『無罪裁廷』プレイレビュー！中国版裁判推理アドベンチャーの日本語バージョンがリリース！

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C&D Gamesが発売した『無罪裁廷』は、プレイヤーが新米女性弁護士の雷冬雪（ライトウセツ）となり、法廷を舞台として数々の難事件に挑み、事件の真相を解明していく推理アドベンチャーゲームだ。2015年リリースのスマートフォンアプリ『这个家伙无罪』をリメイクしてローカライズした作品であり、日本語でも快適にプレイできる。

主人公の前に立ちはだかるのは、一筋縄ではいかない四名の敏腕検事たちと、事件の真相を握る数十名もの証人たちである。彼らが織りなす衝撃的なミステリーと複雑なドラマは、一瞬たりともプレイヤーを飽きさせず、物語の核心へと引き込んでいく。

雷冬雪が直面する事件は、幽霊が出ると噂される屋敷、静かな山村、高度な科学技術研究センターや鉱山、国際的なスポーツイベントの会場、そして高層ビルなどバラエティ豊かである。それぞれの場所が持つ独特の空気や構造が、事件の謎をより奥深いものとしているのだ。

法廷バトルを盛り上げる3つのスペシャルシステム
最終章ですべての点がつながり、真実が浮かび上がる

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無罪裁廷

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法廷バトルを盛り上げる3つのスペシャルシステム

主な戦いの舞台となる法廷は、主人公は弁護士として依頼人を弁護し、有罪を主張する検事と対決する。飛びかう証言の中から重要な情報を抽出し、それらを繋ぎ合わせて真実へと迫っていく。証人に質問を重ねて新たな証言を引き出し、証言とムジュンする証拠品を突きつけてウソを暴くのだ。法廷推理アドベンチャーに慣れ親しんだプレイヤーであれば懐かしく、そしてスムーズにプレイできるだろう。

さらに、本作には法廷バトルをいっそう盛り上げる3つのシステムが搭載されている。一つ目は「マインドダイビング」である。これは追い詰められた状況下でこそ、冷静に事件に関する情報を整理し、思考を深めていくものである。プレイヤーは、自身の思考の中に難局を切り拓くための武器を見つけ出すことだろう。

二つ目は、検事と激しい議論を展開する「一騎打ち」だ。ここでは、反撃コンボを叩き込んで一気に勝負を決めることも、あえてミスを誘い奇想天外な展開を楽しむこともでき、プレイヤーの選択によって物語は予期せぬ方向へと進んでいくかもしれない。

そして三つ目は「ワードフラッシュ」である。事件の全貌を凝縮した単語の数々の中からキーワードを選び出し、まるでジグソーパズルのピースを繋ぎ合わせるように、事件の真相を完成させていく。これらの仕組みが新たなインタラクティブ性をゲームに持ち込み、長丁場のプレイを刺激に満ちたものとしている。

無罪裁廷

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最終章ですべての点がつながり、真実が浮かび上がる

物語は全5章から構成されており、それぞれが独立した事件を扱いながらも、共通する過去の影が見え隠れしている。その真実が徐々に解き明かされ、最終章で全ての点が線で結ばれる構成は、まさに圧巻の一言である。

『無罪裁定』の世界はスマートフォン版と基本を同じくしながらも、新たなアートスタイルにより洗練され、魅力的なものとなっている。それぞれのキャラクター達は豊かな表情と滑らかなモーションに彩られ、法廷という舞台で生き生きと躍動し、感動や笑いをもたらす。さらに、40曲以上にも及ぶサウンドがドラマティックな物語を盛り上げ、ピンチの時は心臓を締め付け、逆転したときはスカッとする多様な音響演出が満載である。