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もう真冬ですねー。
ちょっと前まで死ぬほど暑かったのに、最近は死ぬほど寒くなってきましたねー。
日本の四季はどこにいったのかしらねー。
まー、それはそれとして。
年末年始におすすめしたいタイトルとして私が狙いをつけたのは、ネットニュースで見つけた『プリンセスメーカー2、30周年を記念して復刻』という文字。
ほぉ。初代のプリメで娘を育てたことはあったが、それっきりシリーズは触っていなかったのぉ。
30年ぶりに、娘を育ててみますか。
30年前は無事に娘を嫁がせたものの、すぐ実家に戻ってきた、いわゆる「出戻り」という結末。
だが私も、あの頃の新米＋減点パパとは違う。
今回こそは、娘を立派なプリンセスに育て上げてみせますぞー。
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- 12月22日(月)
『プリンセスメーカー２ リジェネレーション』30年ぶりの復刻『プリンセスメーカー2』原作プレイのライターが30年ぶりに娘を育ててみた
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年末年始ゲームレビュー祭まとめ2025
目次
この記事を書いた人micksrate
プリンセスメーカー２ リジェネレーション
2024年7月11日 発売中
各ストアで詳細をチェック！
『プリンセスメーカー2 リジェネレーション』の基礎知識
この世界でのプレイヤーは「魔王を倒した勇者」。
その勇者に対し、天界の女神が一人の少女を授けるところから物語は始まる。
勇者はその子を「養女」として育てることにした。
現在、少女は10歳。
8年後、少女が18歳になったとき、彼女はどんな道へ進んでいくのであろうか……。
うーん、まだ結婚もしておらんのに、いきなり10歳の娘の父になる勇者の心境はどんなもんなんだろうねぇ。
魔王を倒した功績で王宮お抱えの仕事に就いておるようだし、豪邸に執事までいる環境なので、シングルファーザーとはいっても育てるのに困ることはないだろうけど。
当然ながら、王宮でもモテモテでしょうなぁ。
……なんか、腹立ってきたわｗ
プリンセスメーカー２ リジェネレーション
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さぁ、娘を育てますぞ
『プリンセスメーカー2 リジェネレーション』はさまざまな機種で遊べるが、今回はSwitch版を選択。
ちょうど半額セールで、お得に購入できましたｗ
娘と父の設定を決めよう
まずは父の名前を入力。
カナ4文字までしか入らんのか……いつも使ってる名前が入らんな。どうするべーか。
リライブに決定。
勇者らしい、かっちょいい名前であるな。
次は娘の名前。
キョーコ。
特に理由はないｗ
そこから娘の血液型だの、父の年齢だの、娘と父の誕生日だの、いろいろと聞かれて初期設定は終了。
ここからゲームスタートだ！
育成シミュレーションなのですよ
毎月、月初めに娘が何をするかを決めるのが父の役目。
右にウジャウジャとパラメータが並んでいるが、一部を除いてどんどん上げていけばよい。
習い事をすれば、ある程度ピンポイントに狙った能力を上げられる。
ただ、1日ごとにお金が削られていく。
アルバイトをすると、お金を稼ぎながら能力を上げられる。
ただし、仕事でミスをした場合はその日の給料をもらえない。
また、日給が高い仕事が必ずしもオイシイとは限らない。
給料が高いぶんストレスが大きく上がったり、貴重なステータスが下がってしまったり。
逆に給料がほとんど入らない「教会」で働くと、ほかではなかなか上げられない「信仰」や「モラル」を効果的に上げられるというメリットもある。
習い事やアルバイトを続けていくと、娘もストレスがたまっていく。
ストレスを解消しないまま放っておくと、娘が非行に走ったり、時には悪事を働いて逮捕されたりなんかもする。
ちゃんと休ませてあげよう。
娘のスケジュールには「武者修行」を選択することもできる。
ちょっとしたダンジョン探索気分で、遭遇する敵を倒したり、イベントを発生させたり、宝箱を開けたり……。
ストレスをためずにお金稼ぎをしたり、特定の能力を上げたりと便利だが、戦闘能力が足りないと早々に敵にやられて残り日数がムダになるし、敵を倒したら倒したで上げてはいけない「因業」が上がるデメリットもある。
パラメータを簡単に説明しておこう
膨大な数のパラメータだが、大きく2つに分けられる。
まず、いちばん上の10種類。
こちらはそれぞれ独立したパラメータで、数値がそのままエンディングに影響する。
また、「体力」は戦闘時のHPに、「知能」はMPに、「筋力」は攻撃力に影響を与えるほか、「因業」「感受性」「ストレス」は娘の精神状態に直結するといった役割も。
「ストレス」が高いと非行に走りやすくなり、「因業」が高いと娘が悪に染まる。
「感受性」は大事なパラメータだが、あまり上げすぎてしまうと娘は家出してしまう。
娘が戻ってくるまで何もできなくなるので、非常に痛い。
