最高峰の美麗ドット絵で描かれる100人以上のキャラが戦場で交錯するRPG『百英雄伝』
Rabbit &Bear Studiosから2024年4月23日発売の『百英雄伝』は、不朽の名作RPGである「幻想水滸伝」の開発スタッフが再結集して贈る現代に進化して蘇った新作JRPG。
本作は、3人の主人公がそれぞれの想いを胸に100の英雄たちと出会い戦乱の世に身を投じていく物語。
本作は、仲間との共闘がアツいコマンドバトル、美麗なドット絵と奥行きを感じる3Dフィールドの進化したグラフィックが魅力となっている。
そんなJRPGの魅力が詰まった本作を、実際にを先行プレイさせていただく機会をもらえたので感想とともにお伝えしていく。
仲間になる英雄は総勢100キャラ以上!個性豊かな仲間を集めて大冒険へ!
本作の1番の魅力は、100キャラ以上登場する個性豊かな英雄たち。しかも、登場する英雄すべてを仲間にすることができる。
そんな100を超える英雄たちそれぞれが、美麗なドット絵と豪華声優によるフルボイスで生き生きと描かれる。
平和のために戦う狩人や、暴言を吐くヒーラー、魔法少女など個性の強い英雄が町や村のいたるところに配置されている。
見つけて話しかけることですぐ仲間になってくれる英雄や、提示された条件を満たすと仲間になる英雄など仲間のなりかたも様々。
ファーストインプレッションが強すぎるキャラばかりで、これから100以上も出会うとなるとパーティメンバー選びが良い意味で苦労しそうだ。
英雄ひとりひとりにもしっかり背負うストーリーがあるので、キャラ背景の物語、キャラ性能、見た目など自分のお気に入り英雄を見つけて一緒に冒険へ旅立とう。
3人の主人公と100人が紡ぐ戦場の物語
ここで百英雄伝のストーリーをご紹介。
本作は、3人の主人公が中心となって物語が進行する。
舞台はいくつもの国、種族、文化がひしめくオールラーン大陸。剣と英雄の力を引き出す神秘的な力を秘めた「魔導レンズ」が力を持つ世界だ。
その中で強大な軍事力を持つ「ガルディア帝国」は、魔道レンズの中でもひときわ力を持つ「原初のレンズ」を求めていた。
「諸国連合」の警備隊に入隊した主人公の1人「ノア」は、帝国の士官であるもう1人の主人公「セイ・ケースリング」と一緒に「原初のレンズ」の捜索の任務に着く。
2人は協力して原初のレンズを見つけることに成功するが、そこには不穏な謀略が蠢きやがて大きな戦乱を呼ぶこととなる…。
最後の主人公である「メリサ」も、魔導レンズの特殊技術を守るガーディアンとして彼女の信念のもと戦乱へ身を投じる。
3人の主人公がそれぞれ違った視点で進行する物語に、早く続きが気になってどんどんプレイしてしまいそう。
100を超える多様な種族、立場、価値観の英雄たちと戦乱の世で生きる意味を知る物語を、ぜひお見逃しなく。
戦闘は爽快でストレスフリー!昔ながらのコマンドバトルが進化して遊びやすく蘇る!
昔ながらのなじみ深いターン制コマンドバトルが、爽快で遊びやすく、 ストレスフリーに正当進化。
通常攻撃、防御、アイテムとよくあるお馴染みのコマンドに加え魔導レンズコマンドでは、MPを消費して撃つ魔法と毎ターン1ずつ回復するSPを消費して放つ技が選べる。
どの技や魔法も派手でモーションが凝っており、特定の関係性のある仲間がいると発動できる「英雄コンボ」では、それぞれの英雄が持つ技や魔法を合体させたド派手な一撃を繰り出す。
毎ターン6人もの操作が大変という人も安心してほしい。おまかせを選ぶことでオート戦闘もでき、事前に各キャラのおまかせ中の優先行動を決めておくことでスムーズな戦闘も可能。
奥行きを感じる3DCGフィールドでの戦闘は、ドット絵キャラが立体的に見えるほどクオリティに驚かされる。
お馴染みのコマンドでは食い気味にモーションしていくことでスピーディーに、派手な演出はしっかりと見せるメリハリのある作りで、心地よくストレスフリーなバトル演出が実現しているので体感してみてほしい。
戦略性とシンプルさのバランスが丁度いい!
戦闘はよくある昔なじみのシンプルなコマンドバトルに留まらず、戦略性も充実。
パーティメンバーは6人構成で、英雄のそれぞれにある近距離・遠距離・どちらもいける中距離の3つの得意ポジションに合わせて、前衛と後衛の3:3で組む。
「ルーン」と呼ばれる魔導レンズのカスタマイズもあり、新しい魔法や技を覚えさせたり攻撃力や防御力などのステータスを底上げするなど、100以上の英雄の数だけ組み合わせのバリエーションが存在する。
さらにボス戦ではフィールドギミックが出現し、相手の大技に合わせて瓦礫に隠れたり、戦闘画面上部の行動順を考えてギミックを発動させるなど戦略性に富んだバトルも味わえる。
昔ながらのとっつきやすくストレスのないコマンドバトルと構成・行動順・フィールドギミックの戦略性のバランスが良く洗練された戦闘となっている。
超美麗なドット絵+3Dグラフィック!奥行きを感じる立体的なフィールドとカメラワークが与える圧倒的没入感!
美麗で生き生きとしたドット絵のキャラクター、リアルで鮮やかな3DCGのフィールド、奥行きを感じさせるカメラワークがプレイヤーの感性を一気に世界観へと引き込む。
この立体感が凄まじく、フィールドの地形や建物の迫力がダイレクトに伝わり圧倒される。
さらにこの奥行きある立体感は、2Dでありながら街中での仲間探しやダンジョンでの探索により深みが増す。
ワールドマップでは広大なフィールドをカメラで360°見渡すこともでき、より一層没入できる。
自分で操作してみると、動画で見るより操作に合わせて見せてくる立体感に圧倒されるので、この没入感あるクオリティの高いドット絵と3DCGの世界に没入してほしい。
『百英雄伝』プレイレビューまとめ
本作は、百以上の英雄が仲間にでき、その数だけ編成やビルドがあるまさに十人十色ならぬ百人百色のRPG。
美麗でクオリティの高いドット絵と3DCGのグラフィック、奥行きを感じさせるカメラワークが圧倒的没入感で引き込まれる。
これらが生み出す昔ながらの馴染みやすい戦闘は戦略性と迫力が抜群で、洗練され進化した昔なじみのJRPGとなっていた。
最高峰のJRPGを味わいたい方は、ぜひ1度プレイしてほしい。