『神話構想スターノート』をプレイレビュー！『エルシャダイ』と地続きの多元宇宙を舞台としたローグライクアクション！

最終更新 : 2025年5月13日19:41

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『神話構想スターノート』は、『エルシャダイ』などで知られるcrim Co., Ltd.による完全新作のローグライクアクションゲームだ。開発を主導した竹安佐和記氏は、『デビルメイクライ』や『大神』、『鉄騎』などの著名タイトルに関わったことで知られている。

本作は「神話構想」の一部として位置づけられ、『エルシャダイ』と繋がる世界観や物語が描かれる。舞台は地球が崩壊し、人類が滅亡してしまった後の多元宇宙だ。プレイヤーはAIによって生み出された最後の宇宙飛行士「スターノート」となり、地球再生の鍵を握る「オメガロケット」を見つけ出し、打ち上げ続けることを目指す。

ゲームシステムは三人称視点の3Dアクションであり、見下ろし型ではなく自由にカメラを動かせる。高低差のある立体的なステージを、二段ジャンプや爆発的な「ニトロジャンプ」や「ニトロダッシュ」をいったアクションで駆けめぐり、壮大なスケールでの戦いを繰り広げる。

49種類の武器を装備、毎回異なるゲーム展開
「ロストデータ」を解放すれば『エルシャダイ』の謎も分かる？

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神話構想スターノート

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49種類の武器を装備、毎回異なるゲーム展開

プレイヤーは最大8つの武器を装備でき、49種類の武器を組み合わせることで、毎回異なる展開が楽しめる。一度手に入れた武器には弾数制限がなく、壊れることもない。敵を倒すと手に入るコインを使って、武器や主人公の強化を行っていく。

ショップ「Shopnaut」は頭にテレビを付けたロボット風で、主人公の後をチョコマカとついて回る。敵の激しい攻撃の合間をぬって店に駆け込み、最大体力や自動回復、それともパンチ力、あるいは武器……多くの選択肢の中からどれを優先するかも悩みどころだ。

各ステージは「オメガロケット」を10機打ち上げるとクリアとなる。3分間の酸素制限があり、それを補給する方法もロケット打ち上げのみのため、迅速な探索と移動が攻略の秘けつだ。

1回のプレイは15分〜30分程度で完結し、その短時間のなかに大量の敵をなぎ倒す爽快感が凝縮されている。逆に敵に囲まれて体力が削られていくときは、ニトロジャンプで緊急離脱、あるいはダッシュで敵中を突破する。武器は自動で攻撃を行ってくれるため、プレイヤーは移動や回避に集中できる。

ステージ内にはガチャカプセルやジャンプ台、さらには温泉といったユニークな要素も存在し、プレイにメリハリを付けている。特に本作ではけっこうな距離を移動するため、遠くへ飛ばす、はるか上空に飛ばすジャンプ台の活用はクリアに必須だ。が、うっかり間違った方向に飛ぶとリカバーに大変な思いをすることもあり、慎重に見極めたいところだ。

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「ロストデータ」を解放すれば『エルシャダイ』の謎も分かる？

ステージをクリアすることで得られる報酬により、ゲーム内の追加要素をアンロックすることも可能だ。その1つ「ロストデータ」を解放すれば、SFストーリーや主人公の背景が解き明かされていくのだ。

ゲームは中毒性が高く、プレイしているとあっという間に時間が過ぎてしまう。正式リリース版では60ものステージ、400種類以上の敵や多彩な武器、22種類ものプレイアブルキャラクターが用意されている。立体的なステージを飛び回りつつ大量の敵を倒す爽快感と、毎回異なる成長・戦略が待っているため飽きにくく、息長く遊べることだろう。