続けて、残りの16個。
「戦士評価」「魔法評価」「社交評価」「家事評価」という4種類のパラメータの下に、ほかのパラメータがあると考えると理解しやすい。
たとえば「戦士評価」は「戦闘技術」「攻撃力」「防御力」の合計、「社交評価」は「礼儀作法」「芸術」「話術」の合計といった具合だ。
各種評価はパラメータを上げるだけでなく、イベントで上げることもできる。
たとえば収穫祭の「お料理コンクール」で優勝すると「家事評価」を、「王国芸術祭」「ダンスパーティー」で優勝すれば「社交評価」を大きく上げられる。
「武闘会」の場合は、剣で戦えば「戦士評価」、魔法で戦えば「魔法評価」がアップするという具合だ。
評価もエンディングに直結するので、どれに出ても優勝できるようにしておきたい。
娘、10～13歳の軌跡【前半戦】
娘を育て始めて、まずブチ当たる壁は「資金不足」。
最初の500Gなど、2回くらい習い事をして、1回バカンスに行ったらもうなくなってしまう。
初手としては、やはりアルバイトなんだろうなぁ。
日給が高いうえに、体力や筋力を上げられる「農場」でお金を稼ぐことにした。
最初は失敗も多かったが……。
慣れてくると失敗が少なくなり、日当も上げてくれたぞ。
このまま、農家の嫁でもいいんじゃね？
……いかんいかん、目標はあくまで「プリンセス」であった。
それにアルバイトの日当程度ではタカが知れている。
ここはひとつ、まとまった大金が欲しい。
そこで送り出した武者修行、とある場所でキャンプを張るとこんなイベントが発生。
なんか「料理」のパラメータが大きく上がったぞ。
これを何回か繰り返して、10月の収穫祭で開かれる「料理コンクール」優勝じゃい。
もくろみ通り優勝して、大金をゲットできた。
このお金で「戦闘技術」「剣術」を学ばせて、武者修行で敵と戦えるようにしておこう。
もちろん、娘とのコミュニケーションも忘れてはおらんぞ。
武者修行でお金を持っている敵と戦えば、10日で1000Gや2000Gはラクに稼げる。
これで、お金の心配はほぼなくなったといえよう。
物価が上がり、真面目に働くだけでは日々を送ることすらままならない現代社会。
若いうちから稼ぐ手段を身に着けさせることはとても大事だと思うのだが、いかがなものであろうか……。
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娘、14～17歳の軌跡【後半戦】
そんなこんなで娘も14歳。
親子の会話を欠かさず、バカンスにもちょくちょく連れて行ったおかげか、娘との関係は良好のようだ。
画面には娘の身長・体重・スリーサイズも表示されているが、やはり体重は気にしてあげたいところ。
日常生活でもダイエットはできるが「体力」を大きく削られてしまう。
そこでおすすめなのが、夏の海のバカンス。
体力を減らすことなく、ストレスと体重がみるみる減っていくので、夏の海には積極的に連れて行ってあげるとよろしかろう。
各種パラメータも順調に上がっているが、魔法関連はまったく手つかずだし、社交評価も心もとない。
「プリンセス」というからには、やはりどのパラメータも高いレベルで上げておかないといけないであろうなぁ。
で、最近こんな連中が頻繁にやってくる。
返り討ちにするたびに「戦士評価」が上がるので、街ではすっかり「意外と家庭的な武闘派少女」という感じになってしまった。
まぁ、武者修行でもお尋ね者をシバき倒しておったようだしのぉ。
そういえば、こんな輩もいたな。
なにぃ、娘と結婚させてくれだと！
ちなみにこの男の正体は……。
数年前の武者修行で娘にシバかれた若いドラゴンだったらしい。
ドラゴンは若い頃から蓄財に励むらしいので経済的には問題なかろうが、いかんせん娘も「はぁ？」という感じなので断った。
もし娘が結婚に乗り気だったら、父親としてはどうしたらよいのかね……。
武者修行ではこんな出会いも。
まさかの当代魔王！
魔王は父が倒したはずだが、どうやら次代の魔王がすぐに誕生する世界のようである。
とはいえ、今すぐ世界をどうこうするわけでもないようで、それどころか娘に酒盛りへの招待とパラメータアップの提案をしてきた。
「気品」や「色気」など、貴重なパラメータを大きく上げてくれるが、そのかわりに「信仰」が減り、「因業」が上がる。
払った代償をフォローできるなら、ぜひとも誘いに乗りたいところ。
勇者としての評価は地に落ちるだろうけど。
娘18歳、運命の時
そして娘は18歳、ついに運命の時がやってきた。
さぁ、娘はどんな進路を選ぶのであろうか。
「プリンセス」ではなく「王宮魔術師」か。
魔法の能力や「魔法評価」は大きく上げられたものの、残念ながら「社交評価」を上げきれなかったのが原因かもしれない。
とはいえ、父と同じ王宮お抱えのキャリア官僚。
娘の進路としては、まぁ申し分あるまい。
ところが……。
ん？
あれー？
どうゆーこと？
娘を連れて遊びに行き過ぎたせいで、すっかり「パパ大好きー」になってしまったのか……。
父も父で軽いなぁ。
エンディングは「どの職業に就いたか」「誰と結婚したか」という2つの結果が発表されるのだが、まさかこんな結末を迎えるとは……。
