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Funcomから発売のPC,PS5対応ゲームソフト『Dune: Awakening』。
本作のベータ版に引き続き、映画「DUNE」シリーズが大好きな筆者が『Dune: Awakening』の魅力と共にゲームプレイを紹介していく。
また、Funcomのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるJoel(ジョエル)氏にインタビューする機会もいただけたので、合わせてチェックしていただきたい。

Dune: Awakening
『Dune: Awakening』とは?
▲Dune: Awakening — Official Launch Trailer
『Dune: Awakening』は、危険な砂の惑星「アラキス」を探索するオープンワールド・サバイバルMMOゲーム。
本作は映画「DUNE/デューン 砂の惑星」を題材としており、映画の主人公「ポール・アトレイデス」が存在しないIF世界を舞台に、フレメンの失踪を巡るシネマチックなストーリーと砂漠での過酷なサバイバルが楽しめる作品だ。

Dune: Awakening
豊富なパーツで自分だけのキャラクターを作成!
ゲームを開始するとプレイヤーが操作するキャラクターを作成することとなる。
ベースのプリセットには白粉を使ったようなDuneらしいメイクが施されたプリセットなどもされており、キャラクタークリエイトが苦手な人でも始めやすいようになっている。

ベースのプリセットを選択した後、顔つきや体型、年齢など細かく調整可能。
作成したキャラクターはイベントシーンにも登場するので細かく調整して作り込んでいきたいところだ。

キャラクターを作成すると、今度はバックボーンの選択画面へ。
ここではキャラクターの出生やスキルなどを自由に選択できるので、自分の好きなものを選んでいく。

前回は戦闘に特化したスキルのソードマスターを選択したので、今回は探索で有利なシガワイヤーの鉤爪が使えるトルーパーを選択してみた。
シガワイヤーの鉤爪はグラップリングフックを使った移動が特徴の能力となっており、岩肌を上る場面が多く登場する本作では活躍してくれそうだ。
その他に操り声で敵を目の前に引き寄せられるベネ・ゲセリットや毒カプセルで敵を攻撃できる演算能力者などのメンターが用意されているので、自分のプレイスタイルにあったメンターを選択することができる。


Dune: Awakening
クラフトや建築要素でサバイバルを満喫!

チュートリアルが終了すると、ゲーム本編が開始。
クエストは左上に表示された内容に沿って行動することで進行していく。

過酷な砂漠で探索を円滑に進めるために間に合わせの衣服一式をクラフトして装備することとなる。
研究やクラフトの方法も丁寧に解説されるため、サンドボックス初心者でも簡単に楽しめるはずだ。

探索に必要な装備を整えた後、クラフトした簡素な建設キットを使って自分の拠点を作成することに。
本作の建設では床や扉、天井などのパーツを組み合わせて基地を作り上げていく。
自分の基地を建設する際には他のプレイヤーの敷地と重ならないように空いている土地を探す必要がある。
今回は敵の基地の近くに拠点を建築することとした。
本作では血液を濾過することで活動に必要な水が手に入るのだが、拠点に行けば敵も大勢居る上に物資も手に入るので円滑にゲームを進められそうだ。

初めは基地をどのような構造で作成すれば良いのかわからないなんてこともあるだろう。
そんな時はフィールド上に点在している、他のプレイヤーが作成した建築物を観察するのも手だ。

今回、基地を建築する場所は障害物が多く、他のプレイヤーの通り道にもなりそうな場所だったので、1階を浮かせた建築物を作成してみた。
室内に置くファブリケーターや精製機などは設置する際に必要な面積が大きいので、室内に階段をつけて2階建てにしてスペースを確保している。

基地を作成する際に支藩コンソールというオブジェクトを設置する必要があるのだが、ここではフレンドなどの他のプレイヤーに権限を付与する設定などが行える。
フレンドと資源や設備を共有してDuneの世界を楽しむようなプレイもできそうだ。

Dune: Awakening
フィールド探索を快適に!
本作では砂漠に点在する岩場を探索するような場面が数多くあるのだが、今回選択したスキルのトルーパーの能力がとても便利だった。
グラップリングフックで岩の上まで一気に登ったり、敵との戦闘中に有利なポジションに移動したりと爽快なゲームプレイが楽しめた。

