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この記事でわかること
・SRPG×ローグライクデッキ構築、ジャンル掛け合わせの面白さ
・難しそうで手が出しにくい?戦闘を何度でもやり直せる「巻き戻し」システムがあるので安心
・同じ展開には二度とならない!さらに、周回するたびに広がる遊び方とやり込み要素も紹介

小さい頃は『ドンキーコング64』や「ロックマンエグゼ」シリーズを遊び倒した。
最近は「モンハン」シリーズ漬け。中学時代に初めて遊んだ『モンスターハンターポータブル 2nd G』の感動が忘れられず、シリーズ通算のプレイ時間は1,000時間超。
2026年よりライター活動開始。
巻き戻しと属性付与、2つの武器でボスに挑む
2026年8月5日に発売されたSteam対応ゲーム『Re:Night ― 終わらぬ夜』は、マス目の上でキャラを動かすシミュレーションRPGと、手札のカードで戦略を組み立てるデッキ構築ローグライクを掛け合わせた作品だ。
▲Re:Night ― 終わらぬ夜 新PV公開!
キャラの位置取りやカードを使う順番を間違えたら、取り返しがつかない——そんな緊張感を強いられるゲームは多い。しかし、本作では、戦闘中は何度でもやり直すことが可能だ。
本作では、敵味方どちらの属性も決まっておらず、戦闘中の攻防でどんどん変化していく。あらかじめ敵に弱点となる属性を付与しておき、そこへ有利な属性で攻撃を仕掛けるとダメージが跳ね上がるので、いかに属性を組み立てるかが勝敗を分ける。
そんな本作の魅力を、実際のプレイを通じて紹介していきたい。
『Re:Night ― 終わらぬ夜』ってどんなゲーム?
舞台は終わらぬ夜、目指すは「輪廻の円盤」の修復
本作の物語は、突然怪異によって変貌してしまった村から、農夫が逃げるところから始まる。


ハンター、シーフと合流した農夫は、「観測者」と名乗る黒衣の者と出会い、時間を遡る神力を持つ「輪廻の円盤」の修復を頼まれる。

プレイヤーは、全三幕にわたるステージを進め、最後に待つボスを撃破する。そして、「輪廻の円盤」の修復を目指す。

キャラは2頭身のデフォルメされた愛らしい絵柄で親しみやすいが、流れる音楽は思いのほか重厚で、緊張感のある雰囲気を醸し出している。
デッキを鍛え、装備とアイテムを整え、ボスへの道を進む
本作のプレイアブルキャラは、農夫・ハンター・シーフ・ダンサー・学者・シャーマンの6人だ。プレイヤーは、6人のキャラから3人を選んでパーティを編成し、冒険に出る。

▲最初に選べるのは、ハンター、農夫、シーフの3人だ。
キャラによって、主に付与できる属性や得意な戦い方が異なる。例えば、農夫は草属性を扱い、HPが多い。また、ハンターは炎属性を扱い、攻撃の射程が長い。キャラの組み合わせ次第で、立ち回りが大きく異なる。
初期デッキは、どのキャラでも使用可能な共通カード2枚と、パーティに編成したキャラ専用のカード2枚ずつに加えて、黒衣の者からカードを1枚もらえるので、合計9枚となっている。
また、本作にはデッキ以外にも装備とアイテムも登場する。
装備は、攻撃時のダメージをアップさせるものやHPを毎ターン回復するものなど、効果は多岐にわたる。各キャラ4つまで装備できる。

アイテムは3つしか所持できず使うと消えてしまうが、便利なものが多い。

ボスは各マップの最奥に待ち構えている。そこにたどり着くまでの道中には、戦闘マスのほか、カードを強化・削除・変化させられるマス、装備やアイテムを揃えられるショップマス、ランダムなイベントが起こるマスなど、多彩なマスが並んでいる。
これらを活用しながら、少しずつデッキを鍛えていく必要がある。



▲スタート地点からボスまでのマップ。マスの並びは、毎回変化する。

▲戦闘マスでは、勝つとゴールドとアイテム、カード2枚が手に入る。さらに、ボスやエリート(本作における強敵)に勝つと装備も手に入る。

▲ショップマスでは、カード、アイテム、装備を購入できるほか、カードの強化や呪われた装備を外すこともできる。

▲ランダムイベントマスでは、様々なイベントが起こる。
こうして鍛えたデッキと装備、アイテムを引っさげて、ボスとの決戦に挑む。
プレイすればするほど楽しみが広がる
第一幕から第三幕までクリアする際のプレイ時間は、約1時間。各マスで手に入るカード・装備・アイテムは毎回異なるので、毎回違った冒険を楽しめるのが魅力だ。
また、本作はプレイを重ねることで、楽しみが広がるようになっている。条件を満たすと、ダンサー・学者・シャーマンが解放される。
さらに、プレイするとキャラが経験値を獲得し、レベルが上がると「記憶の破片」が手に入り、「輪廻の円盤」でそのキャラ専用のチャレンジに挑戦できるようになる。
チャレンジをクリアすると、新たなカードや装備が解放される。そのため、遊べば遊ぶほどプレイ中の選択肢が広がっていく。

