といった感じ。
もちろんそのシナリオの良さは折り紙付きなのですが、実はそれを支える「キャラクターの濃さ」こそがずば抜けてるんです!

例えばこのキャラクター、腕がカニで、語尾が「〜ゲス」。
もう一度言います、腕がカニで語尾がゲス。
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そんな女の子おるかい!!
なんていうツッコミはご法度。もちろんこれにも深〜い理由があって、その秘密を知った日にゃ一筋の熱い涙が頬を伝っていること間違いなし!
キャラの濃さが圧倒的ゆえに、あっという間にシナリオに引き込まれますし、日常パートとシリアスパートの温度差がデカすぎて感情を揺さぶられまくるんですよね……

▲周囲から雑な扱いを受けがちで可哀想で可愛い『國見タマ』。しょっちゅう絶叫しててうるさい。
彼女たちのほかにも、クセの強さが人の形になったようなキャラクターたちが大勢登場します!
しかも1人1人のキャラにフィーチャーしたイベントが毎月開催(期間後でもプレイ可)されていて、こちらもめちゃくちゃシナリオ良いうえに、毎回テーマ楽曲も一緒に実装されるというイカれた力の入りようなので、少しでも気になった人はぜひプレイしてみてください。
▶詳細記事はこちら■画像ギャラリー






人気インディーゲームメーカーの傑作!
『彼女は最後にそう言った』
スマホ

世界観 | ★★☆☆☆ |
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手軽さ | ★★★★☆ |
価格 | 無料 |
SYUPROのゲームはどれも良い……けれども最初はこの作品から沼にハマってほしい。
本作は繰り返す8月14日のなかで、4年前に死んだ同級生「ナナミ」の死の真相に迫っていくアドベンチャー。

▲グラフィックが良いゲームが星の数ほどある現代において、あえてのドット絵。情景を想像する余地があって好きなんですよね〜。
死んだはずのナナミから届いた手紙、祭りの夜は死者が蘇るという村の言い伝え、何かを隠している同級生たち。
謎が謎を呼ぶ展開のなかで、会話や記憶から徐々に事実を紐解き、胸を締め付けるような結末へと近づいていきます。

もちろんこのエンディングだけでも泣ける。震えるほど泣ける!!ただ、僕がおすすめしたいのは、クリアしたその先。いわゆる2周目。
クリアしたデータを選択してゲームを再開すると、今までのループとは違った展開になっていきます。

違和感を抱えつつ、主人公がその先で見たものとは……感動のフィナーレはぜひご自分の目でお確かめください。
このゲーム以外にもSYUPROの名作はいくつもあるので、このゲームがぶっ刺さった人は、ぜひ他の作品にも挑戦してみてほしいです!
▶詳細記事はこちら■他おすすめ作品

▲10年前のお祭りの日に行方不明になった同級生を探す『終わらない夕暮れに消えた君』

▲ココロの中に「ダイブ」して人助けをしていく『ココロインサイド』

▲魔王に支配された世界を舞台にした『どうして勇者様はそんなに弱いのですか?』
難問パズルと美しい世界観で2度泣ける名作!
『スライドプリンセス』
スマホ

世界観 | ★★★☆☆ |
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手軽さ | ★★★☆☆ |
価格 | 無料 |
さて、ここらで変わり種ともいえるパズルゲームをご紹介!
「パズルが難しくて泣いてまうんけ?」と思ったそこのあなた、半分正解、半分不正解です。

1人の女の子と、1羽のインコが協力して古いお城から脱出していくというゲームなのですが、その行く手には無数のギミックが待ち受けています。
それを解かないと前に進めないのですが、これが結構頭を悩ませる謎ばかりで、思わず泣きっ面になってしまう人もいるかも。
※ヒント機能もあり、絶対に解けないことはまずないのでご安心を。

ところが本作の泣きどころはそこではなく、ゲームのおまけ要素として隠されている「シークレットファイル」をすべて集めた先にあるのです。
実はこのファイルには目を疑う真相が隠されてまして、最後の最後ですべての伏線や疑問が一気に回収される瞬間がたまらなく気持ちいい!

もちろん普通にクリアすることもできるのですが、それだけでは感動というよりも達成感が勝るはず。
すべての真実を見届け、言葉には表れていない「思い」や「愛」に気づいたとき、きっと心に爽やかな一陣の風が吹くことでしょう。
まさかパズルゲームで泣くハメになるとはな……!
■画像ギャラリー

▲謎を解いていく爽快感がたまらないッス。

▲ときにはアイテムを組み合わせていくなど、試行錯誤しながら進めていこう。

▲各ステージには隠されたアイテム「シークレットファイル」が存在。答えを探すだけでは終わらない楽しみが味わえる。

▲隠しエンドにたどり着くためには、入念な準備と圧倒的なひらめきが重要!
夏の純度120%な隠れた良作アプリ!
『探しものは、夏ですか。』
スマホ

世界観 | ★☆☆☆☆ |
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手軽さ | ★★★★★ |
価格 | 無料 |
真冬にこそプレイしてほしい、「お前らが望んでいるのはつまりこういう夏なんだろ?」という答えを見せてくれる作品。
長くても2時間くらいでクリアできるので、今回紹介したゲームの中では、ゲームシステム・ボリュームともに一番手軽に手に取りやすい作品だと思います。

肝心の内容としては、大学1年の夏、なんでもないただの帰省になるはずが、ある出会いをきっかけにドラマが始まっていくというボーイミーツガールなノベル。
マルチエンディング方式となっていて、主人公の選択によって迎える結末が変わっていきます。すべての結末を見ることで、さらに物語全体の深みにハマっていくような、そんな後味があります。

そして特筆すべきは作品全体を通して一貫した清涼感と、透明感。
淡い色彩で描くイラストや、実際の風景を使った背景、心地よいBGMなどなどすべての演出から感じられる「夏」に心が一気に浄化されるような気さえします。

すべて終わったあと、「こんな夏過ごしてぇえええええ」と発狂したくなるような、どこまでも純粋なストーリーをぜひご体感あれ。
▶詳細記事はこちらまとめ

正直まだ語りたい作品めっちゃあるんですわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スマホゲームだけでもグッとくる作品が多すぎて、なんとか絞り出して今回の5本を紹介しました!
特にスマホゲームは個人開発などのインディー作品が多く、有名でなくともめちゃくちゃ面白い隠れた名作がまだまだいっぱいあるんですよね。
それらはまた別の機会に語らせていただこうと思いますが、この記事をきっかけに「もっと色んなゲームに触れてみようかな」と思ってもらえたら最高にゲームライター冥利に尽きます。
それでは、またどこかで!
GameWith編集者情報

98年生まれの九州男児。産声がプレイステーションの起動音だったことから、ごく自然にゲーマーへと成長。「ゲームが好き」という情熱が伝わるような記事を目指して精進中。ゲーム以外ではキャンプや野球なんかもちょくちょくやってます。 好きな作品は「パネキット」「風タク」「デモンズ」「シュタゲ」「Fate」など。 |