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「1000回遊べるダンジョンRPG」が14年ぶりに復活！『風来のシレン６』を一足先にプレイ！【PR】
2024年1月25日(木)に発売されるNintendo Switch用ソフト『不思議のダンジョン 風来のシレン６ とぐろ島探検録』（以下、『風来のシレン６』）。
本作は、「1000回遊べるダンジョンRPG」として有名な「不思議のダンジョン」シリーズ最新作。なんと14年ぶりに新作が登場する。
潜るたびに形を変えるダンジョンはかなり歯ごたえがあり、一手ミスすればうっかりやられてすべてを失う緊張感MAXの冒険が楽しめるのが本作の大きな魅力だ。
そう聞くと、「難しそう」と思う人もいるかも知れないが、本作ではシリーズが初めてでも遊びやすい要素がプラスされ、経験者から初心者まで楽しめるつくりとなっている。
そんな本作を、発売前に先行プレイする機会をいただいたので、初代からのファンである筆者がレポートをお届けする。
「不思議のダンジョン」とは？ やられるとすべて失うって本当？
▲冒険の途中で出会う人々にも変化がある。ダンジョンでは毎回違う体験が待っているのだ。
「不思議のダンジョン」は、入るたびにダンジョンの形状や落ちている道具が変化するRPG。スパイク・チュンソフトが手掛ける、いわゆるローグライクのことを示す。
昨今はローグライクという言葉もかなり一般的になったが、昔はそうでもなかった。だが、1993年から「不思議のダンジョン」シリーズは展開されており、歴戦のゲーマーはこの言葉のほうが馴染み深いだろう。
ジャンルとしては俯瞰視点のターン制RPGで、ダンジョンを探索しながら最奥部を目指していくことになる。『風来のシレン６』では、とぐろ島の山頂が目的地だ。
このシリーズの大きな特徴は、「やられるとレベル1に戻り、道具もすべて失う」というところである（いわゆるパーマデスという仕様）。
かなり厳しい仕様で驚くプレイヤーも少なくないはず。だが、やられるとすべてをなくすからこそおもしろいゲームになっているのだ。
うっかりミスしただけでやられる可能性があるので緊張感も半端ないし、クリアできたときの達成感もかなりのもの。そして、プレイするたび知識と経験を得るのでどんどんうまくなっていく実感も味わえるのだ。
とはいえ、それでも「すべてを失うのはつらい」と思う人もいるだろう。『風来のシレン６』では、やられても得をする要素や知識を得やすくする要素もあるので、初心者でも問題なく遊べるだろう。
「盾が出ない！」運に翻弄され、即死しかねないからこそ楽しいダンジョン探索
ここからは筆者が実際に遊んだプレイレポートをお届けする。
今回の試遊では、とぐろ島の20階までプレイ可能となっていたが、そこまでたどり着けたメディアは全体の半数以下。「絶対にたどり着いてみせる……！」と意気込んで挑戦することになった。
序盤のフロアは敵も弱いので、道具を回収しつつゆっくり進んでいく。おなじみのザコ敵「マムル」やかわいい「チンタラ」を倒し、まずはレベルを上げていく。
▲腕輪のように、識別していない状態ではどんなものかわからない道具も存在する。
振るとダメージを与えたり特殊な効果が発動する杖や、回復やワープなどさまざまな効果を持つ草は集まってきたが、なかなか武器と盾が出ない。
「不思議のダンジョン」は出てくる道具にもランダム要素があるので、「あれさえあれば……！」となることもよくある。そして、その問題をいかに切り抜けるかが重要だ。
しばらくダンジョンを進むと、島の各地にある村や拠点にたどり着く。
なお、今回は全体マップが用意されており、どこまで到達したかひと目でわかる親切設計になっている。
▲コッパは主人公であるシレンの相棒となるしゃべるイタチ。今回も冒険をサポートしてくれる。
