ユーザーが涙するような感動を伝えたい!『ブラッククローバー』新作アプリの開発者にインタビュー!
ゲームの魅力や開発に至る経緯を直撃!
週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載中の大人気漫画『ブラッククローバー』。
そのテレビアニメを題材にしたスマホゲーム『ブラッククローバーモバイル(仮)』が2022年内のサービス開始を目標として現在制作中だ。
今回GameWithでは、本作を手掛けるVIC GAME STUDIOS 代表取締役チェ・ジェヨン氏へメールインタビューを行うことができた。
気になるゲームの魅力や開発に至る経緯について、その内容を早速お伝えしていこう。
※掲載画像はすべて開発中のものです。
VIC GAME STUDIOSとは
GameWith(以下GW):
ーー今回質問に回答してくださる方の役職とお名前をお聞かせください。
チェ:
はじめまして、VIC GAME STUDIOS代表取締役のチェ・ジェヨンと申します。よろしくお願いします。
まずは、我々VIC GAME STUDIOSを紹介させていただきます。
VIC GAME STUDIOSは、ゲーム業界に、今までにない新鮮な楽しさを揃えた新たなヴィランが現れるという意図の"Villain is Coming"の略語である「VIC」を掲げ、これまでの王道的な作品とは一味違った、ゲームで感動を与える、業界に新たな旋風を巻き起こすような存在という意味でのヴィランになることを目標としています。
「世界最高のアニメーションRPG開発者」を目指して、ディズニーのような感動を与えるゲームを世の中に送り出していく所存です。
VIC GAME STUDIOSには日本でも有名なモバイルゲーム『七つの大罪:グランドクロス」の開発者が多く所属。
まだスタートアップですが、今まで開発陣が積み上げきたアニメーション風ゲーム開発のノウハウと、新たにトライしていく要素をミックスして創り出すゲームでゲーム業界を驚かせたいと思っています。
思わず涙する感動をユーザーに届けたい
GW:
ーー今回日本のIPである『ブラッククローバー』のゲームを開発することになった経緯をお聞かせください。
チェ:
最初から『ブラッククローバー』のようなIPの世界観を表現したゲームを開発したいと思っていました。
弊社はIPゲームに対するノウハウを持つ組織であり、開発に対する自信があったのです。
『ブラッククローバー』は日本だけではなく、北米、ヨーロッパなどグローバル認知度の高いアニメーションIPです。
VIC GAME STUDIOSの持つ開発ノウハウと『ブラッククローバー』IPが合わされば、必ず想像以上の素晴らしいゲーム及び体験を創り出せると思いました。
また、お伝えしてきた通りVIC GAME STUDIOSは「感動」を与えるゲームを目指しています。
『ブラッククローバー』のテレビアニメを初めて見た時に感じた、胸を熱くする感動をゲームで表現したいと強く感じました。
『ブラッククローバー』を見ると、アスタがどんな苦難と試練を経験し、成長を遂げていったのかが分かります。
派手なグラフィックと演出でノウハウを積んできた我々が、見た目が映えるゲームを作ることは可能です。
次のステージとして涙を流すような感動を伝えたいと考えていた時に運命的に出会ったのが『ブラッククローバー』だったというわけです。
主人公・アスタやその仲間たちになり、テレビアニメの世界観やストーリーを追体験
GW:
ーー先日の「ジャンプフェスタ2022」で公開されたPVですが、クオリティが非常に高く話題になりましたね。
チェ:
ありがとうございます。
実は「ジャンプフェスタ2022」での公開後、ここまで大きな反響をいただくとは予想していませんでした。
ジャンプフェスタが12月後半に行われたこともあり、大きなクリスマスプレゼントをもらったような気分です。
GW:
ーーPVではアスタを操作して王都を自由に走らせるシーンがありましたが、他の街や他のキャラでも同じようなことができるのでしょうか?
また、王都ではたくさんのNPCが見受けられましたが、買い物やクエストなどもできる仕様になるのでしょうか?
チェ:
『ブラッククローバーモバイル(仮)』はテレビアニメの魔法世界を再現し、より没入感が生まれるようにストーリーの主要な場所(黒の暴牛のアジト、ハージ村など)を拠点として製作し、プレイヤーが直接キャラクターを操作してメインストーリーを体験できるよう構成しています。
各拠点ごとに主要人物またはNPCとのイベントを発生させることも考えています。
GW:
ーーPVを見る限りアニメのストーリーをなぞった展開があるように見えましたが、『ブラッククローバー』のストーリーをプレイヤーが体験できるようになっているのでしょうか?