他にも探索に特化したスキルを持つ惑星学者や敵を操れるベネ・ゲセリットなど、選択するメンターによって違ったゲームプレイが楽しめそうだ。
また、ゲームを進めることで別のスキルも解放されるようなので、探索中や敵と戦う前にスキルを変更して挑むような遊び方もできそうだ。
フィールドを探索していたらサンドバイクの作成に必要なアイテムが揃ってきた。
砂漠には略奪者や危険生物が蔓延っており、移動はスピードが命。ゲームを進めると砂漠を横断するシーンが増えていく。
フィールド探索中に砂漠を横断する場合、巨大なミミズのような見た目のサンドワームに注意が必要だ。
飲み込まれてしまうと装備を全て失ってしまうので、なるべく早急に乗り物は作成しておきたい。

乗り物を作成する際は必要なパーツを集め、あらかじめ研究を済ませておく必要がある。
サンドバイクの作成に必要なものを集めたら各パーツを基地に設置したファブリケータ―を使用して製造していく。

作成したパーツは溶接トーチを使い、建設と同じ要領でバイクを組み立てていくのだが、簡易的とは言え乗り物の構造が分かるので組み立てていて楽しい。

全てのパーツを組み合わせていき無事サンドバイクが完成した。必要な燃料を投入すれば、動作可能になる。
少量の荷物をサンドバイクに収納できるので、砂漠の探索がとても楽になりそうだ。

Dune: Awakening
開発陣へインタビュー!
『Dune: Awakening』の陣頭指揮およびFuncomのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)として活躍するジョエル氏にインタビューを行った。

お話を伺った方(紹介文はFuncom提供) |
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Joel Bylosバイオグラフィ Joel(ジョエル)は、ノルウェーでのキャリアを慎ましくスタートさせました。 最初の仕事は、ビスレット・ビルウートレイエ(Bislet Bilutleie)での洗車業務でした。 現在では、Funcomのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)として活躍しており、スタジオ史上最も野心的なプロジェクトであるオープンワールド・サバイバルMMO『Dune: Awakening』の陣頭指揮を執っています。 これまでの17年間、ジョエルは数々のゲーム開発に初期構想からリリースまで深く携わってきました。 その役割は多岐にわたり、 『Age of Conan』のクエストデザイナー、 『Rise of the Godslayer』のリードデザイナー、 『The Secret World』のリードコンテンツデザイナー、 そして『The Park』および『Conan Exiles』のクリエイティブディレクターなどを歴任しています。 |
──本作は映画『DUNE/デューン 砂の惑星』を題材にしているとのことですが、このプロジェクトがどのようにして立ち上がったのか、企画の経緯をお聞かせいただけますか?
ジョエル氏:
私たちは以前、『Conan: Unconquered』というゲームの開発で、Petroglyphという会社と協力していました。
このPetroglyphには、かつてWestwood Studiosに在籍し、1992年に発売された『Dune II』に携わっていたスタッフが多く在籍していたのです。
彼らが、「レジェンダリーが新しい『DUNE』映画を制作しているらしい」と教えてくれたのがきっかけでした。
そこで私たちはレジェンダリーにコンタクトを取り、一緒にゲームを作るという構想を話し合いました。
その結果生まれたのが、『Dune: Awakening』です。
ゲームの企画段階では、サバイバルというジャンルがプレイヤーにとってどういう意味を持つのか、長い時間をかけて考えました。
「もっと親しみやすいサバイバルゲームは作れないか?」
「『DUNE』の要素を、こうしたジャンルにどう落とし込めるか?」
「プレイヤーの行動サイクルを、どうすればゲームの推進力として活用できるだろうか?」
そうした問いから出発し、コアとなるゲームシステムの設計と、それを支える技術基盤の構築を進めていきました。

──サンドワームや広大な砂漠など、『デューン』ならではの要素をゲーム内で表現するにあたって、開発上苦労された点があれば教えてください。また、特に注目してほしいポイントがあればぜひお聞かせください。
ジョエル氏:
開発中には多くの課題がありましたが、たとえば「サンドワームは象徴的な存在でなければならない」という点は、最初から明確でした。
そのため、私たちはゲーム開発期間の大半にわたって、サンドワーム開発の専任チームを編成して取り組んでいました。
プレイヤーは、砂の上を歩くたびに緊張感を覚えるはずです。
サンドワームは独自の目的を持つAI実体としてゲーム内に存在しており、慎重なプレイヤーであればその行動パターンを学び、それを活用して回避することも可能です。

