新作『崩壊:スターレイル』は『原神』など他のアプリゲームとどう違う?
4月26日(水)、「HoYoverse」からリリースされ話題沸騰中の大型タイトル『崩壊:スターレイル』。
すでに、Googleストアだけでも500万DLを突破している本作だが、中にはまだプレイに踏み切っていない方もいることと思う。
ユーザーA
最近よく聞くけど他のゲームと何が違うの?
ユーザーB
もうすでに他のゲームで満足してるんだけど…
そんな方に向けて今回は、『崩壊:スターレイル』は原神などを始めとした他作品とどのような点が違うのかについて解説する。
じっくり戦略を練る楽しさと爽快さを両立したターン制コマンドバトル
過去に『原神』や『崩壊3rd』などの“アクション”を手掛けてきたHoYoverseのイメージから一転し、『崩壊スターレイル』のバトルシステムはスタンダードなターン制コマンドバトルだ。
キャラクターの「速度」や「行動値」に応じて戦闘中の行動順が決まり、パーティーに編成された4人のキャラクター全員が1度の戦闘に参加する。
他社作品だが、『ヘブンバーンズレッド』などに近いシステムといえばわかりやすいかもしれない。
一見、シンプルなシステムに見えるが、そこはホヨバクオリティ。美しいキャラモデリングから放たれる派手なエフェクトは何度見ても飽きない出来栄えとなっている。
ちなみに作中に登場する属性には「炎・氷・雷・風・量子・虚数」の6種類のほかに、「物理」が属性として確立されている。つまるところ合計7種類だ。
「量子」「虚数」は他のRPG作品でも聞き慣れない属性だが、こちらは同じ『崩壊3rd』シリーズで登場している。
属性を駆使した戦闘について言えば、弱点属性での攻撃を積極的に行い、バトルを有利に進めていくロールプレイングのお約束をしっかり踏襲。
さらに『崩壊スターレイル』では、敵の「靭性(じんせい)ゲージ」を削ることで、攻勢に出るチャンスをプレイヤー自らが生み出していく戦略的なバトルが特徴となっている。
靭性ゲージを削られた敵は一時的な弱体化に陥るので、そこに怒涛の攻撃ラッシュを叩き込んでいく。この一連の流れを比較的スピーディーに繰り出せるため、本作はコマンドバトルなのに爽快感が感じられる。
また、「通常攻撃」「戦闘スキル」「必殺技」と、基本アクションが3種類に絞られていることもあって、直感的にサクサクとターンを回していけるのだ。
SFとファンタジーが融合した世界観。丁寧な作り込みは期待以上
『崩壊:スターレイル』のジャンルは『スペースファンタジーRPG』となっており、SF要素とファンタジーが融合した独自の世界観が特徴だ。
こうしたロマンチックな舞台が生きているように作り込まれているのも『崩壊:スターレイル』の大きな魅力。
例えば、フィールドを散策するとプレイアブルキャラクターが普通にいて、いつでも話をすることができる。
何でもない要素に感じるかもしれないが、知っているキャラクターを発見したときは地味に嬉しく、『崩壊:スターレイル』の世界に生活がしっかり根付いているような感覚を味わうことができる。
その他に、アイテムのほぼ全てにフレイバーテキストが設定されていたり、キャラクター同士の関係性が深掘りされたサブクエストが数多く存在するなど、世界観の描写に並々ならぬ力が注がれている。
同社の『原神』もそうだが、アプリゲームでここまで緻密に作られた作品は中々見受けられない。
ちなみに本作はオープンワールドではないが、その分ステージや街の密度はかなりのもの。世界を探索する楽しみも存分に味わえる。
大冒険を予感させるストーリー
『崩壊:スターレイル』のストーリーは、一部記憶を欠損した旅人(主人公)がある「星神」がかつて歩んだ道を辿り、星々を冒険していくというもの。
各星には独自に発展した文明が存在し、世界1つ1つをプレイヤーの手で「開拓」していくことになる。
オリキャラから崩壊シリーズに登場するキャラまで多数登場
『崩壊スターレイル』には、同じ「崩壊」シリーズで知られる『崩壊学園』『崩壊3rd』をモチーフにしたキャラクターが多数登場している。
ここでは代表的なキャラクターを数名ご紹介しておこう。
姫子(CV.田中理恵)
ゼーレ(CV.中原麻衣)
ブローニャ(CV.阿澄佳奈)
ヴェルト(CV.細谷佳正)
中でも「ヴェルト」の存在だけはかなり特殊な立ち位置。基本的に元となったキャラとはあくまで別人なのだが、彼だけは『崩壊3rd』に登場する「ヴェルト・ヨウ」と同一人物であることが、公式生放送でも明言されている。
さらに作中ではブローニャの母親として「カカリア」が登場するなど、パラレルでありながらも同じ『崩壊』シリーズの繋がりを見せている。
もちろん今回が初の「崩壊」シリーズでも十分楽しめるのだが、その一方で随所にシリーズファンに対する目配せを感じざるを得ない。シリーズファンとしては、「わかってる〜!」とテンションが上がってしまうことうけあいだ。
対応機種・必要容量
『崩壊:スターレイル』の対応機種は現在、iOS/Android(スマホ)、PCの3種類となっている。
同社HoYoverseの『原神』はPS4・PS5に対応しているが、『崩壊:スターレイル』もPS版が配信予定だ。
現時点でリリース日などの詳細は発表されていないが、『原神』同様プラットフォーム間のデータ連携が可能であれば、先にスマホ版からプレイして後ほどPS版にデータ移行することも可能かもしれない。ここは続報に期待しよう。
スマホの必要容量は現時点で約9GB
スマホ版『崩壊:スターレイル』の必要容量は、5/2時点で約9GBとなってる。
スマホの空き容量は人によってはデリケートな問題なので、容量で困っている方は参考にしてほしい。
ただし、今後のアップデートで必要容量が増加する可能性は非常に高いので、あくまで現時点での参考程度に留めてほしい。
『崩壊:スターレイル』ならではの魅力も満載
『崩壊スターレイル』にはあちこちにプレイヤーがニヤリとしてしまう小ネタの数々が散りばめられている。
最後にそんな小ネタを少しだけご紹介したい。