スマホで本格的なオープンワールドMMORPGが楽しめる『ノアズハート』クローズドβレビュー
大作スマホMMORPG『コード:ドラゴンブラッド』を開発したArchosaur Games社が手がける新作MMORPG『ノアズハート』。
コンソールゲームにも用いられる高性能ゲームエンジン「Unreal Engine4」で描き出される、広大で美しい世界が大きな魅力となるタイトルだ。
そんな本作の英語版クローズドβテスト(CBT)が、2021年の年末に開催された。
日本語版に先駆けてこの英語版クローズドβテストに参加したので、そのプレイインプレッションをお届けしよう。
なお、今後日本語版のCBTも開催予定とのこと。ぜひ記事に目を通して、来たる日本語版を楽しみに待ってほしい。
※英語版のCBTは開発中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合があります。
目次
宝を求めて探検や、謎解きにバトルにと広大なマップを自由に冒険!
本作は仮想惑星ノアという世界を舞台に、記憶をなくした主人公が様々な人たちとの出会いや謎の敵たちと戦いを経験して成長していくオープンワールドMMORPGとなっている。
自身の記憶を取り戻すため、旅先で出会った仲間たちと共に惑星内を旅することとなる。
最大の特徴がその広大なオープンワールドマップで、険しい山岳や近代的な都市、はたまた中世のような雰囲気の街から牧歌的な村まで、たくさんのフィールドが主人公を待ち受けている。
メインのストーリーはあるが、物語を中心にすすめるもよし、まだ見ぬ土地を先に探検するもよし、自由なプレイスタイルで探索や冒険が行える。
フィールドではアイテム採集を行ったり、謎解きギミックに挑戦したり、強敵を倒すクエストに挑戦したりと、やれることがたくさんだ。
もちろん広大なマップには至るところに宝箱が隠れていたりするので、オープンワールドのゲームが好きで、マップの隅々まで探索するのが好きなユーザーにはたまらないだろう。
また、広大なフィールドを探索する上で、馬に乗った移動やワープポータルといった便利な要素も多いので、広さがストーリーやクエストの進行の障害になることもなかった。
加えて近くに宝箱やフィールドギミックがある場合、近づくと画面内にアイコンが表示されるので、探索の手助けとなってくれたのも評価ポイントだ。
さらに、本作において冒険を楽しくするアクションとして、鉤縄移動とジェットパックの存在が挙げられる。
鉤縄を駆使してフィールドを隅々まで探索!
鉤縄移動は、フィールドでも戦闘中でも仕様可能なギミックで、画面の中央に向けて鉤縄を放ち、そこまで素早く移動ができる。
マップ上の至るところ、例えば建物の屋根や木の先端などには鉤縄を引っかけられるので、宝箱探しやマップの把握、ショートカットなど使いみちは様々だ。
戦闘中は敵の攻撃を避けるのに使うこともできるほか、ゴーレムのような大型の敵の頭に捕まって、そこから弱点を攻撃したりと立体的な戦闘もできる。
スピーディかつかなり格好良く戦えるので、アクション要素に慣れてきたらぜひ活用してもらいたい。
ジェットパックで自由に空を飛べる!
もうひとつの重要な移動手段がジェットパックだ。これを入手すると、フィールド上のどこでもジェットパックで空に飛び上がることができる。
目的の高さまで飛んでジェットパックの使用をやめるか、燃料が尽きると自動的にパラグライダー状態になるので、滑空状態で移動すれば遠いところも高いところも移動し放題だ。
街の高いところに行ったり、山や崖を一気に登ったりと、マップ探索が非常に捗るギミックであり、同時に高速で空を飛ぶ爽快感も楽しめる、本作の目玉のひとつといえるものとなっていた。
自由なキャラクリエイト、そしてキャラクターカスタマイズ
『ノアズハート』はゲーム開始時にかなり細かいキャラクリエイトを行うことができるので、キャラクリエイトが好きなユーザーはここだけで数時間費やすことだろう。
顔の造形や体型、髪型などはもちろん、目の形や色などかなり細かく設定できた。
また、職業の概念が存在せず、装備可能な武器種(剣&盾、双剣、槍、弓)を自由に切り替えられる。スキルポイントによって得意な武器種を伸ばしたりと自由なカスタマイズが行えるので、メインウェポンとサブウェポンの育成を行うなど、プレイヤーの嗜好が反映されるだろう。
幻霊たちと強力して戦いを勝ち抜け!