▲「輪廻の円盤」のチャレンジは、決められたシチュエーションで敵を1ターンのうちに倒す、というものだ。カードの使い方も覚えられるようになっている。
そんな本作の魅力のひとつである戦闘は、どのように進行していくのか。詳しく解説していこう。
駆け引きも、やり直しも、思いのまま
本作の戦闘はターン制だ。キャラは、「移動力」の分だけマス目を移動できる。そのうえで、カードを使って攻撃や支援を行う。

▲移動力は、キャラのHPの下に緑色の矢印で表示されている。移動力の分、マス目を移動できる。
カードの見方
カードの左上の数字がコスト(必要なエナジーの数)、右上の数字が射程だ。コストの下にアイコンがある場合は、カードを使用できるキャラを表している。そして、中央下部にはカードの効果が書かれている。

▲例えば、「フォーク攻撃」は、農夫が使えるカードだ。エナジーを1消費して、自身から1マスの敵に、草属性の2ダメージを与える。さらに、草属性を1付与する。
エナジーは、毎ターン3補充される。エナジーを消費することで、カードを使うことができる。
カードの効果は、攻撃するもの、HPを回復するもの、自身を強化するものなど、カードによってさまざまだ。

属性付与と3すくみ
本作の核となるのが、炎・水・草の三属性の3すくみだ。水は炎に強く、炎は草に強い。そして、草は水に強い。敵味方の属性は、カードの効果などによって付与できる。また、属性は複数付与することができる。敵に弱点となる属性を重ねて付与すればするほど、有利属性のカードで攻撃した際のダメージが増える。

敵味方どちらの属性も状況に応じて変わるため、誰がどの属性で攻撃するのか、順番を考えて行動する必要がある。

また、無属性のカードも存在する。無属性の攻撃は、攻撃を受ける対象の属性に関係なくダメージを与える。
巻き戻しと復活石
戦闘では、どの順番でどのカードを使うと効果的なのかを考える必要がある。しかし、安心してほしい。本作では戦闘中、何度でもやり直すことができる。
やり直し地点は4つ。「直前の行動」「このターンの最初」「前のターンの最初」「この戦闘の最初」の4箇所だ。どんどん試して、最も効率良くダメージを与えられる組み合わせを探してみよう。

▲巻き戻したいときは、画面の右下のメニューをクリックすればOKだ。
もしキャラのHPが0になっても、「復活石」を持っていればHP満タンで復活できる。戦闘中のリスクを、何重にも和らげてくれる安心設計だ。

また、戦闘後はHPが全回復する上に、ボスを倒すと復活石が最大まで補充され、パーティ全員の最大HPが1増える。
ここからは、実際にパーティを組んで、ボス撃破を目指した筆者の記録を紹介する。
実際にボスに挑んでみた
ここからは、実際にボスに挑んでみた際の記録をダイジェストで紹介する。
パーティは、最初から解放されている農夫・ハンター・シーフの組み合わせだ。農夫は草、ハンターは炎、シーフは水と、それぞれが専用カードで付与する属性がバラけており、バランスが良い。
第一幕──ビルドの方向性が決まる
方針が固まったのは、ゲーム開始直後の最初のイベントだ。黒衣の者から、農夫の強力なカード「渾身の一撃」を手に入れた。

▲「渾身の一撃」は農夫専用の草属性のカードだ。
今回は、本作の看板である、有利属性での攻撃を軸にしたビルドを目指してみることに。常に有利属性で攻撃できるように、属性攻撃ができる少数のカードのみでデッキを組んでいく。
道中では、カード強化マスとカード削除マスをなるべく多く通るルートを選んだ。不要なカードを削除することで、必要なカードを引きやすくなるためだ。
そうして迎えた第一幕のボス戦。敵は、盤面の斧の数に応じて攻撃力が上がる特徴を持つが、斧は無視することに。

ひたすら属性を付与して有利属性で攻撃し、危なげなく倒した。
ボスを倒した際に手に入る報酬には、少しレアなものが混ざっている。ここで気になるカードを見つけた。「三人連携」だ。

▲3人で同じ敵を集中攻撃すると、追加ダメージが発生する。しかも、効果は戦闘終了まで続く。
これは目指しているビルドと相性抜群なのではないか!?……と思い、迷わず獲得した。