街の人々も祝福してくれたし、女神様にも褒められたから、まぁよいのかねぇ。
ちなみにPS4やPS5では倫理規定に引っかかったのか、父とは結婚できないらしいぞ。
最後に父としての評価が「総合点」として表示されるが、今回は「1108点」。
いい父親だったのか、ダメな父親だったのか……最高点が何点かわからんので皆さんで自由に判断してほしい。
おまけ
……とはいえ、「プリンセス」になれなかったのが悔しいので、途中のセーブデータから何度かやり直してみた。
父と同じ「勇者」。
またしても父と結婚して、二人で旅でもするのかと思いきや、結婚したのはどっかの貴族だった。
残したセーブデータから「プリンセス」になるのはどうやらムリそうなので、今度は「因業」を上げて娘を悪に染めてみようかねぇ。
おおっ、プリンセスにはなれなかったが、「女王」にはなれたようだぞｗ
……などとのんきに笑っていたら、まさかの結末が待ち受けていた。
「魔王の嫁」！
魔王主催の酒盛りに何度も参加していたら、いつの間にか魔王とそんな関係になっていたのか！！
……とはいえ、これはこれで「プリンセス」には違いないなｗ
さらに「因業」を上げて、最後に迎えた結末がこちら。
当代魔王を倒して、ついにみずから「魔王」となりましたとさ。
全身のタトゥーがすさまじい……。
誰と結婚したかは語られなかったので、ひょっとしたら特殊エンディングなのかもしれない。
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プリンセスメーカー２ リジェネレーション
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『プリンセスメーカー2 リジェネレーション』のまとめ
最後はちょっと暴走してしまったが、以上で『プリンセスメーカー2 リジェネレーション』のプレイ終了だ。
しかしながら、エンディングはまだまだ膨大な数が残っている。
アルバムモードがあるが、エンディングだけでどれだけあるんだ、というくらい膨大。
気になる人、アルバムはすべて埋め尽くさないと気がすまない人は、ぜひコンプリートしてみよう。
1周プレイするのにかかった時間は、およそ8時間ほど。
武者修行で魔王にパラメータを上げてもらったり、敵を倒してお金を稼いだり……を多くやっていると、やはり時間がかかる。
武者修行はほどほどにして、アルバイトと習い事をメインに回せれば、もっとプレイ時間を短縮できるだろう。
おそらくプレイ前に敬遠されるだろうな、と思われるのが「パラメータ」の多さ。
慣れてしまえば気にならないのだが、やはり人間は第一印象で物事を判断してしまう生き物ゆえ。
プレイ中に気になった部分は、やはり「武者修行」であろうか。
マップを見ることができないので、慣れないうちは道に迷っているうちに何も成果がないままタイムオーバーになることが多い。
発売30年後のリメイク作品だし、マップを表示できるとよかったなぁ。
あと、戦闘時のコマンド記憶機能も欲しかった。
序盤は「逃げる」「隠れる」、中盤以降も「話しかける」で余計な戦闘を避けられるのだが、連打グセがあるといちばん上の「戦う」をつい選んでしまう。
そのせいで倒されてしまったり、余計な「因業」を上げてしまったり……。
とはいえ、ボイス付きで「お父さん、大好き」とか「お父さん、誕生日おめでとう」とか言ってくれるのはさぞ嬉しかろう。
幼少期ならともかく、思春期の娘にこんなこと言ってもらえる父なんているのかねぇ？
育成シミュレーションゲーム黎明期の伝説的ゲーム。
そして、父の妄想を少しだけかなえてくれる癒しのゲーム。
ぜひ、手に取ってみてはいかがだろうか。
プリンセスメーカー２ リジェネレーション
2024年7月11日 発売中
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『プリンセスメーカー2 リジェネレーション』とは？
父親となり子育てを追体験！
Bliss Brainから発売のSwitch,PC,PS5,PS4対応ゲームソフト『プリンセスメーカー２ リジェネレーション』は、星から授かった娘の父親となり子育てを追体験していく育成シミュレーションゲーム。
本作は2004年に発売された「プリンセスメーカー2 リファイン」をベースにグラフィックスの書き直しやオープニングアニメなど、新たな要素が追加されている。
発売日など基本情報
| 発売日 |
Switch: 2024年7月11日 PC: 2024年7月11日 PS5: 2024年8月8日 PS4: 2024年8月8日 |
|---|---|
| 会社 |
Bliss Brain |
| ジャンル | シミュレーション |
| 対応ハード | Switch / PC / PS5 / PS4 |
| 価格 |
Switch : 3,600円(税抜)
PC : 3,600円(税抜)
PS5 : 3,600円(税抜)
PS4 : 3,600円(税抜)
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| 公式HP |
