
『The Blood of Dawnwalker』は、Rebel Wolvesが手がけるアクションRPG(販売はバンダイナムコエンターテインメント)。発売日は2026年9月3日で、プラットフォームはPS5、Xbox Series X|S、PC。
Rebel Wolvesは2022年に設立された新興スタジオで、約160名のスタッフの多くは『ウィッチャー』シリーズや『サイバーパンク2077』で知られる「CD PROJEKT RED」出身だという。

本作の舞台は14世紀のヨーロッパ。昼は人間、夜は吸血鬼として生きる「ドーンウォーカー(Dawnwalker)」となった主人公・コーエンの旅路が描かれる。人間と吸血鬼のプレイスタイルを使い分ける独自性をはじめ、広大なオープンワールドや、自由度の高いストーリー体験がおもな特徴だ。

▲昼は人間として過ごす。

▲クエストなどをこなすと夜になり、吸血鬼として過ごすことに。
このたびGameWithではPC版を試遊する機会を得た。冒頭から約4時間のプレイレポートをお届けする。
ドーンウォーカーとなった主人公の「30日間」を描く
冒頭のプロローグでは、家族思いの青年コーエンがドーンウォーカーへと変異する経緯と冒険の始まりが描かれる。吸血鬼の襲撃で家族が失踪し、彼は人ならざる者となって救出の旅へ踏み出す。
コーエンの使命は30日以内に吸血鬼の領主ブレンシスとその仲間を討伐し、家族を救い出すこと。ブレンシスは30日後の戴冠式に出席する予定で、それまでに手がかりを集めて討伐を目指す。
ただ、30日以内に達成できなくてもゲームオーバーにはならず、物語はそのまま続行される。進め方もプレイヤーの自由だという。

▲故郷のサンゴラ谷に暮らす主人公コーエン。村を牛耳る吸血鬼一派に反旗を翻したことでドーンウォーカーに変異してしまう。

▲サンゴラ谷を支配する吸血鬼の領主、ブレンシス。
30日のあいだ、コーエンは広大なフィールドを探索し、多種多様なクエストをこなし、人と出会い、スキルを習得しながら成長していく。選択肢によって運命や物語が分岐することもある。
本作の最大のキモは「時間経過」にある。
「昼」と「夜」の概念があり、クエストを遂行すると日数(マス)が加算され、昼のマスが埋まると夜へ、夜のマスが埋まると次の日に切り替わる。昨今のオープンワールドゲームにしては珍しいシステムと言える。

▲クエスト達成ごとに日数が加算され、昼のマスが満たされると夜に切り替わる。
サブクエストも存在するが、時間に限りがあることを考えると取捨選択が重要になる。さらに一部スキルの習得にも日数が必要なため、どのスキルを優先すべきか悩むことになりそうだ。
序盤では時間の重みを感じることはなかったが、話が進行するほどこの制約が効いてくるかもしれない。自由度の高さと、限られた時間で何を成すかという選択と緊張感が新鮮だった。
「人間」と「吸血鬼」のプレイスタイルの違いが攻略の鍵
ドーンウォーカーとなったコーエンは、「昼は人間」「夜は吸血鬼」として過ごすことを強いられる。時間帯でプレイスタイルが変化する点も、本作の大きな特徴だ。

▲夜になり、吸血鬼となったコーエン。

▲時間帯で変化するスタイルをどう使いこなすかが重要。
人間のときは人間らしいスキルを、吸血鬼のときは吸血鬼らしいスキルを発動できる。両者のスキルを使い分けることが攻略の鍵となるはずだ。
吸血鬼のスキルは想像以上に便利だと感じた(良心が痛むこともあるが)。体力が減れば人間や動物を吸血でき、人間では行けない場所も瞬間移動(シャドウステップ)と壁歩きで突破できる。人間の短所を吸血鬼の長所で補うシステムが面白い。

▲吸血鬼といえば吸血。相手の血を吸えば体力を回復できる。

▲吸血鬼のみ発動できるシャドウステップ。戦闘時に敵の背後へ回り込む際にも役立つ。

▲天井や壁を歩くアクションも発動可能。
ただし吸血鬼にもデメリットがある。体力が半分まで下がると「血の渇望」に駆られ、制御不能となり敵味方問わず吸血してしまうのだ。さらにはNPCとの会話中に吸血の選択肢が出るなど、モラルが試される場面もある。
試遊後は、吸血鬼としての苦悩と選択肢の広がりが印象に残っていた。立場とスキルの違いなどの魅力によって、没入感あふれるロールプレイができそうだ。
緊張感と爽快感を兼ね備えた戦闘
戦闘は、武器・スキル(アクティブアビリティ)を活用する。
人間は剣などの武器・戦闘補助・魔法スキルで、吸血鬼は爪(人間の武器も含む)と吸血鬼用のスキルで戦う。

