
Shiromofu Factoryの最新作『Dungeon Antiqua 2』は、懐かしさとストイックなゲーム性を追求した一作だ。
単なるレトロ回帰に留まらず、現代的な遊びやすさを備えた「正統進化」を遂げている。
本作の真髄は、一歩先が闇に包まれた「視界」の概念が生む緊張感と、10種の職業を跨ぐ「スキル継承」による自由な育成にある。
プレイヤーの想像力を刺激する本作の魅力を、システム面から詳しく紐解いていこう。
目次

インディゲーム100選!
8ビットから16ビットへと“進化”した正統派ダンジョンRPG
Shiromofu Factoryが手がけた『Dungeon Antiqua 2』は、ドット絵とサウンドが楽しい2DダンジョンRPGだ。
前作の魅力をしっかりと引き継ぎつつ、表現は8ビットのファミコン風から16ビットのスーパーファミコン風へと“進化”を遂げている。懐かしさを前面に押し出しながらも、単なる回帰にとどまらない作りが印象的である。

プレイヤーは4人パーティを編成し、6つのダンジョンの踏破を目指す。ムービーや過剰な演出は一切なく、戦闘や探索は極めてストイックだ。
そのぶん、プレイヤー自身の想像力が物語や戦況を補完し、没入感の高い冒険体験が生まれる。
物語は前作から数百年後の世界が舞台で、古の魔王が封印を破って復活したことを受け、妖精が新たな勇者たちを召集し、討伐へと向かわせる。
時間が大きく経過しているため前作との直接的なつながりは薄く、未プレイでも問題なく楽しめる構成だ。
拠点「城下町」と探索を支える導線設計

冒険の拠点となるのは「じょうかまち(城下町)」である。ここには商店、呪文屋、宿屋、寺院、訓練所などが揃っており、キャラクター作成や転職、スキル習得まで一通りの準備が整う。
城下町とダンジョンを往復しながら少しずつ戦力を強化していく流れは、ダンジョンRPGの王道そのものだ。
初めてダンジョンに挑む際には妖精が丁寧に助言してくれるため、操作や探索の基本も自然に身につく。懐かしい見た目とは裏腹に、導線は非常に現代的で親切である。
視界とシンボルエンカウントが生む戦略性

探索で独特の緊張感を生んでいるのが「視界」の概念だ。
通路の先や扉の向こうは、実際に進むまで闇に包まれており、一歩ずつ地図を埋めていく楽しさがある。
また、敵はシンボルとして可視化されており、背後から奇襲をかけたり、あえて戦闘を避けたりと、プレイヤーの判断が結果を左右する。

戦闘はサイドビュー形式のターン制で進行する。前列・後列の配置、スキルや魔法の選択、弱点の分析といった要素は非常になじみ深い。
オート戦闘機能も備えており、ザコ戦はテンポよく処理できる点も快適だ。
職業とスキル継承が生むビルドの奥深さ

本作で特筆すべきなのが、前作の8種類から10種類へと拡張された職業システムである。
戦士や魔法使い、モンクといった基本職に加え、試練の塔で特定のボスを倒すことで、アーチャーやサムライといった上級職が解放されていく。

転職してもレベルは維持され、職業ごとの専用スキルを引き継げる点が成長システムの醍醐味だ。
転職を重ねてスキルを組み合わせ、自分だけの理想的なビルドを構築する楽しさがある。
ダンジョン内には、探索中に一度だけMPを全回復できる「回復の泉」が設置されていたり、戦闘後に体力や状態異常が自動回復したりと、快適性を高める工夫も多い。さらに、特定の戦利品を売却することで新たな装備が店頭に並ぶなど、探索と成長が自然に循環する設計も秀逸だ。
『Dungeon Antiqua 2』は、「懐かしさ」と「新しさ」を1本で存分に味わえる、実直で完成度の高いダンジョンRPGである。
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発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年1月8日 |
|---|---|
| 会社 |
Shiromofu Factory |
| ジャンル | RPG |
| 対応ハード | PC |
| タグ | |
| 価格 |
PC : 909円(税抜)
|
| 最大プレイ人数 |
1人
|
| 公式HP |
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