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Darwin's Paradox!
2026年4月2日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
タコが主人公の横スクロールアクション!かわいいだけじゃない、歯ごたえ満点で映画のような完成度
「タコが主人公のゲームです」と言われて、どんなゲームを想像するだろうか。かわいいキャラクターが活躍するほのぼのアドベンチャー、あるいはふんわりしたパズルゲーム……。
筆者も最初はそんなイメージを抱いていた。しかし『ダーウィンのパラドックス!』はそのイメージを見事に裏切ってくれた。
本作は、ZDT Studioが開発し、KONAMIより発売された横スクロールプラットフォームアクション+ステルスゲームだ。主人公は、平和な海から謎の工場に連れ去られた若きタコ「ダーウィン」。タコ本来の能力を駆使しながら、お家である海へと帰ることを目指す。

▲謎の工場に迷い込んだダーウィン。海に帰るための大冒険が始まる。
かわいいビジュアルの裏に死にゲー的な歯ごたえと映画のような演出が詰め込まれた、侮れない一作だ。本稿では、実際にSteam版で1周クリアまでプレイして感じた本作ならではの魅力をお伝えしていく。
目次
Darwin's Paradox!
2026年4月2日 発売中
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吸盤・スミ・擬態……タコの全能力で縦横無尽に駆け巡る快感
吸盤移動で、壁も天井もダーウィンの道
本作のゲームプレイの核となるのが、吸盤を使った壁・天井への張り付き移動だ。
横スクロールアクションといえば、左右に走ってジャンプで足場を渡るのが基本。しかし本作では、壁も天井もダーウィンの道になる。目の前に壁があれば登り、上に天井があれば逆さまに移動できる。この縦横無尽な立体移動が、横スクロールアクションの常識を気持ちよく裏切ってくれる。
▲壁・天井を自在に移動するダーウィン。横スクロールの概念が覆される。
吸盤はオブジェクトを引き寄せて動かすのにも使える。足場を自分で作り出したり、水中ではスチール缶の裏に張り付いたまま移動して監視の目を掻い潜ったり。「ここはどう進むんだ?」と立ち止まった場面で吸盤の可能性に気づいた瞬間の爽快感は、ひとしおだ。

▲吸盤でオブジェクトを引き寄せて監視を潜り抜ける様子。移動だけではない吸盤の活用法が随所にある。
タコの能力をフル活用する多彩なアクション
吸盤以外にも、ダーウィンはタコならではの能力を豊富に持っている。
スミは水中で周囲を塗りつぶして姿を隠したり、陸上で電子機器を破壊したり軽いオブジェクトを動かしたりと多用途に活躍する。

▲スミでウツボの視界を塗りつぶし、やり過ごす場面。使いどころを考えるのも楽しい。
▲スミはスイッチを押すのにも使える。身体を拘束されてもスミは吐けるのがポイントだ。
擬態は周囲の環境に溶け込む潜入の要で、接触されない限り発見されない優れもの。水に入れば水中ダッシュまで使え、陸上より快適に感じるくらい泳ぎが速い。

▲背景に完全に溶け込むダーウィンの擬態。優秀すぎて、緊張感よりパズル感が強め。

▲水中ではダッシュも可能。タコらしく、泳ぎは陸上より快適だ。
これだけ多彩なアクションがありながら、操作は直感的で使用するボタン数も少ない。地上でのジャンプボタンが水中ではダッシュに切り替わるなど、シンプルな操作体系でタコアクションをフル活用できるよう設計されている。初プレイでもすぐに手に馴染んだ。
ステルス要素は、擬態が非常に優秀で動かずにじっとしているだけで敵をやり過ごせてしまう。その分、緊張感はやや薄め——発見されるスリルよりも「敵の動きを見てタイミングを測る」パズル的な感覚に近い。ステルスに骨太な緊張感を求める人は少し物足りないかもしれないが、タコを操るプレイフィールはまったくの別物で新鮮だ。
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難しすぎず、簡単すぎない。解けた瞬間の快感が癖になる
アクションの合間に挟まれるパズル・ギミックも、本作の楽しさを支える重要な柱だ。レバーを操作して扉を開ける、オブジェクトを移動させて足場にする、といった仕掛けが随所に登場する。

▲レバーやスイッチを使ったギミック。うんうん唸った末に解けたときの達成感が心地よい。
難しすぎず簡単すぎず、「立ち止まって一通り触って一瞬考えると解ける」くらいの絶妙な難易度。攻略を調べるほどではないが、しっかり頭を使う。この加減が気持ちいい。
一方、アクション部分はやや歯ごたえがある(タコだけに)。落下したり、敵に発見されたりすると基本的に即死。初見では「理不尽では?」と感じる場面もそれなりにある。ただしチェックポイントが細かく更新されるため、やり直しは数秒で完了する。死にながら覚えていくゲームデザインで、むしろ死に方のバラエティが本作の見どころのひとつになっている。