本作の戦闘紹介に入るまえに、もうひとつ重要な要素である幻霊を紹介しておく。
幻霊は主人公の戦闘を手助けしてくれるサポートキャラクターのようなものであり、大切な旅の仲間だ。
ストーリーの進行やガチャ、イベントなどによって非常に多彩な幻霊を仲間にすることができる。
幻霊は4人までPTとしてセットすることができ、その中でもメインとして一人だけ「入魂」状態にすることでその幻霊の恩恵を受けたり、戦闘中にスキルとして幻霊の技を打てるようになる。
幻霊の技はキャラクターによって性質がまったく違うので、強力な攻撃をするものから味方にバリアを張れるものまで様々。
戦闘中以外ならば「入魂」する幻霊は自由に切り替えられるので、敵によって主人公をアタッカーにしたり、ヒーラー、バッファーといった役割を変えることも可能だ。
たくさんの幻霊を育てておけば、状況に応じて全く違うプレイスタイルで戦闘することもできるだろう。
また、特定のマップでは味方NPCとして、編成した幻霊たちが一緒に戦ってくれることもある。お気に入りの幻霊を連れて行くもよし、バランスのよいPT編成にするもよしだろう。
ハイスピードなアクションバトルは爽快感抜群!
本作の戦闘は、ハイスピードなアクションバトルとなっており、基本は攻撃ボタンと回避ボタンをタップするだけで戦闘が行える。
フィールドでの戦闘は基本的に主人公ひとりだが、ダンジョンやイベントによっては幻霊やNPCが戦闘をサポートしてくれる。
彼らは自動で戦闘を行うので、プレイヤーは主人公を操作することになるが、メインとなる軽攻撃、重攻撃の組み合わせによって様々なコンボが繰り出せる。
筆者がメインで使っていた双剣の場合、軽攻撃を当てた後に重攻撃を繰り出すことで敵を中に浮かせ、その後軽攻撃を連打することで空中コンボが発動。
締めにまた重攻撃を出すと叩きつけてフィニッシュといった連続攻撃が行えた。
手軽にコンボが決まるのは非常に楽しいし、爽快感に溢れるバトルが楽しめる。
なお、武器のスキルが増えていけば自分で技を入れ替えて好きなコンボを作れるようなので、格闘ゲームのようなコンボ研究をしてみるのも楽しいかもしれない。
敵が強い攻撃を繰り出す際は範囲がマーカーとして表示されるので、回避スキルや鉤縄を使って回避しよう。
さらに、前述した「入魂」状態の幻霊によって、その幻霊特有の攻撃やアクションが2つ使用できる。クールタイムが長かったり回数制限があったりするものがほとんどだが、その分強力なので積極的に使っていくとよさそうだ。
また、戦闘中に攻撃を当てていくとスキルゲージが溜まっていき、「入魂」状態の幻霊やPTに編成している幻霊の必殺技を打つことができる。
幻霊必殺技はカットインと共に強力な攻撃を繰り出してくれるので、強敵相手にもってこいだ。
そのまま使っても強力だが、先ほど少し触れたように幻霊必殺技同士をコンボさせることもできる。
迫力の必殺技が連鎖する様は非常に爽快なので、リリース後にはぜひ多くの方に体験してもらいたい。
まとめ
細かいキャラクタークリエイトから始まり、自由に探索・冒険が行える広大なフィールド、爽快感溢れる戦闘やNPC・幻霊との交流など、まさにオープンワールドRPGといった要素がこれでもかと遊べる『ノアズハート』。
本稿では触れきれていなかったが、ひとくちにアイテム採集といってもツルハシで掘ったり、虫取り網で捕まえたりと手段が豊富で、採集アイテムは調理や加工して利用するなど戦闘以外の要素を楽しむプレイも可能だ。
他にもハウジングや馬のテイム・ブリードといったできることを挙げていけばキリがないほど。
オープンワールドで自由度の高いゲームを堪能するにはもってこいの作品だろう。
なお、今回は英語版のクローズドβテストとなっていたが、日本語版のβテストも開催予定とのこと。
日本語版の最新情報は『ノアズハート』Twitter公式アカウントで発信されていくので、ぜひそちらもチェックしてほしい。
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