【お知らせ】
2023年1月18日をもってサービス終了が決定。
Googleが2019年に新たに始めるゲームストリーミングプラットフォームサービス『Stadia(スタディア) 』。
このページでは「そもそもStadia(スタディア)とは?」といった基本的なサービスの解説から登録方法やおすすめゲームタイトル、値段などまで最新情報をまとめてお届けしていくぞ。
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Stadia(スタディア) とは
【9/30更新】サービス終了が決定
9月30日、Googleは「Stadia」のサービスを終了すると発表。加入者は2023年1月18日までプレイ可能となる。
終了の理由については「期待したほどユーザーの支持を得られなかった」とのこと。日本には上陸することなくサービス終了の形となった。
Googleが手がける最新ゲームストリーミングサービス
「Stadia(スタディア)」は、グーグルが新たに提供するゲームストリーミングプラットフォームサービス。従来であれば、高画質のゲームをプレイするにはゲーム機やPCが必要となるが、Stadiaはハードに依存せずハイクオリティなゲームが遊べるのが特徴だ。
画質は4K、60fpsというPS4 ProやXboxOneと同レベルの高画質かつなめらかな動きのゲーム体験が可能。またゲームのダウンロードが不要のため、スマホやTV、PCといったインターネット接続出来る端末さえあればすぐにゲームが遊べるようになるのが特徴だ。
どのデバイスからプレイしても最新の情報でプレイを開始できるという点も魅力の一つだ。
会社 | |
---|---|
料金体系 | 登録&ゲーム購入制 |
公式サイト | Stadia.com(日本国内からは接続できず) |
公式ツイッター | @GoogleStadia(英語) |
Stadia(スタディア) の日本でのサービス開始はいつから?
Stadiaは、アメリカ・欧州などの14ヵ国で2019年11月よりサービス開始。
なお、2023年1月18日をもってサービスの終了が発表された。
値段・料金体系は?
Stadiaの料金体系は登録&ソフト購入制。
登録形態には「Stadia Base」と「Stadia Pro」の2つがあり、それぞれで価格やゲームパフォーマンスなどが異なるぞ。
また、どちらの方式でもゲームタイトルは一部を除き別途購入が必要だ。
Stadia Base | Stadia Pro | |
---|---|---|
開始時期 | 2020年 | 2019年11月 |
画質 | 1080p | 4K |
サウンド | ステレオ | 5.1サラウンド |
フレームレート | 60fps | 60fps |
ゲームタイトル | 購入制 | 購入制&月額フリータイトル |
Stadia Base
Stadia Baseは月額無料で加入できる登録形態。
ただし、本登録形態は2020年から開始が予定されている。
この登録形態では、画質は1080p、サウンドはステレオ、とゲームパフォーマンスがProより劣る。
ただし、その他の機能は制限されず、購入したゲームはダウンロードせずにプレイも可能だ。
Stadia Pro
Stadia Proは月額$9.99(日本円で約1100円)を支払うことで加入できる登録形態。
こちらは2019年11月から14ヵ国(日本は含まれない)で開始が予定されている。
本登録形態では、画質は4K、フレームレートが60fps、サウンドは5.1サラウンド、とPS4 ProやXboxOneと同レベルの高パフォーマンスでゲームをプレイできる。
また、Proでは、毎月いくつかのゲームタイトルが無料で遊べるようになる。
2019年11月には人気タイトルDestiny2のフルパックが無料で遊べるとのことだ。
さらに、Pro限定でいくつかのゲームタイトルの割引があるようだ。
配信ゲームタイトルは?
