
“カードゲーム祭2025”で『シャドバビヨンド』を先行プレイ

Cygamesの人気デジタルカードゲーム『Shadowverse』(シャドウバース)の続編であり、完全新作『Shadowverse: Worlds Beyond』(シャドウバースワールズビヨンド)。
2025年6月17日(火)にApp Store、Google Play、Steam、Epic Games Storeで配信を予定しており、すでに事前登録は受付中。
事前登録はこちら本稿では、2025年5月3日〜4日の期間に東京ビッグサイトで開催された“カードゲーム祭2025”にて、『シャドウバースワールズビヨンド』の先行体験プレイが可能だったため、その模様をお届けする。
先に簡潔かつ、ざっくりと私個人の『シャドバビヨンド』の感想をお伝えすると。
エフェクトかっこよ! スキンかわよ! 後攻なのにあんまり不利じゃない!?

※ゲーム画面は開発中のものです。
『Shadowverse: Worlds Beyond』とは?
本作は、Cygamesの『シャドウバース』の続編で、完全新作となる次世代デジタルカードゲームだ。既存の『シャドバ』に、新要素・新コンテンツを加えて、従来のものをさらに進化させている。
具体的には、進化に加えて超進化というギミックや、作成したアバターをオンライン空間上で動かし、ロビーにいる他のユーザーとの対戦や、仲間同士でギルドを作って集まるシャドバパークというコンテンツが追加されている。
また、従来の『シャドバ』に用意されていたクラスからネクロマンサーとヴァンパイアが無くなり、新たにナイトメアのクラスが追加。他にも、カードゲームでどうしても不利となる後攻をなるべく公平にするエクストラPPや、初期手札の増加などがある。

新要素・超進化の楽しさ、『シャドバ』の面白さ、ド派手な演出に惹かれる体験会
体験会では、本作のメインとなる対戦を遊ぶことができた。そして先行体験会のブース前には、本作のナビゲーターキャラクター“エース”がゲームに関する質問に答えてくれるモニターが設置。

ふわふわと浮かぶ、かわいいエースちゃんに『シャドバビヨンド』の説明を受けて先に進めば、いよいよ体験会のスタート。

体験ではドラゴンクラス、ネメシスクラス、そして新たに追加されるクラスナイトメアクラスのデッキをプレイできた。
まず対戦画面に関してだが、ここは従来の『シャドバ』を少しでも知っている、もしくは遊んだことがあるプレイヤーならば、特に問題なく直感的に操作できる。大まかな基礎ルールもこれまで通りで、簡単に説明するなら相手の体力20点を削り切った方が勝ちというもの。

DCGにおける遊びやすさや、操作感の良さは個人的にも『シャドバ』はトップクラスと評価しているので、この点に大きな変化がないのは、逆に高評価。

でもパワーアップしているところは、とことんすごい。元から美麗なイラストが魅力のゲームだったが、より洗礼されたものになり、ド派手なエフェクトでインパクトのある試合が楽しめる。
特に目を引いたのは、やはり新要素の超進化。元からあるEP(進化ポイント)とは別に、SEP(超進化ポイント)というものが増え、能力や基礎ステータスが大幅に上がるほか、カードの見た目もリッチな演出とともに大きくなる。
私個人として好きなカードであり、思い入れのあるオリヴィエが最初から使えるということで、超進化を試してみたが、このかっこよさを見てほしい。
見た目での話はここまでで、次に触れたいのはゲームでのバランスについて。まずはカードゲームで絶対に付きまとう壁、先攻有利。
全てのカードゲームとまでは行かないが、基本的にある程度のハンデがあっても先攻が有利に進んでしまうのがカードゲーム。だが、『シャドバビヨンド』では後攻にしか使えない特別なPPや、進化・超進化の回数が増えるといった要素で、極力バランスを保っている。

また最初の事故率が、かなり落ちている点も個人的には嬉しく、一般的にも評価が高くなると睨んでいる。元の『シャドバ』は最初の手札は3枚でマリガンや最初に加わるカードを含めても、割と事故があったイメージ。
だが、新たな『シャドバ』では開始時の手札は4枚と1枚増えている。デッキ構築のバランスがしっかりしていれば、大きな事故が少なくなっているのは明白だろう。

ほかにもドラゴンクラスならば、PPを増やすカードのコストを1あげて調整したり、ネメシスならデッキパワーそのものや、人形を調整している。デッキ同士の不利有利はあるものの、こういった細かな調整が上手く行われている印象だ。

結論としては、この新しい『シャドウバース』は期待できるというのが私個人の結論だ。カードプールが狭まり、逆にゲーム性が面白くなる現象や、再整備されたルールがシンプルなのに奥深く、面白い。
私自身も長らく『シャドウバース』から離れていたみだが、『シャドウバースワールズビヨンド』に触れて復帰を決意。事前登録も済ませたし、来たるリリース日が楽しみだ。

リアルカードゲーム『Shadowverse EVOLVE』のイベントも同時に開催
『シャドバビヨンド』の体験会以外にも、リアルカードゲーム『Shadowverse EVOLVE』(シャドウバース エボルヴ)の大会も開催されていた。
大会“クラスマスター争奪戦”では、数多くのプレイヤーが勝利を求めて競い合い、熱狂する姿が伺えた。
また、リアルカードの展示も行われていた。展示エリアでは『シャドウバース エボルヴ』はもちろん、『ヴァンガード』や『ヴァイスシュヴァルツ』といったカードゲームが数多く置かれていた。展示物には、美しく煌びやかなデザインのサインカードや、ホロ加工のカードなどが並んでいた。

美術的な魅力がある作品とも言えるカード、そしてそれが一挙に並ぶことで、カードゲームファンなら時間を忘れて眺めることができるエリアだった。

まとめ
『シャドウバースワールズビヨンド』の先行プレイレポート兼レビューをお届けしたが、いかがだっただろうか?
まず、この記事を読んでくれた新規のプレイヤーに向けた言葉としては、慣れれば奥深く真剣に熱いカードゲームが簡単に手軽なスマホで遊べるぞ、というのを伝えたい。
そして既存のユーザーや復帰を考える人には、「絶対に損しないぞ!」と期待を煽る言葉を送りたい。DCGの黄金期を担った『シャドバ』がシンプルかつ、パワーアップして帰ってきたのだ。絶対に盛り上がれるはず。
また嬉しいのが懐かしのカードたちが新規イラスト&テキストで新しく遊べる点。またデッキ構築で悩んだり、対面のデッキの対策を考えたりと、数多くの楽しみを経験できるのは間違いなし。

みんな、『シャドウバースワールズビヨンド』やろうぜ!
© Cygames, Inc.
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