ゾンビ×パルクール×オープンワールドRPGの新作がついに登場
2022年2月4日(金)、ついに『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』が発売される。
本作は、ウイルスによって感染者だらけになってしまった世界を生き残るオープンワールドアクションRPG。
パルクールを駆使して建物の上を素早く移動したり、さまざまなスキルを活用して感染者や敵対する人間たちと戦っていくゲームだ。さらに本作はひとりでも遊べるうえに、オンラインマルチプレイにも対応している。
そしてこのたび本作を先行体験できる機会をいただいたので、本記事では前作をやりこんだ筆者が実際にプレイして感じた特徴や魅力についてお伝えしていく。
なお、今回の試遊では特別に作られたPC版のデモをプレイできた。動作確認としてPS4版もプレイできたので、最後にその感想もお届けする。
パルクールでスタイリッシュ&クールに広大な世界を走り回れ!
本作は2015年1月に発売された『ダイイングライト』の続編となるゲーム。前作は世界で1700万本の売上を記録したヒット作品だ。
続編ではあるが前作から20年後が舞台になっており、主人公を含むキャラクターも変化しているため、シリーズについてまったく知らなくても楽しめる。(ただし、知っているとニヤリとできる要素はあるそうだ。)
物語の舞台は「ザ・シティ」と呼ばれる街なのだが、ここでは謎の病原菌が流行しており感染者、いわゆるゾンビだらけの場所になっている。
主人公の「エイデン」はある収容所にいたのだが、そこから逃げ出す際に妹の「ミア」と離れ離れになってしまう。エイデンは妹と再会するため、感染者と戦いながらさまざまな人と出会い、冒険を繰り広げることになる。
やはり本作は広大なオープンワールドが特徴で、マップの広さはなんと前作の2倍。さらに今回は高低差もあるため、より広く感じられる作りになっているという。
その広い世界をパルクールで素早く移動するのが『ダイイングライト2』最大の魅力だ。街は感染者だらけだが、忍者のように壁を走ったり、窓から飛び出してジップラインに飛び乗れば、邪魔されずにうまく移動できるうえにスタイリッシュなアクションを楽しめる。
映像を見るとパルクールが難しそうに見えるかもしれないが、やることはシンプル。黄色く塗られている場所や出っ張りが掴めるポイントなので、そこに向かってボタンを押すだけだ。慣れればすぐに華麗な移動ができる。
ゲームを進めるとパラグライダーが使えるようになる。操作にクセがあるので慣れるまでは少したいへんなものの、習得すれば自由に飛べて楽しい。高いところから飛び降りて遠くへ行くだけでなく、上昇気流に乗って一気に高層ビルに登れるため、より移動の幅が広がるわけだ。
なお今回は体験できなかったが、本作は2~4人でのオンラインマルチプレイにも対応している。前作はフレンドと一緒に遊ぶことで、にぎやかにみんなで世界を探索するソロプレイとはまた違った楽しみ方ができたので、本作のマルチプレイにも期待したい。
敵を殴りまくって倒すバトルシステム!スキルやクラフト要素も魅力
パルクールで移動するゲームなので、本作のバトルは近接戦闘が基本となる。弓などの遠距離武器もあるのだが、鉄パイプ、ナタ、スレッジハンマーなどを使う機会が多くなるだろう。
武器には耐久度があり、しばらく使っていると壊れてしまう。ただし人間の敵から奪ったり、商人から買ったりできるうえ、改造して耐久度を高めることも可能だ。武器の種類はかなりありそうなので、いろいろ使ってみると戦い方に幅が出ておもしろいだろう。
ただし、たくさんの敵が襲いかかってくる場面では武器を振り回すだけでは勝てないので、ひるんだ相手を飛び越えてほかの敵にドロップキックを決めるなど、コンボのようなアクションを活用するのも重要だ。
投げナイフやコインなどのサブウェポンもあるほか、ジャストタイミングで発動すると敵がひるむガードと回避も存在。しゃがんで隠れてステルスで敵を倒すこともできる。
また、攻撃を何度も行うとコンバットレベルが、移動を行うとパルクールレベルが上がり、さまざまなスキルを取得できる。
スキルはより高くジャンプできるといった基本的なものから、時間の流れが遅くなり弓で相手をしっかり狙えるようになるもの、そして敵の頭に向かって飛び降りてそのまま地面に叩きつけるものなど、さらに戦い方の幅を広げるものが用意されていた。
さらに、クラフト要素も存在する。ハチミツとカモミールを組み合わせるとHPを回復できる包帯が作れるほか、ビンを拾えば火炎瓶をクラフトできる。地面に落ちている槍やガスタンクも武器として活用できるので、どのように戦うかもプレイヤーによって変化するわけだ。
夜のザ・シティはヤバすぎてむしろ楽しくなる!
