ガチャを引くだけがゲームじゃない。本格スマホRPGを楽しむならコレ!
お盆の夏休みを楽しみにしているGameWith編集部のライターHです。
今年の休暇は何のゲーム遊び尽くそうかと考えている時に、とあるスマホゲームを小耳に挟んだ。それが今回紹介する『アナザーエデン 時空を超える猫』だ。
タイトルに関しては、もはや知らない人はいないと言っても過言ではないだろう。かくいう私も未プレイながら、ガチャに関する不具合の件でタイトルだけは知っていた。
「どうせ無料だしな……」と遊んでみたが、このレベルのゲームをスルーしていた自分が恥ずかしい。来週どころか、今後も遊び尽くすゲームになりそうだ。
そこで本稿では、今更感はあるがリリースから2年を経ても愛される本作の魅力をお届けする。この夏、何のゲームで遊ぶか決めかねている方に、是非ともおすすめしたい一品だ。
RPG好きなら絶対にハマれる! 3つのおすすめポイント!
ゲームへの没入感がスゴい!
まず本作を遊んでみて感じたのは、「家庭用ゲームを移植したのか?」と思う完成度の高さ。
スマートフォン向けゲーム特有のスタミナ制も採用されていないため自由度も高く、始めたばかりのユーザーでも遊び放題。
ゲームの進行度によっては、動ける町やフィールドに制限はあるものの、その枠内であればサブクエストをプレイしたり、レベル上げに精を出すことも可能なのが嬉しいところ。
個人的には、「自由に遊んでいいよ」と暗に言われているかのようなシステムが特に良い。
後述するストーリーや世界観がテンポよく進むため「次はどうなってしまうんだ?」という展開の繰り返し。
これでスタミナ制とあれば「早く遊ばせてくれ!」と文句の一つでも言いたくなるが、その心配もなく寝る間も惜しんでプレイしてしまう。
通りかかった家に入っては、アイテムを探すためにタンスを容赦なく開けたり、一見すると行き止まりの道には隠し通路が設定されていたりと、なんだか懐かしいワクワク感も楽しめる。
メインストーリーだけを進めてもいいし、サブクエストなどの寄り道を楽しんでもいい。プレイスタイルを強要しない自由な遊び方が本作への没入感をより高めているように感じられた。
キャラクターガチャはメインコンテンツになり得ない
パーティを構成するキャラクターは、主にガチャやストーリーの進行で仲間になる。
ガチャといえば最高レアリティを欲してしまうのが人の性。しかし、正直なところキャラクターのレアリティはそこまで影響しないように思えた。
もちろん、強力なキャラクターを所持しているかどうかでゲームの難易度が下がるのは否定しない。本作においては、特にパーティの生命線となるヒーラーの有無が際立つ部分だろう。
ただ、所持しているキャラクターの中から最適なパーティを構成したりと、プレイヤーの腕次第で工夫出来る難易度に感じられた。
ゲームスタート時には、高レアリティ25人の中から1人を選んで召喚できる。
ストーリーで手に入るキャラクターも決して弱くはなく、入手したキャラクターの力を合わせれば十分にゲームクリアは可能だろう。
正直な話、ガチャの100連・200連は確かに楽しい。最高レアリティのキャラクターが多数揃えられれば嬉しいに決まっている。
しかし、実際にプレイしてみて、本作における魅力はあくまでもメインストーリー>ガチャであると個人的に感じた。
本作のリセマラは1回につき大体30分ほどかかるだろうか。私はそこに時間を費やすくらいならストーリーの進行をオススメする。
ガチャを引くだけで満足せずに、是非ともその先にある本作の楽しさを知って欲しい。
壮大な世界観・ストーリー
本作のストーリーテーマは"タイムトラベル"。
プレイヤーは、とある村の警備隊員・アルドとして、魔獣に攫われた妹を助ける冒険に出るが、そこで偶然にも時空を超える体験をする。
本作においてのネタバレほど興が醒めるものもないだろう。序盤の第2章、3章のプレイからでも感じられる圧倒的な高揚感を是非ともプレイして感じて欲しい。
過去と現在、未来の時間を中心に展開されるストーリーになんとも惹かれるが、平成No.1の名作ゲームとも称される『クロノ・トリガー』を手掛けた加藤正人氏がストーリー・演出を担当していると知ったら納得だ。
第2部ストーリーを展開している最中だが、第1部としてストーリーが完結している点もユーザーとしては嬉しいところ。
まとめ
ストーリー重視のゲーマーにはもってこいの作品
正直な話をすると、未プレイの私としては、本作のイメージはガチャに関する1件から決していいものでなかった。
しかし、いざ遊んでみると本作の丁寧な作りこみ・ゲームの魅力は、それらの不安要素を補うどころか余りあるほどだった。
"本格スマホRPG"というワードがこれほど似合うゲームもないだろう。主人公・アルドとプレイヤーとのシンクロが圧倒的なストーリー体験をもたらしてくれる。
古き良きJRPGとまで言うと大げさかもしれないが、壮大なストーリーとそれを支えるゲームシステムは完成度がずば抜けて高く、ストーリーを重視するプレイヤーならば遊んでみて損はしないはずだ。
長期休暇も控えた今こそ、腰を据えて遊べる本作を一度遊んでみてはいかがだろうか?
© WFS