『FE 風花雪月』士官学校編プレイレポ!
2019年7月26日(金)に発売された『ファイアーエムブレム 風花雪月』。本作は正統続編としては4年ぶり、据え置き機としては…なんと12年ぶりとなる王道シミュレーションRPG『ファイアーエムブレム』シリーズの最新作だ。
ストーリーは「士官学校編」から「戦争編」へと繋がる2部構成の大ボリュームな作品になっているぞ。
本記事では「士官学校編」をプレイした感想や、『FE 風花雪月』の魅力などを紹介していく。ストーリーなどネタバレに関わる部分にはほとんど触れていないが、少しでもネタバレが気になる方は注意してほしい。
黒鷲の学級に着任!
男主人公、女主人公どっちを選ぶ?
物語は意味深なムービーから始まる。ゲーム開始数秒ですでにネタバレ要素満載だ。このムービーを元にストーリーが展開していくのだろうか。
ゲーム開始時には主人公が選択できる。女主人公も捨てがたかったが、素敵な女性と結婚できるらしいので男主人公を選択したぞ。
本作ではプレイヤーは教師となり、黒鷲・青獅子・金鹿の3つの学級の中から1つを選び、受け持つこととなる。
筆者は悩みに悩んだ末、「黒鷲の学級(アドラークラッセ)」を受け持つことに。
個性的で魅力的!物語を彩るキャラクターたち!
本作の魅力を語る上で外せないのが、士官学校に所属する生徒たちだ。筆者が選択した黒鷲の学級だけでも、次期皇帝や歌姫、引き篭もりなどバラエティーに富んだキャラが登場する。
キャラデザは『うたの☆プリンスさまっ♪』などで知られるイラストレーター(絵師)の倉花千夏さんが担当しているぞ。
学級選びに迷ったら好きなキャラがいる学級を選択するのがいいだろう。どの学級も魅力的なキャラばかりなので、学級選びの際には下記のキャラクター紹介記事を参考にしてほしい。
士官学校の教師生活がスタート!
教育にトライ!
士官学校での生活は、学校生活パートとバトル(実戦)パートを繰り返して進行する。学校生活パートでは、プレイヤーは教師として生徒を「教育」し育てていく。
生徒ごとに目標を決めて自習させたり、必要ならば個人指導をして一気に能力を伸ばすなど、好きなように教育できる。
生徒から質問を投げかけられることも。上手く答えることでプレイヤーの指導力や生徒のやる気が上昇。教師としての腕の見せ所だ。
コミュニケーションで深まる絆!
教育で生徒を強くする以外に、週末には生徒や他の教師などに贈り物をしたりお茶会に誘って交流を深めることができるのも楽しい。
選ぶ会話によって好感度ややる気が上昇することもある。
お茶会では好きなお茶を振舞うことが可能。黒鷲の学級長エーデルガルトはベルガモットティーが好きらしい。
お茶会で選べる茶葉の種類は、アップルティーやハーブティー、ジンジャーティーなど非常に豊富。
今回選んだベルガモットティーとは「アールグレイティー」のことで、柑橘系フレーバーティーの一種。元は中国のラプサン・スーチョンというお茶が…という話をずっとできてしまうくらい紅茶好きの筆者には、お茶会の紅茶を選ぶだけで楽しい。
交流を深めると生徒の意外な一面が見られることも。
生徒に話しかけるタイミングや渡すもの、話の受け答えなどによって会話内容は何パターンにも変化。
1人の生徒ですら全ての会話を発生させることが難しそうなボリュームは、1周プレイするだけでは足りない。
何度も遊んでも同じ会話は発生しない、まさに自分だけの物語を体験できるのは面白い。これは眠れない夜が続きそうだ。
自由時間はなにをする?
