
【先行プレイ】砂金採掘から始まる巨大な工業ネットワークで惑星を開発

スウェーデンのLantto Gamesが開発し、Hooded Horseが販売する『Sandustry』は、ピクセルベースの物理演算を用いた採掘・工場自動化ゲームだ。プレイヤーは未知の惑星へ降り立ち、ささやかな採掘から巨大な工業ネットワークを築き上げていく、魅力的なサンドボックス作品となっている。
2026年8月13日より、Steam / GOG / Microsoft Store にて販売。
また、発売初日からPC Game Passにも対応する。
今回、GameWithでは早期アクセス前に先行プレイレビューを行う機会を得たので、本記事で詳しく紹介していく。

インディゲーム100選!
泥臭い砂金掘りこそがあらゆる産業の出発点
プレイヤーが降り立つ惑星は、美しいドット絵で描かれており、地中には失われた古代文明の遺跡や数々の謎が眠っている。しかし、それらへ迫るには、まず足元の地面を掘るという地道な作業から始めなければならない。

手元の道具で乾いた砂を掘り起こし、水たまりへ投げ込むと砂は水を吸って「濡れた砂」へと変化する。それを空中で激しく振ると泥のような不純物が落ち、中からキラリと金が姿を現す。この泥臭い砂金掘りこそが、この惑星におけるあらゆる産業の出発点だ。
集めた金を緑色の収集箱「コレクター」に投入すると資金が手に入り、それを研究へ回すことで技術ツリーから新たな設備が解放されていく。
比重が生み出す自動化の面白さ

最初の研究で手に入る「Shaker(振動コンベア)」を設置した瞬間、自動化への第一歩が始まる。濡れた砂を流し込めば、Shakerが自動で振動し、金と不要な残渣を選別してくれる。

ここで重要になるのが、本作ではすべてのドットが固有の「比重」を持つという物理法則だ。重い金は真下へ落下し、軽い残りカスは自然と浮き上がる。この性質を利用して振動コンベアを斜めに配置すれば、金だけを真下の収集箱へ落とし、残りカスを別方向へ流すラインが完成する。たった一台の装置でも、物理法則を利用した選別システムがきれいに動き始めた瞬間の達成感は大きい。

さらに研究を進めると、水平方向へ資材を運ぶベルトコンベアや、地下深くまで資源を運搬できる「ランチャー」なども解放される。単純な砂金掘りだった作業が、少しずつ立体的な工場建設へと変化していく流れは非常に自然で、気付けば地下深くまで採掘拠点を広げていることだろう。
序盤はやや戸惑うが、ホバー取得で一変

ここまではチュートリアルに従って進められるが、それが終わると何を目指せばいいのか分からなくなる場面もある。「掘る」「濡らす」「金を回収する」という基本ループは理解しやすい一方、その先はプレイヤー自身が試行錯誤しながら工場を発展させる必要があり、少し迷いやすい印象だ。

操作にもクセがある。
主人公の移動はキーボードのWASD、掘削や設置はマウス中心というスタイルで、慣れるまで少し時間がかかる。さらに序盤はジャンプしか移動手段がなく、高所での建設や掘削では狙った場所に留まりづらい。

そこで早めに取得したいのが「ホバー」だ。空中でSpaceキーを押せば高度を維持でき、縦方向への設備配置が一気に快適になる。ホバー中は自分で設置した設備をすり抜けられるため、移動のストレスも大きく軽減される。
こうした能力は、資源を加工して得られる「Fluxite(フラクサイト)」を消費して習得する。移動速度や掘削速度の向上、通常では壊せない岩を破壊できる銃なども解放でき、プレイヤー自身の性能が上がることで工場建設のテンポも大きく改善されていく。
自然環境まで工場へ組み込む

序盤を乗り越えると、この惑星ならではのダイナミックな環境が姿を現す。砂粒や雪、水など、画面を構成するすべてのピクセルが物理・化学的な性質を持ち、リアルタイムで変化し続けるのだ。
例えば濡れた砂を大量生産しようと砂を水たまりへ投げ込み続けると、水はどんどん吸収され、やがて水たまりそのものが消えてしまう。つまり水は無限ではなく、資源循環を考えなければ工場は停止してしまう。

そこで火炎放射器で氷を溶かして水を作ったり、地下水を沸騰させて水蒸気へ変えたりと、周囲の環境そのものを制御する必要がある。空へ立ち上った蒸気は雲となり、やがて雨となって地上へ降り注ぐ。この自然の循環そのものを工場システムへ組み込む発想は、本作最大の特徴と言えるだろう。
さらに、特定の物質だけを通過させる「フィルター」が解放されると、複雑になった搬送ラインや配管も整理しやすくなる。工場が巨大になるほど恩恵は大きく、配線や物流を考える楽しさも増していく。
探索とリサイクルが止まらない

工場の規模が大きくなるほど、残渣の処理も重要な課題になる。放置すればコンベアを詰まらせ、水たまりまで埋め尽くしてしまう厄介な存在だ。
しかし本作では「すべてのピクセルに使い道がある」。
残渣を炎で焼いて黒く変化させ、高所から落として巨大な加圧機で圧縮すると、そこからさらに金と鋼を回収できる。
ゴミだったものが新たな資源へ変わり、生産チェーンがさらに連鎖していく様子は見ていて飽きない。
不要物をどう処理するかまで含めて工場を設計する面白さがある。
探索要素も充実している。暗い地下をライトで照らしながら新たなバイオームを切り開くと、古代異星文明の遺跡や謎の遺物が姿を現す。障壁を知恵と火力で突破し、大いなる遺物を持ち帰ることで工場はさらに新たな段階へ発展していく。
敵に拠点を襲撃される心配はなく、砂と戯れ、物質の性質を観察し、効率化を突き詰めることだけに集中できる作品だ。工場自動化ゲームやサンドボックス作品が好きなら、気付けば何時間も惑星開発に没頭してしまうだろう。
発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年8月14日 |
|---|---|
| 販売元 |
Hooded Horse |
| ジャンル | シミュレーション |
| 対応ハード | PC |
| タグ | |
| 価格 |
PC : 未定
|
| 最大プレイ人数 |
1人
|
| 公式HP | |
| 公式X |
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