擬人化された小惑星と語り合うノベルアドベンチャー『小惑星の教室』

ゲーム概要

『小惑星の教室』は、大規模な気候変動が起こった近未来の地球が舞台の短編SFノベルアドベンチャー。

主人公は対話用AI「たまこ」と出会い、太陽系に存在する小惑星についての話を聞くことになる。

※このゲームは有料です。

ゲームは、対話用AI「たまこ」や擬人化された小惑星との会話がメイン。ときどき出題される小惑星に関するクイズに答えるほかは、短編の小説を読む感覚に近い。

プレイ時間は30〜40分程度なので、通勤・通学中や休憩時間にやってみるのもおすすめだ。

ミランコビッチ周期により、氷期と呼ばれる気候変動期に突入した地球。

様々な気候災害や海面変動から逃れるため、人類の多くはスフィアと呼ばれる閉鎖型ドーム都市や地下都市で生活していたが、地球環境がもはや文明社会と相容れない様相を呈していることが明らかになりつつあった。

そんなある日、多摩丘陵に建設されたスフィア「たま東京」で暮らす主人公（私）は、スフィア施政庁が運用する対話用AI人格「たまこ」と出会うが……。

対話用AI「たまこ」が引き合わせてくれる小惑星はすべて擬人化されており、浦島太郎の乙姫のような格好をした「リュウグウ」や古代エジプト風の「クレオパトラ」といったキャラクターになっている。

どれも個性的でかわいらしいので、お気に入りの子が見つかったらその話に耳を傾けてみよう。プレイ後にその小惑星についてじっくり調べてみるのもいいかもしれない。

たま東京施政庁の住民対話係。スフィア住民の要望を吸い上げるためのAI人格で、通称たまちゃん。住民に対する様々な啓蒙活動も行っている。

地球近傍の小惑星で地球が大好き。名前は古代エジプトの悪神アペプ（ギリシア語でアポピス、ラテン語でアポフィス）に由来。

地球近傍の小惑星。言葉遣いは古めかしいが、意外と緩いお姉さん。名前は「浦島太郎」の竜宮城より。

火星公転軌道と木星公転軌道の中間の、小惑星帯に位置する小惑星。彼女には何か秘密があるようだが……。名前は古代エジプト王朝の女王、クレオパトラより。

小惑星帯に位置する小惑星で、世界で最初に発見された。現在は準惑星にも分類。見た目は女神感があるが、ご本人はいたって気さくである。名前はローマ神話の農業の女神、ケレスより。

各小惑星との対話では、その名前の由来や特徴といった知識を得ることができる。

太陽系には、「水金地火木土天海」以外にも豊かな星々の世界が広がっていることが実感できるぞ。

サイート

考察厨。好きなジャンルはRPG、アドベンチャー、謎解き。ゲームのシナリオや構造のことであーでもないこーでもないと考えるのが好き。
幼少期から好きなソフトを周回しまくる習性があり、「ドラゴンクエストⅤ」「ドラゴンクエストⅥ」の通算クリア回数はそれぞれ30回を超えている。

小惑星の教室の情報