▲ダーウィンは基本的に無力。攻撃手段は無く、敵に対して隠れるか逃げるかしかできない。

▲潰されたり、黒焦げになったり、食べられたり。コミカルな描写でグロくなく、ダーウィンへの愛着がじわじわ増していく。
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セリフゼロのタコに感情移入する、映画のような没入体験
本作の演出面は、ゲームの完成度を大きく底上げしている。
ダーウィンはタコなので、セリフが一切存在しない。ストーリーはすべて、画面に映る景色とダーウィンの仕草・表情で語られる。驚くべきシーンではプレイヤーより先にダーウィンが驚いてくれるため、「タコなのにいつの間にか感情移入してしまう」という不思議な現象が起きる。

▲表情と仕草だけでストーリーを語るダーウィン。言葉がなくても、気づいたら感情移入している。
グラフィックも没入感を高めている。水に濡れた素材の質感、暗がりに差し込む光の演出——CGアニメ映画を観ているかのような臨場感だ。楽曲も工場内の広大なシーンでは壮大なスコアが流れ、ステルスシーンではサスペンス調に切り替わるなど、映画音楽的なアプローチが没入感をさらに引き上げてくれる。

▲映画のような質感のグラフィック。光と影の演出が臨場感と没入感を生む。
雨と車のライト、明暗表現のグラフィックには感動……!
筆者的に最も印象に残ったのが、雨の降る工場の出入口を、行き交う車の間を縫って突破するシーンだ。
▲雨の工場を車が行き交うシーン。グラフィックと物語が重なる本作屈指の名場面。
降り続ける雨、路面に滲む水の反射、行き交うトラックのヘッドライトが闇を切り裂く——視覚的なインパクトだけで十分すごいのだが、それ以上に「海に帰りたい一心で前に進むダーウィン」という物語的な文脈が重なり、思わず前のめりになってしまった。
思えば、プレイ開始直後はダーウィンを「リアルなタコだな」くらいにしか思っていなかった。しかし、表情豊かな仕草を何度も目にしているうちに、いつの間にかかわいくて仕方なくなっていた。このシーンで前のめりになったのは、グラフィックの力だけでなく、そうしてダーウィンに愛着が湧いていたからだと思う。

▲カモメに捕まったダーウィンの表情。リアルなタコのはずなのに、気づいたらかわいく見えてくる。
このシーンに限らず、本作のグラフィックは「きれいなだけ」ではなくゲームプレイの緊張感と感情に直結している。それがこのゲームの映画的な完成度の正体だと思う。
Darwin's Paradox!
2026年4月2日 発売中
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ピクサー映画好き・死にゲー好きに刺さる、新感覚アクションアドベンチャー!
いくつか気になった点も挙げておく。ジャンプの挙動はやや独特で、通常時と張り付き時で軌道が変わる上に空中での制御がほぼ出来ないため、慣れるまで着地点の調整が難しい。また、暗いマップが多く、進むべき方向が直感的にわかりにくい場面がある。最近の親切な設計のゲームに慣れている人には、少し戸惑う場面もあるかもしれない。
それを踏まえて、こんな人に特におすすめしたい。
【おすすめポイント】
- ▶新感覚の横スクロールアクションを体験したい人:壁・天井を自由に移動するタコアクションは、既存のゲームにはない操作感だ。
- ▶死にゲー的な歯ごたえが好きな人:チェックポイントが細かいので繰り返しトライしやすく、クリアしたときの達成感も大きい。
- ▶ピクサー映画のような世界観が好きな人:コミカルでかわいい見た目の裏に、感情が動く演出が詰まっている。
逆に、やさしいナビゲーションやゆるやかな難易度を求める人には合わない部分もある。まずは配信中の体験版で試してみることをおすすめする。

▲体験版は『メタルギア』コラボ仕様の特別版だ。正式版を遊んだ人も楽しめる。
「タコのゲームでしょ?」と高をくくっていた筆者は、クリア後すぐに2周目を遊びたくて仕方なくなっていた。それがこのゲームの魅力を一番よく表していると思う。
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発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年4月2日 |
|---|---|
| 会社 |
KONAMI |
| ジャンル | アドベンチャー |
| 対応ハード | PS5 / Switch2 / PC / Xbox |
| 価格 |
PS5 : 3,600円(税抜)
Switch2 : 3,600円(税抜)
PC : 3,600円(税抜)
Xbox : 3,600円(税抜)
|
| 公式HP |
Darwin's Paradox!
2026年4月2日 発売中
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GameWith編集者情報

| 幼少期に初めて遊んだ『SaGa2秘宝伝説』でゲームにハマり、『メモリーズオフ』でオタクになった甘党おじさん。 レトロゲームを買い漁るのが好きで、購入した中古ソフトをクリーニングする作業が至福の時間。 ゲーム以外ではギターが趣味だが、夜な夜な取り憑かれたようにゲームのBGMを演奏しだす厄介な習性がある。 |
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