なお、本作は昼夜の変化もポイントとなる。感染者は紫外線に弱く日中は屋内に隠れているのだが、夜になるとワラワラと外に出てきて激しく動き回るわけだ。
夜は感染者たちが素早くなるのはもちろん、ツバのように粘液を吐いて攻撃してくるスピッター、さらには武器を扱ういかにもヤバそうな感染者が出てきたりと、世界が危険で満ち溢れる。
主人公も含めこの世界の住人はみな感染しており、一定時間のあいだ日光やUVライトを浴びないと感染が進行してゾンビ化してしまう。そのため、夜はもちろん日中の屋内などの探索は、より緊張感のあるものとなっている。
選択の結果で変化するストーリー!街の未来はあなた次第
『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』は、プレイヤーの選択で物語が変化するのも大きなポイントだ。
街には感染者だけでなくさまざま生存者がおり、誰に協力するかでストーリー展開や結末が変わっていく。
たとえば今回の試遊では、確保した給水塔をどの勢力に渡すか選ぶことができた。街の自治を行う自警団「ピースキーパー」か、あるいはその地域で生きる「サバイバー」か。どちらを選ぶかによって敵対する相手が変わるなど、クエストのストーリーが変化していく。
また、ピースキーパーに施設を明け渡すとコンバット系スキル(街中に設置された罠などが使えるようになる)が入手でき、サバイバーに明け渡すとパルクール系スキルが入手できる。
選択はどちらか片方しか選べないし、スキルもすべてを取得することはできない。ストーリーの変化もあわせてどちらの陣営を助けるか悩ましいところだ。
もちろん、プレイヤーの選択はメインストーリーにも影響を与える。どのような行動をとったかによってエンディングも分岐していくので、自分の選んだ結末を見届けよう。
まとめ
ここまで試遊でわかった『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』の魅力をお伝えしてきたが、いかがだっただろうか。
広大な世界を駆け回るパルクール要素、近接主体のバトルシステム、育成システムや武器の改造の選択肢など、遊びごたえはかなりありそうだ。
メインストーリーを駆け足でクリアするなら約20時間、平均プレイ時間は約100時間を想定しているそうで、ボリュームもかなりのもの。
また、ゴア表現(グロテスクな表現)の規制がないのも嬉しいポイントだ。感染者はもちろん人間を攻撃しても部位欠損がきちんと発生する。
ゴア表現は相手の部位破壊を狙うバトルの戦略にも関わってくるし、よりリアリティと没入感のある体験を楽しむためにも重要になってくる。
なお、PS4版はフレームレート(映像の滑らかさ)こそ30fpsになっているが、グラフィックそのものはPC版と比べてもそこまで見劣りしない状態になっていた。PS4版での体験にもかなり自信があるようで、次世代機を持っていない人にとっても嬉しい情報だ。
ゾンビもののゲームや、アクション要素が強いオープンワールドが好きな人は本作をぜひチェックしておくべきだろう。
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『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』とは?
パルクールを駆使してゾンビの手から生き延びるシリーズ最新作!
スパイク・チュンソフトから発売のPS5,PS4,Xbox One,Xbox Series X/S,PC対応ゲームソフト『ダイイングライト2:ステイヒューマン』は、ゾンビから生き残ること目的としたオープンワールドアクションRPG。
本作のストーリーは、資源を求めた3つのチームが存在し、チームと協力/敵対など、プレイヤーの選択次第で物語が変わるので、どう生き残るかはプレイヤー次第だ。
また、本作最大の魅力は、パルクールにある。建物に登ることで、ゾンビから逃げられたり、有利に戦いを進めるために足場から落としたりと、プレイヤー自身の戦い方ができるぞ。
『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』の基本情報
発売日 | 2022年2月4日(金) |
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会社 | 【開発】 Techland 【販売】 スパイク・チュンソフト |
ジャンル | アクションPRG |
価格 | 7,980円(税抜) |
対応ハード | PS5,PS4,Xbox One,Xbox Series X/S,PC |
商品情報 | パッケージ版/ダウンロード版 |
公式サイト | ダイイングライト2公式サイト |
公式Twitter | ダイイングライト公式Twitter |
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Non-contractual visuals.
GameWith編集者情報
気になったゲームを片っ端から買っては積んでしまうタイプのゲーマー。好きなジャンルはホラーと洋ゲー。「良いゲームと出会った!」と思ってもらえるようにゲームの面白さ、魅力を紹介していきます! ゲーム以外の趣味は「登山」「キャンプ」「スノーボード」というアウトドア派な一面も。 |