ソニー・インタラクティブエンタテインメントより2018年2月8日発売のPS4対応ゲームソフト「ワンダと巨像」。
本作は「ICO」や「人喰いの大鷲トリコ」を手がけた上田文人氏の作品、『ワンダと巨像』のリマスター版。
巨像によじ登りながら戦うゲーム性と、切ないストーリーが国内外から高評を得た名作アクションが、PS4版でさらに美しくアップグレードされている。
プレイヤーの何十倍もある巨像を剣と弓を駆使して倒すというワクワク感と達成感を感じることのできる作品。草木が風で揺れる様子や岩肌の質感、荒れた海、砂漠の荒涼感などが丁寧に描かれており、本作の世界観を見事に創りだしている。
操作性に関してはカメラアングルが自動で戻ってしまったり、馬の操作がちょっと面倒だったりと、癖があるのでアクションゲームとしては悪い部分が目立つように思えた。
総プレイ時間も10時間ほどで多様なフィールドが存在するが移動が単調と感じてしまったり、やり込み要素の少なさはシンプルにしているが故にボリューム不足と思ってしまう可能性も。
総評として、操作性やボリュームなどゲームとしてみると人を選ぶが、ストーリーや巨像のいる世界観は惹き込まれるほど完成しているので、ストーリーを楽しみたいユーザーにはオススメの作品。
コンテンツ量 2点
自由度 3点
ソーシャリティ 3点
BGM 3点
グラフィック 3点
感情移入 4点
ゲーム性 3点
『ストーリーを楽しみたいけど、難しいことがいっぱいで…』という方にオススメしたい作品。
本作はとことんシンプルに作られており、能力は体力と握力の2つだけになっており、敵である巨像までの道順はわかりやすくなっているので物語に集中することができます。
本作は『最後の一撃は、せつない。』というキャッチコピーがつけられており、綺麗な映像で描かれた迫力満点の巨像と戦っていくにつれ、そのキャッチコピーが心に刺さります。
儚くも雄大なストーリーを堪能し、クリアした後の残った気持ちに耽る、そんな体験を味わうことのできる名作です。
コンテンツ量 2点
自由度 3点
ソーシャリティ 3点
BGM 3点
グラフィック 3点
感情移入 4点
敷居の低さ 4点
ワンダと巨像をプレイしたユーザーのレビュー。