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コジマプロダクション10周年記念展「BEYOND THE STRAND:創造と挑戦の航路」内覧会レポート!『デススト』の初公開資料からNiantic Spatialと取り組むARコンテンツまで

コジマプロダクション10周年記念展「BEYOND THE STRAND:創造と挑戦の航路」内覧会レポート!『デススト』の初公開資料からNiantic Spatialと取り組むARコンテンツまで

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この記事でわかること

・コジマプロダクション10周年記念展の見どころ

・小島監督が語るAIとものづくりへの考え方

・会期や料金など、イベントの開催概要

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この記事を書いた人
深津庵
気づけばライター歴25年目。現在GameWithのほか、「ガジェット通信」で主に位置情報ゲーム関連記事を執筆。
これまでにKADOKAWA系列でも『Ingress』『ポケGO』『ピクミンブルーム』『モンハンNow』、『FFXI』専門誌ヴァナ通全般、月刊誌で初代からモンハンシリーズ担当。
書籍を含め数え切れないほど、好き放題遊んでいます。

コジマプロダクションの設立10周年を記念した展覧会「KOJIMA PRODUCTIONS 10th ANNIVERSARY EXHIBITION BEYOND THE STRAND:創造と挑戦の航路」が、2026年10月31日(土)から12月20日(日)まで麻布台ヒルズギャラリーで開催される。

コジマプロダクションは、小島秀夫監督が率いる「DEATH STRANDING」シリーズなどを手掛ける開発スタジオだ。

GameWith編集部は本展のメディア向けの内覧会に参加し、小島監督の創作の原点から新作『OD - KNOCK』まで、コジマプロダクションの10年の歩みをたどれる会場を巡ってきた。

本記事では、中でも注目したい5つの体験をリポートする。記事の後半では、創作とAIの関係について小島監督が想いを語った質疑応答についても紹介しているので、ぜひ最後まで読んでほしい。

目次

創作の原点から未来へ。会場で注目したい5つの体験

本展では、『DEATH STRANDING』の誕生から『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』の制作過程、開発中の新作『OD - KNOCK』まで、小島監督の歩みを体験できる。

さらに、Niantic Spatialと取り組むARコンテンツも楽しめる。

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▲入口では実物大の「10周年ルーデンス」がお出迎え。

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▲これまで手掛けてきた作品にまつわる数々のアイテムや、受賞したトロフィーなども展示されている。

1.小島監督の創作の原点から『DEATH STRANDING』誕生まで

PHASE1では、小島監督が高校時代に安部公房氏の「なわ」を題材に書いた読書感想文から、『DEATH STRANDING』構想初期のプロトタイプ版にまつわる資料まで展示。

プロトタイプ版の映像や新川洋司氏のデザイン原画など、初公開・未公開の制作資料も多数並ぶ。

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2.『DEATH STRANDING 2』とともに進化した制作技術・環境

PHASE2では、『DEATH STRANDING 2』の制作過程の資料とともに、開発環境がどのように進化していったのかを紹介。

コロナ禍の制作を支えたテレプレゼンスシステム「窓」は、会期中常時コジマプロダクションのオフィスとつながっている。また、初期のエンディング案やロケハン資料も公開されている。

コジマプロダクション10周年記念展「BEYOND THE STRAND」内覧会レポート!『デススト』の初公開資料から新作『OD』の“赤い扉”、Niantic Spatialと取り組むARコンテンツまでの画像

▲テレプレゼンスシステム「窓」。

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『DEATH STRANDING』や『DEATH STRANDING 2』で使用された楽曲に関する展示や、ヒッグスのバトルギターなども並ぶ。

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3.開発中の新作『OD - KNOCK』から垣間見る次なる創造

PHASE3では、期待の新作『OD - KNOCK』の世界を少しだけ体験できる仕掛けも。プロモーション映像に登場した“赤い扉”が完全再現されているので、ぜひ扉の前に立ってみてほしい。

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コジマプロダクション10周年記念展「BEYOND THE STRAND」内覧会レポート!『デススト』の初公開資料から新作『OD』の“赤い扉”、Niantic Spatialと取り組むARコンテンツまでの画像
コジマプロダクション10周年記念展「BEYOND THE STRAND」内覧会レポート!『デススト』の初公開資料から新作『OD』の“赤い扉”、Niantic Spatialと取り組むARコンテンツまでの画像
コジマプロダクション10周年記念展「BEYOND THE STRAND」内覧会レポート!『デススト』の初公開資料から新作『OD』の“赤い扉”、Niantic Spatialと取り組むARコンテンツまでの画像

▲映像の撮影に使われた小道具も初公開されている。

4.初公開の立像と360°映像インスタレーション

本展のために制作された立像も初公開。マゼランマンの巨大な像も展示されている。

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▲会場の中央には直径6mの巨大スクリーンを設置。『DEATH STRANDING』の世界を360度見渡せる映像が投影され、刻々と天候が変化する様子を作中の環境音とともに味わえる。

5.Niantic Spatialとの取り組み

Niantic Spatialの空間キャプチャ技術で再現されたコジマプロダクションの社内を、津田健次郎氏のガイドを聴きながら散策できる。耳元で聞こえる声は臨場感たっぷりなので、ぜひ体験してほしい。

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さらに、Niantic Spatialと共同で開発中のプロトタイプにあたるAR体験も楽しめる。

会場で配布されるQRコードから専用アプリ(App Store/Google Play)をインストールすると、会場の外で『DEATH STRANDING』の主人公サムのように、荷物運びを疑似体験できる。

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▲まずは荷物を運ぶ依頼を受注。表示される目的地を目指して歩いていこう。

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▲散策中にBBの様子を確認したり、多機能センサーデバイス「オドラデク」で周囲の地形をスキャンしたりすることもできる。

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▲作中と同様に、スポットに「いいね」をすることもできた。そして荷物を目的地まで運び終えると……

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▲時雨が降り出し、周囲にはBT(Beached Things)の姿が。この先は、ぜひ実際に体験してほしい。

このアプリをプレイできるのは展示会期間中のみ。音が非常に重要な体験なのはもちろん、『デススト』ファンにはたまらない演出も盛りだくさんなので、ぜひイヤホンを用意して、周囲の変化を全身で楽しんでほしい。

コラボアイテムやオリジナルグッズも

各企業とのコラボレーションに関連したアイテムも多数展示。『DEATH STRANDING』と同じ時代に起きたもうひとつの物語を描く完全新作アニメーションシリーズ『DEATH STRANDING ISOLATIONS』に関する資料もあった。

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物販コーナーでは、『DEATH STRANDING 2』のコンセプトアートを使ったサムやヒッグスたちのアクリルジオラマ、クリプトビオシスのフィギュアマスコット、BBPODクリアポーチなどが販売されている。なお、ショップの利用には本展のチケットが必要だ。

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小島監督が考える、創作の魅力とAIの関係

メディア向けの内覧会では、小島監督への質疑応答も行われた。ここからは、特に興味深かった内容をピックアップしていく。

──小島監督の手掛ける作品では、シリアスなテーマとユーモアのある表現が共存していることについて教えてください。

小島監督
ゲームはインタラクティブなのでプレイヤーが好きなように動けるわけです。例えば、『デススト』ですと怖いエリアや演出を乗り越えていきますが、緊張の糸をずっと張ってしまうと(プレイするのを)やめてしまうこともある。そこで、意図的に怖がらせるために笑いもとる、感情の波を定期的に作っていくよう心がけています。

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▲いろいろなアプローチを用意したうえで、どう遊ぶのかをプレイヤーに選んでもらえるようなゲーム作りを目指しているとのこと。

──キャスティングなどで大切にしていることを教えてください。

小島監督
キャスティングについては、この60年くらいの人生で好きだった人たちです。

ゲームを制作するには4、5年かかりますし、俳優のみなさんも特殊な撮り方を2、3年続ける非常にタフな状況なので、お互いが理解し合える関係でいられるかを慎重に考えて、キャスティングをしています。

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▲小島監督は音楽も同じだとしたうえで、できあがった曲を提供していただくのではなく、一緒に現場で制作に携わっていただき、「ゲームの音楽」としての整合性を取ることを目指していると語った。

──ゲームグラフィックやモーションキャプチャーなど技術が進化し、最近ではAIの活用も広がっています。現在の技術は、小島監督が表現したい物語を実現するうえで十分だと考えていますか?

小島監督
ゲームはテクノロジー依存のエンタメなんです。ボクがゲーム業界に入った40年前は喋れなかったキャラクターの表現も、テクノロジーの進化とともにその幅を増やしてきました。

16色だったものが3Dになり、俳優さんと仕事ができるようになって、そしてミュージシャンの音楽をそのまま、それ以上に分解して出せるようにもなっています。

AIについてですが、例えば画像編集や加工を行う「Photoshop」はデジタルによる便利なツールです。効率化という点ではとても便利なものですが、絵を描くというのは完成させるのが面白いんじゃなくてその過程が面白いんですよ。

それは、粘土をこねて壺を作ったり、プラモデルを作ったりするのも同じで、“過程”が本当のものづくりだと思うんです。AIが出したものに再度指示を出すのもいいんですが、ボクが思うものづくりとしては面白くない。そういった点で言えば、物作りがどうなっていくのか心配ではあります。

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▲「AIに指示を出してポンっと物が出来上がるのは便利ですが、ボクが思うものづくりとして、それはおもしろくないんです」と小島監督。

まとめ

小島監督とコジマプロダクションの10年の歩みを、制作資料、立像、映像、ARと多彩な形で味わえる本展。

「DEATH STRANDING」シリーズのファンはもちろん、小島監督の創作に興味がある人も、会期中にぜひ足を運んでみてほしい。

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開催概要

名称KOJIMA PRODUCTIONS 10th ANNIVERSARY EXHIBITION BEYOND THE STRAND:創造と挑戦の航路
会期2026年10月31日(土)〜12月20日(日)
会場麻布台ヒルズギャラリー(東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MBF)
開館時間月〜金 12:00〜20:00/土・日・祝 10:00〜20:00(最終入館19:30)
※12月16日(水)は17:00閉館(最終入館16:30)
※営業時間は変更になる可能性あり
休館日会期中無休(予定)
料金(税込)プレビュー入場券(10月31日~11月3日の日時指定券)/前売り券 2,600円(11月4日〜12月20日の日付指定)/当日券 2,800円(11月4日から販売)
※そのほかオリジナルグッズ付き券もあり
チケット販売ローチケ/Klook/Trip.com
主催BEYOND THE STRAND 製作委員会
▶公式サイトはこちら

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