神ゲー
任天堂から2017年3月3日に発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。
本作はリンクの冒険を描いた3DアクションRPG。シリーズ初のオープンワールドを採用、ゲーム内のどこへでも移動できる自由な冒険が可能となった意欲作だ。
目次 3,075文字
オープンワールドを採用し、舞台となるハイラル王国の""生きた大自然""を見事に表現した傑作。
風で揺れる草花、波打つ海、天候の変化や太陽・月の位置による光の表現、すべてが丁寧に描かれ、自分自身がその世界に生きているかのような没入感を味わえます。
数ある魅力のなかで、外せないのが""自由度の高さ""です。本作はパラセール(グライダー)獲得後、世界のどこへ行こうがプレイヤーの自由。
メインストーリーに関わる4体の神獣の攻略順はもちろん、極論を言えばダンジョンをすべて無視して、いきなりボス討伐を目指すのも可能です。
大まかな目標の指針はありますが、プレイヤーが思い描いた通りの生き方ができる、言い換えれば十人十色のプレイ体験となる絶妙なゲームバランスとなっています。
また、『ゼルダの伝説』シリーズの肝といえる謎解きの面白さは健在。
今作ならではのアイテムを駆使した仕掛けが満載で、頭を悩ませながらうまく攻略できたときの快感は一入です。
総評として、つい惹き込まれる圧倒的なグラフィック、自由度の高さを実現した絶妙なゲームバランス、奥深い謎解き要素、どれをとってもシリーズ最高傑作と断言できます。プレイするたびに新しい発見と感動があり、気付くとソフトを起動してしまうことでしょう。
コンテンツ量 5点
自由度 5点
ソーシャリティ 3点
BGM 4点
グラフィック 4点
感情移入 3点
ゲーム性 4点
広大な大地を旅する自由度の高い作品ですが、おおよその目標は用意されているため、迷うことはありません。
ただし、寄り道こそ本作の真骨頂なので、気になる場所や物があれば積極的に立ち寄ることをオススメします。ぜひ、そこに生きる人々や魔物、自然を感じながら"旅"をしてほしいです。
戦闘に関してはレベルアップの概念がなく、「武器・防具の強弱」「HPの量」「3Dアクションの腕前」に左右されます。ある程度の難易度はありますが、一度コツをつかんでしまえばガンガン敵を倒せるようになり、楽しくなってくると思います。
なお、謎解きやその他のやりこみ要素がかなり豊富に用意されているため、総プレイ時間は100時間を越えることも。しかしながら、物語を楽しむだけであれば20~30時間。どのタイミングでセーブもできるため、自分のペースで進められます。
総評として、アクション性も高く、綺麗で温かみのあるグラフィック、気付けば惹き込まれている世界観など、作品としての完成度は高いです。
ちなみに、本作だけでも物語は完結しているので、過去の『ゼルダの伝説』シリーズを知らない方でも十分に楽しめる内容になっています。
コンテンツ量 5点
自由度 5点
ソーシャリティ 3点
BGM 4点
グラフィック 4点
感情移入 3点
敷居の低さ 4点
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドをプレイしたユーザーのレビュー。