完全ソロプレイで味わう王道JRPG!コロプラ新作『最果てのバベル』を先行プレイ!
『最果てのバベル』は、コロプラから2019年中に配信予定のスマートフォン向け新作ゲーム。
『ファイナルファンタジーⅦ』『ドラゴンズドグマ オンライン』などを手がけた野島一成氏、『伝説のオウガバトル』などに携わった崎元仁氏ら豪華クリエイターが集結して贈る、王道かつ本格派のRPGだ。
大きな特徴は、マルチプレイ・PvPなしの完全ソロプレイゲームである点。
一人でゆっくり、じっくりと、昔ながらの「JRPG」を味わえる。
今回、ゲームウィズでは本作を先行プレイする機会をいただくことができた。
この記事では、プレイインプレッションを交えながら『最果てのバベル』の中身をじっくり解きほぐしていくぞ。
「バベル」から飛び出し、美しい世界を駆け巡ろう!
『最果てのバベル』は、人々が暮らす巨大な塔「バベル」を中心に展開するファンタジーRPG。
バベルの密室で育った少年・ライが、鳥かごに囚われた少女・マイリージャと出会うことで、物語が動き出す。
プレイヤーはライとなって、仲間を集め世界を冒険していく。広大なフィールドをスワイプで移動し、人々と交流したり、敵と戦ったりしながらストーリーを進めよう。
移動は道に沿って奥・手前・右・左の4方向にのみ動ける形。
不自由そうに思えるかもしれないが、進むまで何があるかわからないワクワク感もあり、特にストレスは感じない。
コロプラの得意分野である温かみのあるグラフィックもさすが。特に無骨な鋼鉄と人々の生活感が混じり合うバベルの居住区は、思わず息を呑む美しさだ。
他にも、のどかな草原や魔物うごめく森林、壮麗な滝壺など、色とりどりに姿を変える世界がプレイヤーを魅了してくれるぞ。
旅の中で増える仲間たち
コンシューマーRPGのように、旅を進めながら仲間を増やすシステムになっているのもポイント。
仲間になるタイミングもキャラによってまちまち。
新キャラが登場するたびに「このキャラは仲間になるのかな?」とドキドキしながらゲームを進める感覚はまさにRPGだ。
パーティキャラが少ない分、1人1人の個性が旅の中でしっかりと描き出され、物語を彩っていく。
進むほどに肉付けされていく魅力的なキャラクターたちも、本作の見どころの1つと言えそうだ。
これぞ王道、コマンドバトル!
バトルは、移動中に突然スタートするランダムエンカウント形式。フィールドからシームレスに始まり、ロードを挟まないのが好印象だ。
気になる中身は、これぞ王道「ターン制コマンドバトル」。
攻撃や防御、スキル発動などパーティメンバーの行動コマンドを選択し、敏捷(スピード)順に行動していく。パーティが全滅する前に、敵全員のHPを0にすれば勝利だ。
カギになるのは相性。全ての攻撃コマンドには、物理で斬・突・打、魔法で火や風、闇といった属性が存在し、敵の弱点を突くとダメージが大きく増加する。
もはや説明の必要すらなさそうなベーシックなシステムを詰め込んだ、古き良きバトルの駆け引きが楽しめるぞ。
特徴的なポイントとしては「ブレイク」が挙がるだろう。
本作では、敵を攻撃するたびに(通常ダメージとは別に)ブレイクダメージが加算され、一定量積み重ねることで、敵を「ブレイク状態」にできる。
ブレイク状態のエネミーを攻撃すると攻撃ボーナスが加算され、大ダメージを与えられる。
その状態でさらにブレイクダメージを重ねると敵がダウンし、非常に有利な状況が作り出せるぞ。
バトルの流れを大きく変えるブレイクではあるが、普通に戦っている分にはなかなかブレイクダメージが溜まらないのが面白いポイントだ。
ブレイクダメージを多く与えるスキルは通常のダメージが少ない傾向にあるので、積極的にブレイクを狙うか、素直にダメージを与えてHPを減らすかはよく考えてコマンドを選びたい。
また、パーティには「陣形」が存在し、メンバーを陣形に合わせて配置することで「物理攻撃力上昇」「敵から狙われにくくなる」などの付加効果を得られる。
序盤の段階でも「バランスシフト」「ヘビーシールド」「トライウイング」「エターナルトライアングル」と4つの陣形が確認できた。
選択枠から察するに、まだまだ多くの陣形を習得できそうだ。
もちろん、ゲームを進めて仲間が増えれば、より幅広い戦い方が実践できる。
多彩な要素が絡み合う深い戦略性により、バトルもバッチリ楽しめるのが嬉しい。
奥深いキャラ育成!「ジョブ」と「装備」を集めて鍛えよう
キャラクターは、バトルによるレベルアップに加え、ジョブと装備という2大要素により育成できる。
ジョブはキャラクターの戦い方を特徴づける大枠で、キャラごとに固有のジョブが数多く用意されている。
各キャラ、メインジョブ1つとサブジョブ2つの計3ジョブを装備可能だ。
ジョブにはそれぞれステータスやスキル、使える武器が設定されており、キャラの基礎能力と見た目はメインジョブで決まる。
サブジョブはメインジョブにプラスする形でキャラの能力を底上げする。
"スキルを覚えられる装備品"のイメージを持ってもらえれば間違いはないだろう。
ジョブはいずれも育成可能で、バトルや素材合成によるレベルアップ、ダブったジョブを掛け合わせる覚醒、さらには使用スキルを別個に強化できるなどかなりディープ。
ジョブの育成はキャラレベル以上に戦力に直結するため、ここに攻略のカギがありそうな印象を受けた。
一方の装備は武器とアクセサリーに大別され、各キャラ武器1つとアクセサリー2つを装着可能。
武器は、先述のようにジョブに合わせて使用できるものが変わってくる。こちらもそれぞれレベルアップや覚醒で強化できるぞ。
一部の武器には強力なスキルも備わっており、かなりサブジョブに近いイメージだ。
アクセサリーは基本的にオートスキル(自動発動のスキル)を付与するものが多く、ステータスを強化するものや被ダメージをカットするものなど様々。
こちらはクエストクリアによって序盤からドンドン手に入っていくため、キャラに適したものを見繕ってあげよう。
まとめ
今回の記事では、コロプラ新作『最果てのバベル』先行プレイレポートをお届けしてきた。
プレイしていてひしひしと感じたのは、昔ながらの「RPG感」。
仲間を集めて強敵と戦い、ストーリーを楽しむRPGの醍醐味が味わえる一作となっており、スマホRPGの新たなスタンダードを作ろうという意気込みが伝わってくるようだ。
完全ソロプレイゲームということもあり、青春時代をファミコンやプレイステーションで過ごしたおじさん世代にこそ「プレイする価値アリ」と胸を張って言いたい。
一方で、少し気になったのは一部のジョブ・武器の強さ。
先行プレイ段階では、それらが不利属性をものともしないかなりのパワーを持っていたように思う。
パラメータバランスの調整については、今後に期待としておこう。
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