百英雄伝 Rising
発売直前レビュー!見どころだけでなく、気になるクリア時間やボリュームも紹介
2022年5月11日(水)、幻想水滸伝のクリエイター陣が手がける注目の新作アクションRPG『百英雄伝 Rising』がついに発売。
大きな期待が寄せられている本作をGameWith編集部でも先行プレイさせていただいたので、ストーリーの根幹に関わるネタバレには触れずにレビューしていく。
なお本稿の筆者はあまりにもハマりすぎてクリアまで遊んでしまったので、クリア時間や全体のボリューム感についても紹介していこうと思う。
また、「幻想水滸伝って何?」と思った方や「基本的なゲームシステムや世界観から知りたい!」という方は、以下の序盤プレイレビュー記事から目を通していただけると幸いだ。
百英雄伝 Rising
この3人、大好きだ。町おこしを通じて描かれるアツい絆の物語
メインキャラクターである「CJ」「ガルー」「イーシャ」の3人の絆が芽生えていく様子は、アツい友情シナリオが大好物な筆者にどストライク。
伏線を張り巡らせたような難しいシナリオ展開ではないが、王道RPG好きにはたまらない心へストレートに訴えかけるセリフが多く、「こういうのを待ってた!」と思わされた。
さらにゲームを進めていくと、本作ならではの“町おこし”要素が段々とストーリーに深く絡んでくるのも面白い。
特に中盤〜終盤にかけて加速度的にストーリーが盛り上がるので、一気にクリアまで遊び切ってしまいたくなる展開に仕上がっていた。
三者三様なメインキャラクター
メインキャラクターの3人はそれぞれ単体で見ても魅力的だが、三者三様なトリオとして描かれているのも大きな特徴。
3人の会話は笑いあり涙ありといった様子で面白く、プレイしているうちに自然と3人とも好きになれる不思議な魅力がある。
以下、そんな3人のメインキャラクターを少し掘り下げてご紹介。
■ CJ
本作の主人公。
困ってる人を見過ごさない正義感に溢れた少女。
とことん明るく素直な性格で、クリアした時には「この子が主人公で良かった…」と思うこと間違いなし。
■ ガルー
金にがめつい元傭兵の冒険者。
困ってる人に無償で手を差し伸べるCJとは口喧嘩になることも多いが、文句を言いつつも付き合ってくれる良いヤツ。
そして強面な見た目からは想像が付かない、意外な一面も…?(ギャップ萌えに弱い人、要チェックです)
■ イーシャ
行方不明の父の代わりに「ニューネヴァー」の町長代行を務める少女。
冒険者を集めて町に賑わいを取り戻す施策を打ち出すなど、若くして優れた手腕を発揮している。
武器で戦うCJやガルーとは異なり、魔法を使えるのが特徴。
百英雄伝 Rising
3人揃うとアクションの幅広さが段違い!遊びやすさと多彩なアクションを両立したルーン
前回の先行プレイではCJとガルーシャの2人しか操作できなかったが、今回は3人目のプレイアブルキャラクターであるイーシャの操作感を中心に紹介。
まずCJとガルーシャと同じく、イーシャも1つのボタンで簡単に切り替え&攻撃可能。
アクションの幅は広がりつつも、ワンボタンで次々にキャラクターを切り替えられる遊びやすさは変わらない。
また、パーティが3人になると、キャラクターを切り替えながら大ダメージを与える連続攻撃「リンクアタック」の回数も増える。
アクションにさらなる爽快感が加わり、バトルの楽しさが倍増すると言っても良いだろう。
ルーンの属性に合わせてガラッと操作感が変わる魔法
イーシャの最大の特徴として、装備した「ルーン」の属性に応じた魔法を使える点が挙げられる。
ルーンは装備すると攻撃に属性を付与できるアイテムで、CJとガルーも装備可能だ。
CJとガルーがルーンを装備してもアクションは変化しないが、イーシャは魔法自体が変化するので操作感もかなり変わってくる。
この他にも、雷や火といった属性のルーンも登場する。
敵の弱点属性に合わせたルーンを装備するも良し、自分好みの操作感のルーンで攻めるも良し。
ルーンはアクションがより一層楽しくなる要素のひとつなので、プレイする際には是非色んな属性を試して遊んでみてほしい。
百英雄伝 Rising
気になるクリア時間は?コスパ良しで満足感バッチリ
筆者の場合、サブクエストも可能な限りこなしながら進めつつ11時間ほどでクリアできた。
町の完全復興などのやりこみ要素もあるため、全ての要素のコンプリートを目指すのであればもっと遊べるだろう。
「RPGにしてはボリューム少ない?」と思った人も居るかもしれないが驚くべきはその価格で、なんと1,650円(税込)。(PC版は1,580円(税込)。)
ここまで作り込まれたストーリーとアクションが楽しめるのにこの価格は、かなりコスパが良いと感じた。
ちなみにメインストーリーに関わるクエストだけ進めればもっと早くクリアも可能だとは思うが、装備やレベルが敵の強さに追いつかなくなってくるため難易度は高くなりそうだ。
百英雄伝 Rising
感想まとめ。期待が高まる前日譚
世界観や雰囲気は幻想水滸伝と異なるものの、古き良きRPGを思わせるアツいセリフやストーリーを堪能できて満足感があった。
本作は『百英雄伝』の前日譚ということもあり、クリアまでサクサク楽しめる丁度良いボリューム感だったのも◎。
すでに本作の時点でかなり楽しめたので、『百英雄伝』本編の発売がより一層待ち遠しくなるばかりだ。
どこか懐かしい、真っ直ぐな冒険心をくすぐられるようなRPGを探している人は、是非プレイしてみてはいかがだろうか。
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GameWith編集者情報
Webサイト運営を約4年経験した後、GameWithへ。小さい頃からRPGが大好物で、特技はストーリーを読んで涙腺を崩壊させること。人生に影響を与えたゲームは「ドラクエ3」「ファイナルファンタジー8」「グランディア」。また、ゲームと同じくらい音楽も大好きで、バンド活動から合唱曲の作編曲まで、ジャンル問わず何でも挑戦するタイプ。趣味は、綺麗なホットケーキの焼き方の研究。 |