現在、Stadiaはバンダイナムコゲームスやスクウェア・エニックスをはじめとした数々の有名企業と提携しており、すでに20以上のゲームタイトルの配信が決定している。
ゲームは『ファイナルファンタジーXV』『アサシンクリード オデッセイ』など、配信済みの有名タイトルから、『ドゥームエターナル』など人気タイトルの続編、さらにはStadia専用の完全新作まで多岐にわたる。
ゲームタイトル
ゲーム名 | 会社 |
---|---|
ドラゴンボール ゼノバース2 | バンダイナムコゲームス |
FINAL FANTASY XV | スクウェア・エニックス |
Gylt 【Stadia独占タイトル】 | Tequila Works |
Get Packed 【Stadia独占タイトル】 | MOONSHINE STUDIOS |
アサシンクリード オデッセイ | Ubisoft |
Rage 2 | ベセスダ・ソフトワークス |
Destiny 2 | バンジー |
タイトル一覧 | |
---|---|
Darksiders: Genesis | Baldur's Gate 3 |
Wolfenstein: Youngblood | GRID |
Power Rangers: Battle For The Grid | Metro Exodus |
ザ クルー2 | The Division 2 |
Football Manager 2020 | Farming Simulator 19 |
Trials Rising | Just Dance 2020 |
Ghost Recon Breakpoint | Mortal Kombat 11 |
Thumper | NBA 2K |
Tomb Raider Trilogy | The Elder Scrolls Online |
Borderlands 3 | SAMURAI SPIRITS |
新たな機能
Stadiaでは今までのゲームサービスには無かった新たな要素が搭載されている。
現在発表されているのは大きく分けて「State Share」と「Crowd Play」の2つだ。
State Share
State Shareは、ゲームのプレイ状況が簡単にシェアできる機能。
ゲーム内でのプレイヤーの位置や所持アイテム、状況などをURLにてシェアできるとのことだ。
Crowd Play
Crowd PlayはYouTube配信者と視聴者の間でマルチプレイが出来る機能。
YouTube配信者がCrowd Playの機能をONにすれば、視聴者はタップ一つで配信者と共にプレイできるようになるとのこと。
この機能で好きな配信者とリアルタイムで一緒にゲームを楽しめるなんてことも簡単に実現しそうだ。
コントローラー/Stadia Controller
Googleは専用のコントローラー・Stadia Controllerを発表。現時点では米国内でも未認可のため、価格や発売時期などは未定。
WIFI接続が可能で、独自機能としてゲーム画面のシェアボタンとGoogleアシスタントボタンが搭載されている。
シェアボタンはプレイ中の画像をYouTubeでシェアできるというもの。またGoogleアシスタントボタンは攻略情報の表示など、ゲームの手助けをしてもらえるようだ。
Stadia Founder's Edition
6/7から「Stadia Founder's Edition」のプレオーダー(事前予約)が開始。
Stadia Founder's Editionは、Stadia Pro3ヶ月分に、限定色のStadia Controllerをはじめとした周辺機器がセットになった商品。
ただし、現在こちらは「サービス開始はいつから?」で触れた日本を除く14ヵ国のみに向けた商品になっている。
日本でのサービス開始時にも同様のパックが販売されることに期待しよう。
名称 | Stadia Founder's Edition |
---|---|
内容 | Stadia Pro3ヶ月分 Stadia Controller(限定色) クロームキャスト Ultra Destiny 2:The Collection 専用Stadiaユーザーネーム 友人優待券 |
価格 | $129 |
発売予定地域 | アメリカ、欧州など(現状日本は含まれていない) |
プレイ時の遅延は?
Stadiaはゲームストリーミングプラットフォームサービスで、ネットワーク接続が必要となるためプレイ時にどのくらい遅延(レイテンシー)やラグがあるのかが注目されている。
ゲームパフォーマンス
6/7に行われた放送「Stadia Connect」にてゲームパフォーマンスについて言及され、通信速度によってゲームパフォーマンスが変化することが明らかになった。
通信速度はStadiaのこちらのサイト(英語)で計測することができるので、自分の環境でどの程度のパフォーマンスが出るのか確認してみてはいかがだろうか。
ストリーミングサービスとは?
インターネットを通じ、サーバー上のコンテンツ(映画や音楽など)を楽しむことができるサービス。データの入った端末やコンテンツのダウンロードが不要となるため、時間や場所を選ばずコンテンツを楽しむことができる。
映画やドラマではNetflixやAmazonPrime、音楽ではSpotifyやApple Musicなどのサービスが有名だ。
ゲーム系のストリーミングサービスでは現在SteamやPlaystation Nowなどがあるぞ。