
古き良き日本が舞台のホラーゲーム2作品を紹介!

お盆の季節がやってきた。皆さんはお墓参りに足を運んだだろうか。
お墓に手を合わせていると、日常とは切り離された空気が漂う気がする。
そんな独特の空気感を味わうように、近頃は「オカルトブーム」の波が広がっている気がする。
筆者は小説や漫画、YouTubeなど日頃からホラーコンテンツに親しんでいるホラーマニア。
特に好きなのはオカルトコレクター田中俊行さんと島田秀平さんのお怪談巡り。怪談話を聞きに怪談ライブBarスリラーナイトに足を運ぶこともある。

夏にホラーとはベタではあるが、令和のオカルトブームの今だからこそ、「古き良き日本を舞台にした」ホラーゲームを本記事ではお届けしていこう。
なぜ日本が舞台なのか?それは夏といえば、畳・扇風機・田園風景のような懐かしい「ザ・日本の夏」の風景をイメージしやすいからだ。
じっとり冷や汗が伝うような今夏おすすめしたいホラーゲーム2作品を紹介するので、ぜひ最後までご覧いただきたい。
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- 8月15日(金)
『Escape From Tarkov』心臓に悪いけど「沼る」と噂の高難易度FPS『タルコフ』ってなに!?修羅の国へようこそ。
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夏休みゲームレビュー祭まとめ2025
目次
『ウツロマユ - Hollow Cocoon -』

PC、Switch対応ゲームソフト『ウツロマユ - Hollow Cocoon -』は1980年代の日本屋敷を舞台にした、一人称視点のホラーアドベンチャーゲーム。
主人公は、祖母危篤の報を受け、十数年ぶりに母の故郷を訪れた男子大学生「陣場湊(じんばみなと)」。
襲いかかる化物から身を隠しつつ、様々な場所を探索して謎を解き、恐ろしい真実に迫っていく。
誰の記憶の中にもある「おばあちゃんち」の描写

体験版の時から話題になっていたが、実際にプレイしてみると田舎の風景や家の作りはもちろん、台所の洗剤、黒電話などの小物や部屋の作りなどノスタルジックな雰囲気が丁寧に作りこまれている。

それはまさに記憶の中にある「おばあちゃんち」であり、家の中を歩き回っているとにおいまで感じ取れそうだ。

▲すりガラス越しに怪異が…!肝が冷え冷え
また、導入時は夕方だったのだが、怪現象が起こり始める頃には夜に。
同じ家の中でも夕方とは異なる不穏さが漂い、恐怖を際立たせてくれる。
静寂の中の気配を音で感じる恐怖

グラフィックの作り込みのほかに「音」も推しポイント。
本作は、家の中を探索して手がかりを見つけていくスタイル。
家の中を探索するたび、風がざわつく音や古びた扉のきしむ音が不穏にさせてくる。

▲化物に見つかると首をひっつかまれてめちゃ怖い。
化け物が近くにいる際には、BGMも緊張感あるものに変化。
冷静さが奪われ、逃げなければと焦って正常な判断ができなくなる。
押し入れの中やつづらの中に隠れた際に、息をひそめつつ気配を感じ取る静寂もかなりの恐怖だ。
「蚕」にまつわる謎とマルチエンディング

タイトルの通り「蚕」にまつわるストーリーの謎を読み進めるのは面白いし、エンディングは「この選択は間違いではないよな…?」と判断を不安にさせるものもあり、マルチエンディングすべてを網羅したくなる。
正直、謎解き部分はもう少し難易度があっても良かったかもしれない。が、その分サクッと楽しめる作品なので時間のない忙しい方にもおすすめだ。
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『恐怖の世界』

PC,Switch,PS4対応ゲームソフト『恐怖の世界』は、1980年代の日本を舞台に不気味な町に起こるさまざまな事件の謎を解き明かしていくローグライトなホラーRPG。
本作は、旧(ふる)き神が目覚めによって滅亡の危機にさらされた「塩川町」が舞台。
主人公は塩川町を救うため立ち上がり、複数の怪異と戦いながら事件を解決していく。
伊藤潤二氏の世界観を感じられる

本作は、ホラー漫画家の伊藤潤二氏に影響を受けているとのこと。
実際その通り、モノクロのドットの描写におどろおどろしいグロテスクな表現が目立つ。
また、ヴィジュアル面だけでなく日常に潜む怪異が忍び寄るようなストーリー進行も、伊藤潤二氏の影響を感じる。

▲まるで熱にうなされた時に見る悪夢のようだ。
選択を迫られる度に緊張感が走る、次に何が起こるかわからないゲーム性

ゲームの大筋としては怪事件を解くために探索しつつ、聞き込みをしながら調査を進めて事件の核心へ迫っていくというもの。
モードが複数あり、事件を選択して複数の怪異にまたがる謎を解いていく。

ゲーム中「破滅値」が100%になってしまうとゲームオーバーに。破滅値は様々な行動を起こすことで上昇するため、選択次第で事件は未解決のままゲームオーバーになる。

▲最初はUIに戸惑うかもしれないがすぐに慣れる
怪異とのターン制のバトルでは、「シーケンス」が満たされるまでアクションを選んで攻撃や行動を決めるので、効率よく相手を倒せるよう思考するのが楽しい。

能力値の振り分けやパーク(スキル)を選ぶローグライト要素もあり、自身の選択がすべてに影響してくるという手ごたえも充分。

アイテム購入ひとつとっても、選択に影響が出ると思うと緊張感のある作品だ。

ローグライト要素と自身の選択で導き出されるエンディングに、自分の力でゲームを進めているという感覚が味わえる。
そして、日常に潜む怪異がじっとりと迫りくる様は、怪談そのものではないだろうか。
3Dのホラーゲームが増えてきている今だからこそ、2Dホラーゲームに触れてみてその魅力を体感して欲しい。
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まとめ
以上、古き良き日本を舞台にしたホラーゲームのおすすめ2作品をお届けしてきた。
背筋がゾクリとする体験を求めて少しでも気になるものがあれば、ぜひプレイしてみてほしい。
GameWithの動画チャンネルでも様々なホラー特集を扱っているので、是非あわせて見ていただけると幸いだ。
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