『超兄貴COLLECTION』は2024年12月12日(木)よりNintendo Switchで発売されるシューティングゲームだ。
本作には1992年にPCエンジン用ソフトとして発売された『超兄貴』と1995年に発売された『愛・超兄貴』が収録されており、Nintendo Switchで遊べるように移植されている。
本稿では、本作の魅力やSwitchに移植した際の新機能などを紹介していこう。
奇抜な見た目とは裏腹にやり応えMAXの面白さ!
パッケージを見ると奇抜な印象を受ける本作。しかし、そんな見た目とは裏腹に非常に作り込まれているのが印象的だった。
操作は十字キーや左スティックで移動、AボタンやBボタンで攻撃するというシンプルなものになっているので非常に分かりやすく、設定で攻撃をA、B、X、Y、R、ZRの好きなボタンに割り振れるようにもなっているので、非常に遊びやすかった。
『超兄貴』はステージ制になっており、雑魚敵を倒して進み、ステージの最後に待ち受けるボスを倒していくと次のステージに進めるというシステム。プレイヤーは3回死ぬとゲームオーバーになり、それまでにどのステージまでたどり着けるかを楽しむ作品となっている。
基本的には敵の弾幕を避けながら、AボタンのボムやBボタンの通常弾速射で敵を攻撃していく。ここで重要になってくるのが通常弾速射の切り替えだ。
Bボタンを押し続けると銃弾のようなものを発射し、Bボタンを長押ししてから離すとビームのようなものを発射する。当然、銃弾よりもビームの方が威力が高くなっているため、このふたつを上手く切り替えて戦っていくのが面白かった。
また、プレイヤーを強化するアイテムやプレイヤーを援護するオプションも用意されていた。
アイテムによる強化は、自機が最大10段階まで、オプションが最大5段階までとなっており、強化していくほど銃弾が多くなったり、威力が上がったりする。そのため、ボス戦前に如何にしてパワーアップしておくかが攻略のカギになってくる。
本作は、Switch版に移植した新機能としてセーブや巻き戻しといった機能も追加されている。
これらの機能はステージをやり直せる機能となっており、セーブはステージの切り替わりなどで細かくセーブしておくと、もし死んでしまったときに現状をリセットすることなく、やり直せるため非常に便利だった。かく言う筆者も横スクロールシューティングには慣れておらず、この機能には何度も助けられた。
この機能があることでシューティングゲームが苦手な方でも楽しめるそんな作品になっていると思う。
コマンド入力で技を繰り出し、敵を一掃する気持ち良さ!
『愛・超兄貴』は前作の『超兄貴』と同じく横スクロールシューティングゲームなのだが、一番変わったのがコマンド入力で愛のポージング(技)を繰り出せるようになったことだ。
前作ではBボタンの通常弾速射で敵を攻撃していたが、今作からコマンド入力による愛のポージング(技)で敵を攻撃する。Bボタンを押すだけで発射する技もあるが、1体しか攻撃できず、連射速度も遅いため、やはり重要なのがコマンド入力による範囲攻撃だ。
十字キーとBボタンの組み合わせで、上下左右に範囲攻撃できるようになっており、入力する数が増えると、より強力なポージングを繰り出せる。基本になってくるのが右→左+Bボタン、左→右+Bボタン、下→上+Bボタン、上→下+Bボタンの4つ。攻撃したい方向に応じてコマンドを入力するのが攻略のカギになってくる。
ほかにも、下→右下→右+Bボタン、下→左下→左+Bボタンで出せる「倒錯兄弟」というコマンドが非常に重要。色んなポージングをとり続けるとエネルギーを溜めることができ、このエネルギーが溜まった状態で「倒錯兄弟」のコマンドを入力すると「メンズビーム」という強力な技を繰り出せる。
また、ゲームシステムもいくつか新しくなっている。前作はダメージを受けると死亡し、3回やられるとゲームオーバーだったが、今作は体力ゲージとは別にある砂時計がなくなるとゲームオーバーというシステムに変更された。
この砂時計がある間は何度死んでも復活するため、前作よりは易しくなっていると感じた。しかし、砂時計は時間経過でも減っていくため、道中で出現するアイテムを獲得できないと長く続けられないという難しさがあった。
そんなアイテムは今作では「力」、「愛」、「心」、「時」、「金」の5種類に分かれており、アイテムを取る重要性も増した。中でも重要なのが「時」のアイテム。砂時計が1つ増えるので、ゲームを長く遊ぶことができ、ステージクリア時のスコアアップには欠かせないものになっている。
ファン待望のシューティングゲームがよみがえった!
本作は1992年と1995年に発売されたゲームをNintendo Switchに移植した作品。昔からゲームが好きな人の中には本作の移植を待ち望んでいた人も多いのではないだろうか。
現代によみがえったということで、非常に遊びやすくなっており、横スクロールシューティングゲームに馴染みのない筆者でも楽しめる作品だった。
奇抜な見た目からは想像もできないほどやり応え抜群だったので、気になった方はぜひプレイしてみてほしい。
その他の新作ゲームもチェック!
今後発売の注目作をピックアップ!
ドンキーコング リターンズ HD
5,980円(税抜) 2
/PC/Xbox
テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター
5,900円(税抜) 3
喧嘩番長 乙女 ダブルパック
6,800円(税抜)