正統派ファンタジー『ハリー・ポッター』の新たな世界に入り浸れる超大作!
WB Gamesより2023年2月10日(金)発売予定のアクションRPG『ホグワーツ・レガシー』。
本作は「ハリー・ポッター」の世界をまるごと再現したオープンワールド作品で、1800年代の魔法界が舞台。
原作よりも過去にあたる時代で、だれも体験したことのない自分だけの物語を体験できるのが魅力の作品となっている。
今回はセガ本社にて実施された、国内メディア向け体験会およびアバランチスタジオの開発者インタビューにGameWith編集部が参加。
“ハリポタ”世界の再現度の高さを目の当たりにし、叫びたいほどの気持ちをマスクで抑えつつ実機プレイ。感動のプレイレビューと貴重な開発者のインタビューを交えてお届け。
目次
すべてがレベチ!「ハリポタ」世界が完全再現!
まず、この作品は「ハリー・ポッター」のファン向けゲームと思われそうだが、全くそうではなかった。
もちろんキャラや雰囲気、呪文などを知っていればより深く楽しめるのは間違いない。ただ、映画にしろ小説にしろ元ネタを全く知らなくても純粋にファンタジーRPGとして誰もが楽しめるということを最初にお伝えしておきたい。
なので「クオリティは高いけど原作知らないしな……」と思っているユーザーにこそ手にとって遊んでもらいたいと感じた。
だって、ため息が出るような美しいファンタジー世界で箒に乗って空を飛べたり、魔法を学ぶ学園生活、魔法生物との出会い、そして様々な謎解き……その全てが見るだけでなくこの世界の住人として遊べてしまうのだから!
このまま遊べる要素を並べていくだけでも記事が書けてしまいそうなのでこの辺にして、以降はプレイして感じた、すべてがレベチの感動を少しでもお届けできればと思う。
丸メガネも選べるよ!キャラクリエイトがレベチ!
まずはこの世界の住人となるキャラクリエイトからスタート。キャラクリはサクッと終わらせたい派なのだが、気づくと一日が終わっていることもあるほどキャラクリに凝ってしまう筆者。
プリセットのキャラクター造形を選択する画面から、魔法学校の新入生アルバムを眺める先生のような気分に浸ってしまいワクワクしてしまう。
このプリセットのキャラはどれも「ハリー・ポッター」に出てきそうな見た目になっているので、すぐに冒険に出たい人はサクッとキャラを決めることも可能だ。
そして最後にある寮の寝室設定が「魔女」「魔法使い」を選べるところなどは「ハリポタ」ならではの心憎い設定。こういう導入から世界観に合わせて作られているところはさすが。
早速次からは待望の没入感がレベチなホグワーツ城外などその世界観を紹介!
箒に乗ってホグワーツ観光&謎解き!
本作の舞台は1800年代。小説や映画よりも古い時代で、「ハリー・ポッター」を感じさせつつも本作だけのオリジナルの世界になっているのが特徴だ。
そのため“ハリポタ”初心者からマニアまで、誰もが魔法学校の新入生のような新鮮な気持ちで世界観に浸ることができる。
フィールド移動では、箒(ほうき)に乗って空を飛ぶことができる。この空を飛ぶ感覚がかなりリアル!
グラフィックのリアリティはもちろんだが、スピードを上げたときに風をきる音や、はためく服の音など環境音でさらに臨場感を高めているのだ。
そして、ココから見える世界のどこにでも行けてしまうところが、オープンワールドとして作られた本作の醍醐味。
オープンワールドとはそういうものだ、と言ってしまえばそれまでなのだが、この“ハリポタ”世界を再現したマップが広大に広がっているというところが重要で、本作だけのレベチな部分だろう。
空の遠足を始めてしまうといくら時間があっても足りないので、ホグワーツ城内ツアーに切り替えることに。
城内(場外にもいる)には様々な生徒との何気ない会話や、謎解き系のサブクエストも用意されている。
今回は城内のほんの一部だけを体験できたが、決闘場や植物園、書庫などそれぞれがかなりの広さ。場外と雰囲気もガラッと変わり、中では生徒の会話も自然と聞こえてくるので「魔法学校にいる感覚」をしっかり感じることができた。
さらにホグワーツ城内には映画に登場したエリアもあるので、原作ファンは城内ツアーだけでも感動できるだろう。
映画さながらの激しいアクションを手軽に
さて、ここからは世界観だけでなく魔法使いの最大の見せ場となる、アクションゲームの中でもレベチなアクションやバトルを紹介したい。
魔法を使った様々なアクションは、映画、小説などどの「ハリー・ポッター」シリーズでも最大の魅力の1つ。
本作にも様々な呪文があり、人やモノを浮遊させる、姿を隠す、炎などで攻撃する、など魔法使い/魔女ならではのアクションが可能となっている。
例えば相手のガードを魔法で消し、そこに浮遊させた箱などをぶつける、といったテクニカルな戦いを繰り広げることができる。
「ハリポタ」感にワクワク!決闘クラブで魔法対決!
城内では他の生徒と決闘を行うことが可能。決闘自体も楽しいのだが「招待制の決闘クラブに入る」と行った流れも魔法学校っぽくて、ワクワクできる。
バトルはボタンに割り振られた呪文、コンフリンゴ(爆発)、レヴィオーソ(浮遊させる)、デパルソ(吹き飛ばす)、アクシオ(引き寄せる)と基本攻撃や回避などを組みわせて戦うことになる。
難易度調整もあるのでアクションが苦手な人もゴリ押しで勝てるが、魔法バトルをより華麗に楽しみたい人は城内で練習もできるのでいろいろ試して見ることをおすすめしたい。
ドラゴンも登場!密猟者との激しいバトルを体験!
