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タイトーが贈る『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』は、ジェットコースターのような疾走感と、曲に合わせた美しいビジュアルが融合したリズムアクションゲーム。2025年7月31日にNintendo Switch向けに発売される(ダウンロード専売)。
本作は、従来のシリーズ作品とは異なり、イチから再設計した完全新作。操作方法、譜面、世界観、あらゆる点で新たな要素が加わっている。
▲【世界観紹介PV】豪華フルボイスで紡ぐストーリーモード『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』
本稿では、本作のプロデューサー・花形琢真氏へのインタビューをお届けする。
プロデューサーが語る『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』の“ミライ”
──『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』は「ミライ(フューチャー)」がキーワードになっています。ミライと聞くと“新しさ”を連想しますが、今作ではどのようなゲーム体験ができるのでしょうか?
花形琢真氏(以下、花形氏):
「グルーヴコースター」の新作をイチから開発するうえで、シリーズ作品として「変える部分」と「大事にする部分」を考えました。「そもそもグルーヴコースターの魅力とは何か?」を深堀りし、シリーズ全体に共通する面白さを追求しました。
曲に合わせてレールや背景のビジュアルが変化し、音楽と映像とプレイヤーが連動することで、「グルーヴコースター」でしか味わえない没入感や爽快感が発生します。
それこそが、シリーズ全体に共通する面白さ、いわば“核”ではないかと思い、本作ではビジュアルや操作のアップデートのほか、多彩な音楽ジャンルを取り入れ、完全新作として楽しめるようになっています。

▲『グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ』のプロデューサー・花形琢真氏
──過去作よりも新鮮味のあるプレイができるようになったわけですね。
花形氏:
そうですね。過去作と同じ曲でも譜面自体は全く別のものになっているので、シリーズ経験者もイチから攻略し直せる形になっています。
新たにLRボタンを使った操作を追加するなど、これまでにない「グルーヴコースター」を体験できますよ。

▲LRボタンを使った新たな操作。
初のストーリーモードで、リズムゲームに“没入”する新たな仕掛け
──シリーズ初となるストーリーモードを採用した理由を教えてください。
花形氏:
ストーリーモードを採用した大きな理由としては、音楽とビジュアルの一体感を高めるためです。
過去作で人気を博していた音楽ジャンルを調査したところ、「東方Project」のアレンジ曲やボーカロイド楽曲、他のゲームのコラボ曲は人気がありましたが、タイトーのオリジナル曲はあまり人気がありませんでした。
その違いの理由は、ユーザーの皆さんの頭の中に音楽に合うビジュアルイメージが既にあったからだと分析しています。
人気のある曲は、慣れ親しんでいたミュージックビデオやゲーム、キャラクターのビジュアルなど、頭の中でイメージしやすいものが多い印象です。音楽とビジュアルの一体感を楽しめたことが人気の要因だと思いました。
そこで、オリジナル曲にも明確なビジュアルイメージを持って楽しんでいただきたいと考えました。世界観やキャラクターを通じて、本作ならではのビジュアルと音楽をイメージしながらリズムゲームを遊んでもらうことで、より深い没入感を味わってもらいたかったんです。

▲ストーリーモードの主人公、閃道カケル(真ん中左)と氷芽川アリア(真ん中右)。
──では、ゲームに没入するきっかけとしてストーリーモードを採用したわけですね?
花形氏:
そうですね。キャラクターや音楽、ビジュアルとの出会いを期待できるところも、ストーリーモードの没入度を高める理由になっていると思います。あとは本のページをめくるように楽しめる点もそうですね。
──ストーリーモードは「閃道カケル編」「氷芽川アリア編」のシナリオが用意されていますが、プレイボリュームはどれぐらいになるのでしょうか?
花形氏:
ひとつのシナリオは13章で、1章につき1~2時間を想定しています。
セリフをしっかり読みこむと1~2時間ほどかかりますが、完全スキップでセリフを読まずに進めるといった遊び方もできるので、プレイヤーの好みに合わせて楽しめます。
2人の主人公がそれぞれの学校に入学し、地方大会に出場するまでの半年間を13章の中で描いています。2人のシナリオを進めていき、どのような結末を迎えるのかを楽しんでいただきたいと思っております。