村では、店で道具を買ったり、宿に泊まったり、鍛冶屋で武器を鍛えることが可能。今回は幸いなことに「カタナ」を購入でき、武器問題は解決できた。
▲ダジャレが過ぎる名前だが、戦闘力はガチすぎる3割バッター。
しかし、盾が出ないのでとにかく敵の攻撃が痛い。特に恐ろしかったのが、 新モンスターである「3割バッター」だ。
このバッタは投げ物を打ち返してくる能力持ちで（3割どころではない！）、なんと道具を投げても杖を振ってもすべて返してくるのである。
「盾がないので矢や杖でなんとかしよう！」と思うものの、それらすべてが3割バッターには効かないのだ。非常に恐ろしい敵で、何度もやられそうになってしまった。
▲敵の攻撃が痛すぎて武器で殴り合いができない！ 落ちているギタン（お金）を投げるなど、その場しのぎの戦いが続く。
各属性の忍術を使う忍者系の新モンスターも単純に攻撃力が高くて恐ろしかったし、おなじみの「鬼面武者」も厄介だった。
鬼面武者は防御力が高いうえ、倒すと他モンスターをレベルアップさせる「ぼうれい武者」になる。うっかりすると忍者がレベルアップすることもあり、とにかく一撃死が常に隣り合わせとなっていたのだ。
▲ダンジョンのなかでは店が出現することも。道具を拾うと店主が道を塞ぐので、その状態で回復するのもひとつの手。
幸い、『風来のシレン６』では移動時のHP回復量が増えている。敵の動きを止める「かなしばりの杖」で回復するチャンスを作ったりして、なんとか道中を切り抜けていく。
▲端に追い詰められて絶体絶命！ やられるよりはマシなので「聖域の巻物」を使う。
盾がないまま敵がわんさかいる「モンスターハウス」に突入せざるを得ないこともあったが、足元に置くと攻撃されない「聖域の巻物」のおかげでなんとか突破できた。
とにかく「不思議のダンジョン」は、手持ちの道具を見て、いつ使うか・温存するか的確な判断を行うのがポイントとなる。
なお、強化されているのはモンスターだけではない。今回は「お香」という道具が用意されており、たとえば「杖などの特殊効果を反射する」といったかなり特別な効果を発生させられる。
また、矢や石といった投擲物を1ターンにふたつ撃てる「連射の腕輪」も新たに登場していた。これさえあれば遠くから敵を一方的に倒せるので、とにかく便利だ。
▲デッ怪モンスターはインパクト抜群。視界がいいところでは避けやすいが、暗いところではかなり危険だ。
ただし、それでもまだダンジョンには危険がいっぱい。特定のフロアでは、モンスターたちがデッ怪（デッカイ）状態になってシレンに襲いかかってくるのである。
デッ怪モンスターは正面と横からの攻撃を一切受け付けない。ただし動くのは2ターンに1度だけで、背後から攻撃するなど弱点を突くとあっさり倒せるとのこと。
▲おおまかな出現位置（デッ怪ホール）もマップ上に表示されているので、それを避けつつ階段で逃げるのもあり。
遠距離攻撃を仕掛けてくる「クロスボウヤー」の巨大化バージョンと遭遇したときは、直線上に並ばないようにヒヤヒヤした。
なお、おにぎりを食べまくるなど条件を満たせばシレンもデッ怪状態になれるそうだ。壁や罠を壊せるようになったりとメリットが大きく、これをうまく使いこなすのが攻略のポイントとなるだろう。
ダンジョン後半では、味方にバフをかける山伏といった種類のモンスターが登場。危険な杖を振る「ガイコツまじん」を倍速化させたりと、常に死が隣り合わせのヤバい雰囲気が漂っていた。
▲20階付近は敵が高速で動き回るヤバいエリアに。悠長に探索もできない状態だった。
終盤は、最強格の盾「風魔の盾」を拾えたことにより、手に汗握りながらも安定して20階に到達できた。運の上振れでハッピーになるのも「不思議のダンジョン」の魅力といえよう。
▲シレンと敵が一直線に重なっているかどうかなどわかりやすく、かなり情報が整理されている。
実際にプレイしたうえで感心したのは、遊びやすい操作になっているところだ。持ち物欄やメッセージ履歴などを開くショートカットを4つ設定できるほか、飛び道具・杖も4つまで登録できるようになっていた。