週末は士官学校がある修道院内の散策が可能。生徒と交流を深めるられるだけでなく、植物を育てたり釣りをして過ごすこともでき、寄り道要素が豊富なのも嬉しい。
釣りはまさかのリズムゲー形式。「幻の魚」が現れる日もあるらしい。
修道院内は広く、散策していただけなのに思ったより時間が経ってしまっていた。一通り施設の機能を理解したら、ファストトラベルを使って移動するのも良いかもしれない。
スカウトで理想の学級をつくろう!
黒鷲の学級を選択してみたものの、他の学級の生徒も気になってきた。筆者のように、いいとこ取りができたらなぁと考える人もいるはず。そこで使えるシステムが「スカウト」だ。
スカウトでは他学級の生徒をスカウトして、自分の学級に迎えることができる。
さすがに学級長はスカウトできないが、各学級の生徒以外に教師もスカウト可能。可愛い子やイケメンばかりのハーレム学級を作るもよし、精鋭揃いの最強の学級をつくるなど自分好みの理想の学級をつくれるのも楽しいポイントだ。
序盤で迎え入れることができた「シャミア」。序盤からすでに上級の職についており、バトルでは何度も彼女に助けられた。
戦力強化の面でも、積極的にスカウトをおこなったほうが楽にバトルを進められそうだ。
王道のシミュレーションバトル!
『FE 風花雪月』は据え置き機として実に12年ぶりの作品ということと、本作から初めて『ファイアーエムブレム』シリーズをプレイする方もいると思うので、バトルについても少し紹介していこう。
ゲーム開始時には難易度とモードを選択する。難易度はノーマル・ハードの2つ、モードはクラシックとカジュアルの2つが用意されている。
クラシックはバトルで戦死した仲間が戻ってこないモードで、毎回緊張感あるバトルが楽しめるシリーズ定番のもの。
カジュアルは最近の作品から導入されたモード。バトルで仲間を失っても戦闘終了後には復活するので、文字通り気軽に遊ぶことができる。
本作のジャンルはシミュレーションRPG。バトルはターン制で、マス目状に区切られたフィールドの上を自軍と敵軍が交互に行動し戦っていく。
ゲーム開始時には丁寧なチュートリアルバトルがあるので初めてプレイする方にも優しい設定になっている。
フィールドごとに溶岩や川など様々なマスが存在。
飛行可能なユニットは普通のユニットでは行けない場所を移動できたりするので、地の利を生かした戦い方ができるぞ。
オンライン機能
『FE 風花雪月』にはオンライン機能が搭載。「ニンテンドースイッチオンライン(有料)」に加入しネットに繋いでいると、マルチプレイはできないが、ちょっと得することがあるぞ。
例えば、先ほど紹介したバトルではフィールド上に戦死者の魂が出現。この魂に触れると、武器やアイテムが拾えたり経験値が獲得できる。
学校生活においても、世界中のプレイヤーが今日どのような行動をしたのかを知ることができる。
今から始めようと思っている人は他のプレイヤーの行動を参考にプレイできるので、適切な選択ができる。
このほかにも、他のプレイヤーが送り出した「留学生」が修道院に現れ、アイテムの売買などができる。本作をより楽しむためには、ニンテンドースイッチオンラインに加入することをおすすめする。
まとめ
ここまで『ファイアーエムブレム 風花雪月』をプレイし、感想や魅力を紹介してきた。「士官学校編」が終わると次はいよいよ「戦争編」へ突入する。
戦争編では、今まで育ててきたキャラクターがどうなってしまうのかと考えるだけで仕事が手につかない(これも仕事ですが)。
ネタバレを少しでも防止するためストーリーについては触れなかったが、物語は期待以上のものだった。
士官学校編の後半から大きく物語が動き出し、様々な秘密が明かされていくので、やめ時を見失い寝不足の日々を送っている。
『FE 風花雪月』はシリーズ通してのファンから、本作が初プレイの方までが遊べる作品になっているので、今までシミュレーションRPGを敬遠してきた方やプレイに自信のない方なども気になったらぜひ、自分の手で冒険を進めてほしい。
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