▲閃道カケル編のストーリーパート。
ちなみに、リリース時は「氷芽川アリア編」のストーリーは3章までしか遊べません。残りのエピソードについては、今後のアップデートにて無料で追加する予定です。
プレイヤーの皆様に長く遊んでいただきたいという思いで、アップデートごとに新しい物語と連動して曲も追加していく予定です。

▲氷芽川アリア編のストーリーパート。
──リズムゲームの世界へ没入させるべく、ストーリーモードの開発で最もこだわった部分は?
花形氏:
ストーリーモードを実装するにあたって、物語の鑑賞とゲームプレイを融合させて没入感をもたらすことにこだわりました。
たとえば、物語にキャラクターが登場すると、キャラクター専用の楽曲に切り替わるようになっています。イメージしていたキャラクターの曲をリズムゲームで遊ぶことで、ストーリーモードの世界に入り込んだような気持ちになれます。


▲ストーリーに登場するキャラクターの楽曲で遊ぶことができる。
舞台のビジュアルが、リズムゲームと連動していることも魅力です。作中の体育館やスタジアムなどで競技をしているような気持ちになれるため、物語に深く没入できるようになりますよ。

▲オリジナル曲は、作中に登場する舞台を模した背景が登場する。主人公になった感覚でリズムアクションを楽しめる点が、ストーリーモードの魅力だという。
──ストーリーモードに登場するオリジナル曲の魅力についてお聞かせください。
花形氏:
ストーリーモードには人間タイプや獣人タイプ、ロボットタイプといった、見た目も個性も異なるキャラクターが数多く登場します。
見た目のイメージや曲のジャンル、曲のテンポといったところがバリエーションの豊富さとマッチしているため、新しいキャラクターが登場するたびに、違った雰囲気の曲が楽しめるのではないかという期待感が生まれます。
そこで「新しいキャラクターとの出会い=新しい曲との出会い」の面白さを感じていただけるのではないでしょうか。

▲個性豊かなキャラクターたちが歌うオリジナル曲も魅力的だ。
幅広い層を意識した選曲と、未来を見据えた展開
──楽曲の部分でいえば、20代のユーザーに刺さりやすい楽曲が多い印象です。
花形氏:
過去作をプレイしていたユーザーの年齢層を調べたところ、10年前のアーケード版をプレイされていた方の多くは、10代後半の高校生がほとんどでした。そこから5年ぐらい経っているので、現時点で「グルーヴコースター」シリーズをプレイされている方は20代前半、特にYouTubeやTikTokで音楽を楽しまれている若い方が多いと見ています。
そういったプレイヤー層を考慮して、今回は若い方々から支持されている楽曲を数多く収録させていただきました。運営していく中で、今後は少し違ったジャンルの曲や古い曲も徐々に追加し、幅広いプレイヤーが楽しめるようにしていきたいと考えています。
──50曲以上収録されているのでたっぷり遊べそうですね。
花形氏:
ストーリーモードを進めていくと、課題としていろいろな楽曲が登場します。ただ楽曲のバリエーションが少ないと、同じ曲ばかりになってしまい、作業っぽくなる恐れがあります。それだけはなんとしても避けたいと思い、50曲以上の楽曲を取り揃えてみました。
「グルーヴコースター」シリーズは音楽のバリエーションの変化や、曲に連動して背景のビジュアルが変化していく演出が魅力です。曲が変われば変わるほど、1曲ごとの違った味わいも変わるため、収録楽曲の数がとても重要になるわけです。




▲YOASOBI「アイドル」やこっちのけんと「はいよろこんで」など、流行の楽曲が多数収録されている。
──本作はNintendo Switch向けとして販売されますが、Nintendo Switch 2版を販売する予定はありますか?
花形氏:
現時点で、Nintendo Switch 2版の予定はありません。ただ、マウス機能を使った遊びは面白そうなので、ちょっと検討してみたいと思います(笑)。
──最後に、「グルーヴコースター フューチャーパフォーマーズ」を楽しみにされている読者に向けて、メッセージをお願いします。
花形氏:
本作は、従来のシリーズをイチから作り直した新作です。新規のプレイヤーの皆様にも、日頃からシリーズ作品をお楽しみいただいているプレイヤーの皆様にも触れていただきたいですね。
これまでと異なる要素がたくさん含まれておりますので、より進化した「グルーヴコースター」をお楽しみいただきたいと思っております。

──ありがとうございました。
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