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Isto Inc. が発売した『Get to Work』は、ある若者がローラーブレードでビジネス界を突き進むアドベンチャーです。プラットフォーマー、つまり離れた足場を跳び渡ったりジャンプするアクションでもあり、高所恐怖症の人にはちょっとしたツラさがありそうです。
主人公は「ある若者」とされていますが、頭髪は1本もなくお金もなく、若さとは逆の哀愁が漂っています。ローラーブレードも足だけでなく手にも着けた四つん這いとなっていて、新入社員というより社畜の雰囲気を醸し出しています。
インディゲーム100選!
Get To Work
現代社会をガムシャラに生き抜くサバイバルの風刺
投げ出されたコースは曲がりくねっていてツルツルと滑りやすく、足場と足場の間も離れていて、タイミングを間違えばはるか真下にまっしぐら。現代社会をガムシャラに生き抜くサバイバルを描いた風刺的なゲームのためか死にはしませんが、「ここまで綱渡りで上ってきた道を、もう一度やり直すのか……」という絶望感が逆に心を打ちのめします。
両手にもローラーブレードを着けているため、コースの端っこにもしがみつけず、渡りきるか奈落の底かの二者択一です。どこにでも行けそうというのは錯覚にすぎず、出世街道の正解はほぼ一本のみ。正しいルートを選択し続けてリフトに捕まり、次のステージに進むことが「周囲の評価を高める」「ビジネスマナーを身に付ける」比喩なのかもしれません。
Get To Work
スピード出世するエリート社員の気分も味わえる(かも)
ただし現実では逃れられないお仕事のシフトと違い、いつでも足抜け出来る「ギブアップ」ボタンも完備しています。火の輪を連続でくぐれと強要されたり、細い足場にバンパーが立ち並んでふるい落とす気満々の職場(コース)ですが、自主退職の門も開かれており、少しは人権に配慮しているようです。
悪意に満ちたコースにも見えますが、スピードに乗ればスカッとする爽快感も味わえます。スピードラン・タイマーも搭載されており、いつかは出世街道をばく進するエリート社員の気持ちも分かるようになる……可能性もあるでしょう。
Get To Work
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発売日など基本情報
発売日 |
2024年12月3日 |
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会社 |
Isto Inc. |
ジャンル | アドベンチャー |
対応ハード | PC |
価格 |
PC : 1,363円(税抜)
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