チェ:
『ブラッククローバーモバイル(仮)』はテレビアニメのストーリーにそった展開をクエスト中心にプレイできるよう、開発中です。
プレイヤーは主要キャラクターとなり、『ブラッククローバー』の魔法世界を体験できます。
GW:
ーーオリジナルストーリーの展開は予定していますか?
チェ:
現状では、基本的にはアニメのストーリーに沿ったものを予定しています。
感動を伝える「アニメーション感性RPG」を目指して
GW:
ーーどのようなジャンルのゲームになるのでしょうか?
チェ:
『ブラッククローバー』のファンの皆様にはもちろん、『ブラッククローバー』を知らないユーザー様も含めて、ストーリーで感動を伝え、ゲームならではの演出や見せ方でその感動をより高めていく「アニメーション感性RPG」を目指しています。
美麗なイラストとアニメーションをふんだんに盛り込んだプレイアブルキャラクター、可愛いSDキャラクター、魔導書(グリモワール)、魔法騎士団などファンタジーの世界観を楽しめるようゲームを作っています。
特にテレビアニメのディテールな部分を開発課程で繊細に表現し、より没入感が高く、楽しめるゲームにします。
GW:
ーー公開されたPVでは美しい3Dグラフィックで描かれるアスタや魔道士達が印象的でしたが、リリース時にはキャラクターは何人くらい登場予定でしょうか?
チェ:
まだ開発中のため何人になるか正確な回答は難しいです。どんなキャラクターが出るか楽しみに待っていてください!
GW:
ーー戦闘システムはどのようなものをお考えですか?(ターン制、デッキコマンド、フレンド協力システムなど)
チェ:
ここも、まだ開発段階で明確に申し上げることはできないです。
一つ言えることはストーリー的な要素を強化し、戦闘を楽しめるように開発しています。
ゲーム内のプレイヤーの選択に応じて異なる印象・感動を得られるよう考えています。
テレビアニメの感動を届けたい
GW:
ーー世界観の作り込みでこだわっているポイントなどはありますでしょうか。
チェ:
全体の雰囲気、戦闘のテーマ、演出など、テレビアニメで表現されたものを活かせるように構成していくことが大事だと思います。
そして『ブラッククローバー』の魔法世界をプレイヤーの皆様が体験し、楽しめるよう適材適所にNPCを配置するなど、数多くの努力をしています。
GW:
ーー『ブラッククローバー』のファンの中ではキャラクターボイスの有無について話題になっていますが、現状決まっていることがあれば教えてください。
チェ:
テレビアニメの感動を感じていただくことにおいて、ボイスは重要な要素と思います。
キャラクターボイスも今後収録を検討しています。
GW:
ーーゲーム内で一番力をいれた部分、ユーザーに一番注目してほしい部分を教えてください。
チェ:
既存モバイルゲームのアピールポイントは驚き・派手さ・スケールなどがメインとなっている中、『ブラッククローバーモバイル(仮)』ではそれらに加えて「感動」を伝えたいと思います。
アスタが試練と向き合い、それを克服する課程をプレイヤーの皆様も共に感じられるような場面を演出できるように頑張ります。
テレビアニメで感じられる感動をそのままお届けしたいと思います。
GW:
ーー公式Twitterでは日本以外の言語でも多く反応があるようですが、配信国は日本だけですか?
チェ:
サービスは日本、韓国そして一部地域を除くグローバルサービスを予定しています。
GW:
ーーサービス開始は2022年と発表がありましたが、具体的にいつというのは決まっていますか?
チェ:
開発段階のため、まだ正確な日付を案内することはできませんが、2022年内のサービスを目標としています。
最後に一言
GW:
ーー最後に、『ブラッククローバーモバイル(仮)』のリリースを楽しみに待っているファンの方々に何かあればお願いいたします。
チェ:
VIC GAME STUDIOSは、「完成度の高い作品」をプレイヤーの皆様にお見せするのを目標として最善を尽くして開発しています。
ぜひ沢山の応援をお願いいたします!
GW:
本日はお忙しい中ありがとうございました。
『ブラッククローバーモバイル(仮)』のリリースを楽しみにしております!
©田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会