最後は、密猟者に囚われドラゴンを救出するミッション「炎と悪事」を体験。やはりドラゴンが出てくると一気にテンションがアガる!
このミッションでは密猟者たちのアジトへの潜入から最後のバトルまで、まるで映画のワンシーンに入り込んでいるような没入感で、体験会という事も忘れるほど。
潜入では、目くらましの術で周囲に擬態、見張りを背後から無力化する静かなやり方でも、正面突破で全員とバトルしながら突破するド派手なやり方でもプレイヤー好みで進めることができる。
ユーザー次第で様々な楽しみ方ができるのが、ゲームならではの体験だと感じた。
ここで体験会は終了。本作のほんの一部に触れただけだったが、「ハリー・ポッター」の壮大な世界観をアクション、生物、建物、ストーリー全て体験できる、本当にレベチなRPGに仕上がっていると確信した。
ぜひ製品版を手にとって遊んでほしい。
アバランチスタジオの開発者が来日!記者たちの疑問に直接回答
ーーホグワーツ・レガシーの制作の経緯を教えて下さい。
スティーブン
「まず、世界観を1800年代にすると決まったときに、その次代のホグワーツがどのような状況だったかを考えました。そして魔法界を担当するチームとしっかり連携をし、ユーザーがこの世界に触れたときに、全てが本物だと感じてもらえるように(ハリー・ポッター)の世界観を純粋に反映するように努めました。」
ーー本作でなぜこの1800年代という時代を選んだかを教えて下さい
スティーブン「本作を遊んでくれるプレイヤーのみなさん(の体験)とこれまでに魔法界で起きたストーリーというものをくっきり分けたかったということがあります。また、1800年代にこの物語を設定することによって、私達が伝えたいストーリーを語ることができると考えています。そしてプレイヤーとしての皆さんも新しく自由に物語を楽しめる場を提供できると思ったからです。」
ーーハリー・ポッターの世界観をゲームで再現するに当たり最も気をつけたことはなんですか?
スティーブン「ゲームの設計にあたって、本当に魔法界の世界観の中に実際にプレイヤーのみなさんが住んでいると感じてもらえるように魔法を始め細心の注意を払って、すべてのディテールにこだわりました。そして目の肥えたユーザーからみても、満足してもらえるように、この世界のあらゆる要素を欠けることなく詰め込みました。」
ーー本作で初めて「ハリー・ポッター」の世界に触れるプレイヤーも問題なく楽しめますか?
スティーブン「もちろんです。本作を制作する条件として、特定の人が楽しむのではなく“みんなにプレイしてもらえるものを作ろう”という目標を設定していたからです。プレイの難易度調整も幅広く設け、ストーリーだけを楽しめるようにするなど配慮してあります。」
ーー本作には季節の変化という要素がありますがゲーム中にどのような影響がありますか?
スティーブン「今回1年というものを感じてほしいと思って作っています。1年の終わりにはストーリーもクライマックスを迎えるようになっています。そのため、本作では季節の変わり目を章という風に捉えています。ですので季節とストーリーが絡み合っているという意味では季節が(ゲームに)影響を与えています。」
ーーホグワーツの中と外でスティーブンさんが好きなものとその理由を教えて下さい
スティーブン「ホグワーツの中ですと、必要の部屋(Room of Requirement)という場所です。ここは自分だけのスペースとして使えるのがとても良く、どういう魔法使い/魔女になりたいか、をプレイヤーが自分好みにカスタマイズできるところが気に入っています。ホグワーツの外については、あまり言えないのですが、ホグズミードの商店街にいってバタービールを飲むことです。」
「本日は本当にありがとうございました。」
「ハリポタ」の入り口として最適!誰もが楽しめる超大作!
今回体験して印象的だったのは、コンテンツのほんの一部を体験しただけでも、かなり高い没入感で遊ぶことができたということ。
製品版ではプレイ初日はキャラメイクで終わったり、スタート後もオープンワールドな世界をただひたすら歩き回るだけでもあっという間に時間が過ぎてしまいそうだ。
また、序盤でも触れたが、この作品はファンはもちろん、“ハリポタ”に触れたことがないプレイヤーにも体験して欲しい。
魔法やドラゴンなどが登場する正統派ファンタジーが好きな人ならハマってしまうこと間違いないはず。
そしてここを入り口に映画や原作に触れてみる人も出てくるかもしれない、そんな間口の広いアクションRPG『ホグワーツ・レガシー』。
製品版では圧倒的なボリュームの壮大な物語と無数のクエストや謎解きで、ユーザーをたっぷり楽しませてくれるだろう。
おすすめ作品が一気に見れる!
今後発売の注目作をピックアップ!
真・三國無双 ORIGINS
8,580円(税込) 1
魔導物語 フィアと不思議な学校
7,800円(税抜) 2
/PC/Switch
FAIRY TAIL2
7,800円(税抜)
GameWith編集者情報
漫画編集者の過去をもつおっさんライター。ファミコンから現世代機まで幅広くプレイ。限定版の本体が出るたびに買ってしまうハード厨でもある。 |