マップも進化しており、歩いた道が記憶されるため、罠チェックなどもかなりしやすい。ダッシュも快適で、設定では道具を見つけたときの挙動（拾うか立ち止まるかなど）まで変更できた。
今回は「原点回帰」を謳っているだけあって、安定したおもしろさのうえに快適な環境が用意されているような印象だった。20階以降の冒険がどうなるのか、続きを見るのが楽しみである。
やられても大丈夫！イベントや手記、追加ダンジョンや風来救助など要素が充実！
▲海賊のヒビキは「合成展開の壷」なる道具を狙っている。はたしてどんな効果なのだろうか？
今回は運良く初見で20階にたどり着けたが、「難しくてやられまくってしまう！」という人でも安心してほしい。
本作では、プレイすればするほどイベントが進行していく。今回の試遊では、さまざまな海賊がとぐろ島に上陸するといったイベントや、忍者たちが登場するサイドストーリーを確認できた。
▲隠しルートには「毒サソリ」という危険なモンスターも。どの道を選ぶかもプレイヤー次第だ。
イベントを進行させると普段とは違うルートが解放されたり、新たな道具の情報が手に入るようだ。
▲今回は忍者の軍団もサイドストーリーで登場。シレンたちを捕まえて何かするつもりのようだが……。
新たな仲間も用意されており、イベントを進行させることで冒険を手助けしてくれるようだ。なお、仲間はダンジョン内で合流することで同行できるとのこと。
▲非常に重要な手記。戦ったモンスターや拾った道具などが自動的に記録される。
ダンジョンで遭遇した道具や敵の情報が記録される「手記」も重要な要素だ。
武器や道具にどんな効果があるのか、モンスターの危険な特殊行動まで詳細にかかれているので、これを読めば冒険にとても役立つだろう。
▲武器を鍛えて倉庫に置いて、また鍛えて……という方法も一応は可能だ。
倉庫の要素も健在。たとえば武器を強くしてからダンジョン内で遭遇する「飛脚」に預けて倉庫に運んでもらえれば、スタート地点からそれを持って冒険することが可能だ。
また、もしやられてしまっても、インターネットやパスワードを通じてほかのプレイヤーに助けてもらえる「風来救助」といった要素も存在する。
本作ならではの新たなオンライン要素として、「パラレルプレイ」も用意されている。こちらについては詳細はまだ明らかになっていないが、いろいろと遊びごたえがありそうだ。
試遊後に実施された開発者Q&Aによれば、最初のダンジョンをクリアしたあとにもさらなるダンジョンが用意されている（数としては15～18ほどの予定）。
「不思議のダンジョン」はやりこみがいのあるゲーム。ひとつのダンジョンを踏破したあとも、まだまだ刺激的な冒険が楽しめそうだ。
まとめ
ここまで『風来のシレン６』のプレイレポートをお届けしたが、いかがだっただろうか？
新道具やデッカイモンスターなど新しい要素があるのはもちろん、遊びやすさやわかりやすさも重視しており、快適に遊べる「不思議のダンジョン」に仕上がっていた。
▲ストーリーにも注目！ シレンが幻で見た謎の少女の正体は……!?」
やられるとすべてを失う要素は人を選ぶものの、それゆえの緊張感や達成感はかなりのもの。また、救済要素があるのも嬉しい。
『風来のシレン６』は2024年1月25日(木)発売予定。ぜひチェックしてほしい。
『風来のシレン６』の基本情報
| 発売日 |
2024年1月25日 |
|---|---|
| 会社 |
Spike-Chunsoft |
| ジャンル | ベーシックRPG |
| 対応ハード | Switch |
| タグ | |
| 価格 |
Switch : 6,350円(税抜)
|
| 最大プレイ人数 |
1人
|
| 公式HP | |
| 公式Twitter |
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