意味深なタイトルを持つ本作は「わたし」と「やまもとちゃん」の2人を巡る、歪んだ愛の物語を紐解いていくパズルゲーム。
パズルゲームを進めていくと、幸せな物語は不穏な展開を見せていく。
鏡写しで動く2人を操作してゴールを目指そう!
パズルのルールは至ってシンプル。壁を挟んで反対側にいる2人が対面できればステージクリアだ。
ただし、「わたし」を動かすと「やまもとちゃん」は鏡写しの方向に動いてしまう。どの手順で「わたし」を動かすか、全体を把握して見極めよう。
ステージ数は全部で20としっかりとしたボリュームだ。ステージが進むと2人の連動する方向が変わったり、「やまもとちゃん」が見えなくなったりと難易度が上がっていくため飽きずに楽しめる。
連動するが故の難しさ...解けた時のすっきり感!
頭を悩ませるポイントは、「2人が同時に障害物をかわすこと」。2人が連動するため、それぞれ異なる動きをさせることができないのだ。
それでも諦めずに2人を動かしてみよう。解けた時には思わず「なるほどね!」と声が出るほどすっきりするはず。
徐々にすれ違う2人...思い出の品を集めて物語の結末に迫ろう!
各ステージでは2人の思い出の品を手に入れることができ、集めるごとに2人の関係性が明らかになっていく。
最初は幸せな記憶だと思っていたのだが、どうやら様子がおかしい。
2人は幸せになれるのか?タイトルの秘密に衝撃が走る!
最終ステージでは、驚きの展開で物語が幕を閉じる。「わたし」と「やまもとちゃん」にとっての幸せとは何だったのだろうか?
エンディング後には、タイトルに隠された驚きの秘密が明かされる。『君に う』とはどんな意味なのか?是非、最後までプレイして見届けてほしい。
また、クリアの方法によって2通りの分岐エンディングを体験できる。最初はシンプルなパズルゲームだと思っていても、引き込まれるラストに思わず考察したくなってしまうだろう。