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2025年8月27日(水)、『ギアーズ・オブ・ウォー:リローデッド(Gears of War:Reloaded)』が発売された。
今回、発売前にプレイする機会を頂いたので、本作の魅力をとことん紹介していく。

地球上の武器の中で一番好きなもの選ぶとしたら何にする?
筆者が選ぶのはもちろん──”チェーンソー”である。
いやいや、チェーンソーは武器じゃないって?
わかります。武器を越えたそれ以上の”なにか”と言いたいんでしょ。完全に同意です!
鳴り響くモーター音と共に狂ったように回転するノコギリ。悪も善も、この世に存在するすべての悲喜こもごもを一刀両断する史上、最強の切断兵器。
そんなチェーンソーをアサルトライフルの銃剣に仕込み、一撃必殺のロマン武器に仕立て上げてしまったのが、今回紹介する『ギアーズ・オブ・ウォー:リローデッド(Gears of War:Reloaded)』だ。

▲ガチムチの4人が減らず口を叩きながら世界を救う。
ネジが2、3本ぶっ飛んだ愛すべき”脳筋”4人を引き連れ、カバーに隠れてバリバリ撃ち合う戦闘で、いつの間にかプレイヤーの脳まで筋肉にしてしまう。
本作は知る人ぞ知る、TPSの歴史を一変させたマスターピースだ。
目次
本物の”脳筋”とはコイツらのことだ
本作は2006年にXbox360向けにリリースされた三人称視点のシューティング、『ギアーズ・オブ・ウォー』(以下『ギアーズ』)のリマスターだ。
EPIC Games開発のオリジナルをベースに、The Coalitionが現代基準にアップデート。4K対応でカリカリの解像度。キャンペーン60FPS・マルチプレイ120FPSでヌルヌルの動作。もちろん面白さは昔と同じキレキレのまま。

▲元々美しいグラフィックが4K解像度でさらに美しくなった。
本作を語るのに知性は必要ない。なぜなら世界中のゲームキャラをどんなに吟味しても、本作の主役4人以上の”脳筋”は見つからないだろうから。
それは作中の名言の数々でも明らかだ。
アルファチーム救出の命令に対し──
キム:援軍の要請は?
ホフマン:寝ぼけたことをほざくな おまえたちが援軍だろうが!
最終決戦を前に最強武器の使用許可が下りず──
マーカス:じゃあプランBでいこう…プランBは何だ?
ドム:あ?ねぇよ そんなもん!
マーカス:くそっ
4人は終始この調子である。要するに全員が”おバカ”なのだ。

▲一方、ストーリーは悲壮感が漂う内容。4人の口の悪さが逆に状況をマイルドにしてくれる。
本作が一味違うのは、こうした台詞のすべてが日本語訳され、声優さんがきちんと吹き替えてくれていること。今でこそ当たり前だが、2006年当時は丁寧なローカライズなんてまれだった。
ニコ動などで長年おもちゃにされてきたのも納得である。今も昔も”脳筋”キャラは愛おしい。
重厚感たっぷりの泥臭いカバーアクションが最高
本作は惑星セラを舞台に、ローカストと呼ばれる謎の地底人(?)との死闘を描く。というか人類はとっくに崩壊していて、COG(統一連合政府)を組織してなんとか抵抗している状況。
ローカストは、とにかくデカくて黒くて硬い。プレイヤーがうかつにオープンフィールドに飛び出そうものなら、瞬時にハチの巣にされるガチの輩(やから)だ。

▲ワンボタンでカバーに隠れて敵を攻撃する。
そこでプレイヤーは周囲の遮蔽物をカバーにして隠れながら、足を止めてバリバリ銃撃戦を行う。これが本作の基本スタイル。ジャンプなんて便利なものはない。
あるのは”泥臭い行軍”のみだ。
隙を見てカバーから飛び出して前進。別のカバーへとりついてまた銃撃。これを繰り返して飛び散る肉片を吹雪のように浴びながら、ゆっくりと制圧する。

▲隙を突いて飛び出し、別のカバーへ滑り込む。
激しい銃撃をカバーでやり過ごしながら周囲を見渡して、どう攻撃すれば敵の側面に出られるか。
なんて思考を巡らせていると、まるで戦争映画のワンシーンを操作しているみたいで、最高にワクワクさせてくれる。
敵のAIも賢い。攻撃を受け続けると別のカバーに移動したり、側面から回り込んできたり、じっとしているプレイヤー目がけてグレネードを投げ込んできたりと、手ごわさ満点。
チェーンソー Meets ライフル。史上最も暴力的な出会い
開発陣もわかっていて、カバーで芋るプレイヤーにチェーンソーをチラつかせて、接近戦を誘ってくる。
挙句プレイヤーは、この術中にまんまとハマってしまう。だって本作のチェーンソーは敵をぶった切るのが超キモチイーから。この甘美に抗うくらいなら、いっそのことゲームを投げ出した方がマシだ。