▲人間は、剣などの武器と戦闘補助・魔法のスキルを使って戦う。

▲吸血鬼は爪と吸血鬼用のスキルを駆使する。武器も使用できた。

▲アクティブアビリティのサークル。上が戦闘補助、左が魔法、右が吸血鬼用のスキルだ。
戦闘は、攻防において上下左右の4方向を指定するというルールをベースに構築されている。攻撃時は上下左右の方向を決めてから攻撃ボタンを押し、防御時は方向のUIを見て正しい方向を選んで防御ボタンを押すといった具合だ。
たとえば、上段を攻撃する際はスティックを上に倒して攻撃ボタンを押せばいい。敵の胸に表示されている盾マークの矢印が左を指したら、スティックを左に倒してから防御ボタンを押す。
少々特殊だがそこまで複雑ではなく、コツを掴めばすんなり戦えるようになるだろう。

▲上段攻撃をしている様子。敵の胸に表示されている剣のマークは「無防備=攻撃可能」であることを示している。

▲敵の胸元に表示されている盾マークは攻撃を仕掛けてくる合図。矢印が防御すべき方向を示している。

▲相手の攻撃に合わせてタイミングよく防御すると、ジャストガードが発動して反撃できる。
攻守の読み合いによって生まれる緊張感と、隙を突いて反撃する爽快感のメリハリが見事で、ジャストガードや回避成功で形勢逆転した瞬間は非常に気持ちよかった。スタミナ管理や集団戦、ボス戦などは難しさを感じたが、練習すればうまく対処できるようになる調整だと思う。
スキル習得には、レベルアップ時にもらえるスキルポイントが必要だ。特定のスキルの強化には、スキルポイントだけでなく日数も求められる。また、「手引き」と呼ばれるアイテムで開放されるスキルもある。

▲戦闘などで経験値を得てレベルを上げていく。

▲レベルアップで獲得したスキルポイントで新しいスキルを開放する。
クエストや探索などのオープンワールドらしい要素も体験
サブクエストやファストトラベルなどオープンワールドゲームらしい要素をいくつか体験できた。
サブクエストは、村人の悩みを解決するものがほとんどだった。報酬は得られるが日数が加算されるため、優先順位を決める必要がある。実際、昼に受注したサブクエストを夜まで放置していたら失敗扱いになり、悲劇を生んでしまったことも……。報酬か時間か、どちらを選ぶべきか悩ましいと感じてしまった。

▲序盤の舞台であるサンゴラ谷。

▲今回の範囲では村のみを探索。村人たちの悩みを解決した。
本作のファストトラベルは「祠」と呼ばれる場所でのみ発動可能。馬などの移動手段は確認できず、製品版での実装が気になるところだ。

▲マップ画面。探索すればするほど情報が更新されていく

▲フィールドに配置された「祠」にアクセスするとファストトラベルが可能。スキルの開放や装備の保管などもできる。
フィールドで使用できる「集中モード」は足跡や痕跡、重要なNPCなどを視覚化するスキルで、探索時に便利だと感じた(『ウィッチャー3』の「ウィッチャーの感覚」のようだった)。

▲手がかりを探すときは「集中モード」を活用するといい。
まとめ
『The Blood of Dawnwalker』を約4時間プレイしてみて、従来のオープンワールドらしさと、唯一無二の魅力が見事に融合した作品だと感じ、ここからのプレイもかなり期待できる印象を受けた。
時間帯でプレイスタイルが変化するシステム、吸血鬼らしいアクションの面白さ、選択と決断で物語を紡ぐゲーム性、感情を揺さぶるストーリーなど見どころが多く、製品版への渇望は高まるばかりだ。
全貌が見えるのはこれからだろうが、現状では2026年のキラータイトルになる可能性が高いと考えている。気になっている人は、9月3日の発売を楽しみに待ってほしい。
発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年9月3日 |
|---|---|
| 販売元 |
バンダイナムコエンターテインメント |
| ジャンル | アクションRPG |
| 対応ハード | PS5 / PC / XBOX |
| タグ | |
| 価格 |
PS5 : 8,900円(税抜)
PC : 8,900円(税抜)
XBOX : 8,900円(税抜)
|
| 最大プレイ人数 |
1人
|
| 公式X |
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