▲第一幕終了時点のデッキはこんな感じ。属性を付与する攻撃カードをなるべく強化した一方、不必要な無属性の攻撃カードは全て削除した。
第二幕──偶然が重なり、デッキが化ける
道中、戦闘の報酬で強力なカードを手に入れた。「水貫突き」だ。

▲ダメージも付与する属性も強い。恐れ入った。
ちなみに、カード選びに迷った場合は、現在のデッキと相性の良いカードの上に表示される、赤いサムズアップを参考にすると良い。
その後、ランダムイベントで不要なカードを手に入れた。これなら変化させても損はない……と、カード変化マスに寄ってみた。しかし、変化後の候補はどちらも扱いにくいものだった。しぶしぶ「ゴールド強打」を選んで先へ進むことに。

▲目指すデッキのコンセプトと合わない上に、所持ゴールドが少ないためコストも高い。今回は活用するのが難しそうだ。
第二幕のボスは狼男。距離が離れているので、まずは「三人連携」で様子を見る。すると仲間を呼ばれ、シーフが分断されてしまった。

しかし、手札に3属性が揃っているので、 草→炎→水の順に攻撃して大ダメージを与えた。狼男が変身して襲いかかってきたが、まだ余裕はある。
……と思っていたら、ここでピンチが訪れる。農夫が毒のダメージで倒れそうになってしまったのだ。しかし敵に囲まれ、退路が見当たらない。

▲農夫がピンチ。一見身動きが取れないようにも見える。
焦ってはいけない。できることを振り返ろう。そう、本作では、敵を乗り越えることはできないが、味方を乗り越えて移動することはできる。
ハンターで攻撃後、ハンターと農夫が移動してスペースを空け、シーフが攻撃。さらに、シーフと農夫が位置を入れ替え、農夫でトドメ。連携がきれいに決まった戦闘だった。

▲農夫のトドメの一撃。
ボス戦の報酬で、装備「エナジーバンダナ」が手に入った。

▲HPが毎ターン1減るものの、非常に強力な効果だ。
「三人連携」は強力だが、コストが2なので、他のカードとは併用しにくかった。そのため、エナジーが増える装備は実にありがたい。
第二幕終了時点のデッキがこんな感じ。草属性と水属性の強力なカードは揃ったので、炎属性の強力なカードが欲しい。

▲強力なカードが揃い、ゴールドも貯まってきた。
第三幕──仕上がったデッキで決着
結局、第三幕の道中では、炎属性の強いカードは手に入らなかった。しかし、ボス戦の直前のマスで、エナジーを節約できる強力な装備を手に入れた。

▲「省エネリング」があれば、1ターン目から「三人連携」を使いつつ、属性相性を活かした攻撃ができそうだ。
第三幕のボスは、厄介なことに眠らせて行動不能にしてくる。ところが、敵2体はHPを共有している。つまり、片方を集中狙いすればいい。

▲第三幕のボス。なかなか厄介な攻撃をしてくる。
まずは、いつもの「三人連携」。そして農夫の「渾身の一撃」。良いダメージだ。
しかし、敵の攻撃でハンターが眠らされてしまった。そのため、水属性と草属性だけで攻撃していく。

▲睡眠状態になると、攻撃を受けるまで起きなくなる。味方を攻撃することもできるが、今回は敵に攻撃されるのを待つことに。
ようやく敵の攻撃でハンターが目覚めた。手札も3属性のものが揃っている。農夫の「渾身の一撃」でトドメだ。
3属性を活かしたビルドで、狙い通りにボスを攻略できた。

まとめ
デッキが噛み合った瞬間の気持ち良さは格別だ。また、クリアする度に「次はこんなビルドが面白そう」と、ついつい次のプレイに手が伸びてしまう。
覚えることは決して少なくない。しかし、チュートリアルは丁寧で、戦闘中は何度でもやり直せる。だからこそ、どんどんカードを試して、面白いビルドを探すことができる。
本作ではクリア画面で最終スコアを獲得できる。スコアは獲得した「称号」によって決まる。それぞれの称号には点数が設定されていて、プレイの結果が反映されている。

不定期でスコアランキングイベントも開催されるようなので、腕に自信のある人はハイスコアを目指してみるのもいいだろう。
クリアすれば新しい難易度やシステムも解放され、また次のビルドを試したくなる。終わらないのは、夜だけではないようだ。
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発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年8月5日 |
|---|---|
| 販売元 |
HARRISONWORLD CO.,LTD |
| ジャンル | シミュレーションRPG ストラテジー その他RPG |
| 対応ハード | PC |
| 価格 |
PC : 2,000円(税抜)
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