▲よせばいいのに接近戦を仕掛けたくなる鬼の仕様。
チェーンソーはほとんどの敵を一刀両断する一撃必殺武器。操作も楽ちんで「接敵してボタンを押す」これだけ。使いどころとしては格闘ゲームの投げ技に似ている。
攻撃が決まると、断末魔を上げながら真っ二つにされるカットシーンが挿入される。プレイヤーの気分はアゲアゲの最高潮だ。よせばいいのに、さらに無茶な攻撃を仕掛けて返り討ちにされる。
チェーンソーを装備した「ランサー・アサルトライフル」は本作を象徴する超かっこいいクールな武器である。と同時に、ちょっと大げさかもしれないが『ギアーズオブウォー』という名の哲学そのものだ。

▲多彩な武器が魅力的。衛星からビームを発射する最強兵器「ドーンハンマー」。プランBのくだりで使用を却下された武器だ。
”脳筋”にはカバーは関係ないのだ。いざという時が来たら果敢に飛び出して、チェーンソーを大上段に構え、雄たけびを上げながら敵陣に突撃する。
文字で書くとかっこよさげだが、ビジュアルを想像するととんでもなく”バカ”っぽい。”バカ”っぽいのになぜかかっこいい。要するに──
「バカ=かっこいい」
本作の哲学はまさにこれ!
公園で戦争ごっこしていた子どもたちの夢のあと
本作は、バトロワやヒーローシューターなど近年のトレンドとは真逆のゲーム性が魅力的。足を止めてポジションを奪い合う展開が逆に新しい。
バトロワを代表する『フォートナイト』と同じ会社が開発したことも驚きだが、さらに付け加えるなら『ギアーズ』と『フォートナイト』の生みの親は、どちらもクリフ・ブラジンスキー氏だ。

▲武器は効かず捕まると八つ裂きにされて一撃しするベルセルク。実は女子だという衝撃の事実。
先述の通り、オリジナルの『ギアーズ』がリリースされた2006年と、現代の2025年ではゲームを取り巻く状況が一変した。
2025年のゲームはどの国のゲームも親切で遊びやすい。得体のしれないゲームを買って失敗することも少なくなった。しかし、その国らしさが失われてしまったと感じることがある。
当時は日本のゲームは日本らしく、海外のゲームは海外らしかった。筆者はそれが好きだった。海外ゲームでその国の文化を感じることが出来たから。

▲廃墟だらけなのになぜか美麗なロケーションばかり。
商品の画一化は市場が成熟した証だ。良いことのはずなんだけど、ときどきなぜか、まるで子どもたちが消え去った団地みたいな”静寂”を覚えることがある。
その中で本作『ギアーズ・オブ・ウォー:リローデッド』は、公園で戦争ごっこをする子どもたちのように、やかましい。
泥んこで、騒々しくて、無秩序で、恐れ知らずだ。
一家に一本以上あっても、全然困らないマスターピース
つまり本作の”バカ”っぷりは、令和の今だからこそ最強に強まっていると思うわけです、筆者は。

▲自宅にあったXbox360版のパッケージ。オリジナルは失くしてしまった。これはその後に再版された廉価版。
元々グラフィックに定評のあったシリーズ。現代の技術で蘇ればなおさら。廃墟の瓦礫の数々、淀んだ川に溜まるゴミのひとつ一つ、戦場でミンチにされた死屍累々、全部がくっきりはっきり内臓の奥まで見える解像度になった。

▲あ、中身が入ってない(笑)。おかしいなどこへいったのか。
『ギアーズ』なんて家にいくらあっても困りませんから。筆者もいまだにパッケージ版を持っていて思い出したようにプレイすることがある。
ぜひ手に取って敵をチェーンソーで切り刻んでやってほしい。

▲グラフィックは目を見張るほど美しい。
GameWith編集者情報

| フリーランス物書き。ドーナツ食べながら子どもとゲームするのが至高。好きなジャンルはインディーズとFPS/TPS。ゲームの腕前は皆無のポテトゲーマー。ジャンルやタイトルに捕らわれずゲーム業界全体に興味があります。ゲーム以外にはアウトドア系やローカルニュースなどを執筆中。普段は塾講師、ときどきラジオパーソナリティ。 |
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発売日など基本情報
| 発売日 |
2025年8月27日 |
|---|---|
| 会社 |
Xbox Game Studios |
| ジャンル | シューティング |
| 対応ハード | PC / Xbox |
| 価格 |
PC : 4,900円(税抜)
Xbox : 4,900円(税抜)
|
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