──ビジュアルや音楽といったアート面で「DUNEらしさ」を表現するために、特に意識されたことやこだわった点があれば教えてください。
ジョエル氏:
『DUNE』は、書籍や映画だけでなく、ゲームやコミックに至るまで長い歴史を持つ作品です。
そのため、私たちは非常に多くのインスピレーションを得ることができました。
ゲームのビジュアルスタイルが映画の持つ象徴的な雰囲気をしっかりと表現できるよう、私たちはLegendary社と密接に連携して開発を進めました。
さらに、そこから他の原作資料にも範囲を広げていきました。
たとえば、かつての『DUNE』ゲームのサウンドトラックを、ゲーム内のラジオステーションで聴けるようにしたことは、私たちが非常に誇りに思っていることの一つです。

──原作ファンが思わずニヤリとしてしまうような小ネタやオマージュなど、ゲーム内に盛り込まれている仕掛けがあればご紹介いただけますか?
ジョエル氏:
ゲーム内には、プレイヤーが見つけることのできる多くのオマージュ、キャラクター、そして設定があります。
あまり多くはネタバレできませんが、ひとつ挙げるとすれば「カレフのドリンカー」という特定のナイフがあります。
これはプレイヤーがゲーム序盤で入手できるアイテムで、敵から血を吸い取ることができます。
カレフは『DUNE』第1巻で簡単に言及されている人物で、彼の父親は、ポールがフレメンの一員としての地位を得るために決闘したジャミスです。
このような隠し要素は、ゲーム全体に散りばめられています。

──『Dune: Awakening』はライブサービス型のタイトルとして展開されるとのことですが、今後のアップデートやイベントに関する計画について、可能な範囲で教えていただけますか?
ジョエル氏:
あまり詳しい内容はネタバレになるので言えませんが、Steamのシーズンパスのページには、今後登場するコンテンツの種類について多くのヒントが含まれています。

──サバイバルMMOとして本作ならではの魅力や、他のサバイバルゲームと比較して差別化されている点があれば教えてください。
ジョエル氏:
『Dune: Awakening』は、長い間失われていた『Ultima Online』や『Star Wars Galaxies』のような、昔ながらのサンドボックス型MMORPGの感覚を見事に再現した、久しぶりの作品だと本気で思っています。
『World of Warcraft』によってMMOの在り方が大きく変わってからは、こうしたサンドボックススタイルのゲームはほとんど見られなくなりました――『Dune: Awakening』は、まさにそのスタイルへの回帰です。

──『Dune: Awakening』の中で、開発チームとして特に「ここを見てほしい!」という推しポイントや、ベータ版などでプレイヤーから高評価を得た要素があればご紹介ください。
ジョエル氏:
ベータテスト期間中、ゲーム内の乗り物に関して多くのポジティブなフィードバックをいただきました。
ですので、ぜひプレイヤーの皆さんにも、それらの乗り物を実際に試してみていただきたいと思います。
すべての乗り物は、それぞれ異なる形でプレイスタイルを変化させるよう設計されています。
特に、ゲーム内でオーニソプターを操縦する体験は、他にはないユニークな感覚だと思います。


Dune: Awakening
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Dune: Awakening
発売日など基本情報
発売日 |
PC: 2025年6月10日 PS5: 2026年 Xbox: 2026年 |
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会社 |
Funcom |
ジャンル | アクション |
対応ハード | PC / PS5 / Xbox |
価格 |
PC : 4,536円(税抜)
PS5 : 未定
Xbox : 未定
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公式HP | |
公式Twitter |

Dune: Awakening
GameWith編集者情報

3歳の時に『クラッシュ・バンディクー3』をプレイしゲームに目覚める。好きなゲームジャンルはFPSやTPS、音ゲー等々。「DQ」や「FF」、「ペルソナ」シリーズをまた一からプレイするために限られた時間と格闘中。 アメコミ映画が好きすぎて蜘蛛に噛まれたら自分の手首から糸が出ると思っているが、一向にそれらしい蜘蛛が現れない...。 |
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